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 06月30日
   
選別思考 3542−180
   
我池では、四月上旬に初子を採る。三月下旬の時もある。
四月中で採卵を止める。
今期は会員が五月の卵を欲しいと希望を寄せたので、三月の終わりに追っていたのを分けてしまった。
それから、産卵不順が始まった。
自らの不始末の解消を温度掛けに託す気にもならず、病気にさえならなければと、予防の手立をしてなすがままにしていた所、十数腹採れたが、卵数が少なく会員へは送れず、選別する前から鮒尾ばかりに見え、拾う魚もいないので全部捨てる腹もあり、気落ちしていたところ、丸鉢へ移す辺りで異変を感じられた。
やっと気が入ってきて、丸鉢三十四鉢へ入れる程になっていた。
昔の高知の魚みたいな泳ぎをしている。
最初の一腹は、じきに張り始めてしまった。
もし丸鉢へ入れていなかったら、全滅だっただろう。

2020.06.30(Tue)  土佐錦魚TOP
 06月29日
   
選別思考 3541−179
   
あと十日早く丸鉢へ移していたらと後悔してももう遅い。
それでも辛抱強く育てていると、中には大阪ランチュウ系の良魚が残る。
その時にまた、もう十日早く丸鉢へ移していたら、こういう子が一杯残っていたのにと、後悔する。
だけど、一ヶ月半角鉢で育てていても、一向に広がりに影響を見せない腹もいる。リュウキン系は、その傾向を見せる。
だからと言ってそのまま角鉢で育てると、木偶の坊になる。
後悔先に立たず、目安は一ヶ月、教わった通りになった。
尾の開きを見て早めに移すことや、リュウキン系は一ヶ月半ほどは猶予をくれることも、経験知となった。
それを丸鉢へ小分けして弊害を解消する。
その時から丸鉢の良さを利用し出す、秋が深まるまでの土佐錦魚作りが始まりを告げる。

2020.06.29(Mon)  土佐錦魚TOP
 06月28日
   
選別思考 3540−178
   
そのままズーッと選別しながら育てるのが、最上とされている。
二歳までズーッと育てるのが、ベストとされている。
でも、ほとんどの人は、角鉢で採卵している。
それは限られた設備と、手間が掛かることから角鉢にしている。
そこから、遅くても一ヶ月以内に丸鉢へ移すことと教わった。
張りの強い子は、角鉢のままでは尾が広がりやすい。
時を外すと、ほとんどが張り過ぎでハネになってしまう。
張りの強い子は、針のような子の尾が広がりを見せた時には、良く張っている。
この腹は大阪ランチュウ系だなと感じられる。
そんな子たちは、一ヶ月を待たずに二十日や二十五日でも丸鉢へ移した方が無難になる。
角鉢でいい子がいっぱい育つと、上下左右に間隔をとって、いつまでたっても泳がない。
混み飼いの弊害が出てくる。
張りの良い子をそのままうっかり育てていると、丸鉢へ移しても尾は広がっていて、尾先を流そうとしない。

2020.06.28(Sun)  土佐錦魚TOP
 06月27日
   
選別思考 35339―177
   
土佐錦魚を作る為の工夫ではなく、
大きく育てる為の自分本位の工夫となっている。
夜電気を点けてまで餌を与えているのも、大きく育てる為の自分本位の工夫となっている。
丸鉢に夜ヒーターを入れて、温度を下げないで大きくしている。
伝統を率いていた人たちがいなくなると、こんなに凄いことになるとは驚いた。
何を学んで、何を受け継いだのか。
何を発展させるべきなのか。
角鉢は決して邪魔者ではない。必需と言える。
丸鉢で採卵するのがベストとされている。受精率が向上する。
丸鉢で孵化させるのがベストとされている。
混み飼いしなければ、育ちに心配がない。
孵化後の収容尾数も驚くほど多い、

2020.06.27(Sat)  土佐錦魚TOP
 06月26日
   
選別思考 3538−176
   
角鉢になったらエアーストンを使用して空気を入れる。
東京では、我池でも、常識的になっている。
酸素を増やして、収容引数を多くする。
生長も良くなる。が、それだけではない。
気泡病になりづらくなる。
エアーストンは酸素を足すだけでなく、
酸素過飽和から酸素を放出する役目もする。
かすかな流れを作って、鉢全体の水や魚を活性化する。
上面と底面の温度差を少なくする。
人間の生活に例えるとエアコン生活のような快適さになる。
昔にはなかった現代の進歩と言える。
水も長持ちして、空いた手間を当歳の方へかけられる。
常に丸鉢の傍(かたわら)に角鉢はあった。
だが、丸鉢にエアーストンを使用して空気を入れることは、
場違いの工夫となる。

2020.06.26(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月25日
   
選別思考 3537−175
   
初心者的で素人から脱却出来ていない発想に過ぎない。
土佐錦魚を作ろうとしていない発想になる。
伝統の土佐錦魚にはかえって邪魔な発想になる。
学んでいない人たちが、いつの時代でも繰り返す発想になる。
むやみに丸鉢を否定しない。無暗に角鉢を否定しない。
現在は双方がうまく棲み分けている。
当歳は丸鉢で、二歳と親からは角鉢で。
これを角鉢派の人は、当歳も角鉢でと言い出すから、棲み分けが崩れる。
高知の人が築き上げた感性を、全国の人が理解してくれるとは限らない。
人は自分に都合の良いことを受け入れる。
土佐錦魚に自分を合わせようとする人は少ない。
多くの人は、自分に土佐錦魚を合わせようとする。
これは高知でも実際にあった出来事になる。

2020.06.25(Thu)  土佐錦魚TOP
 06月24日
   
選別思考 3536−174
   
それは、ある程度角鉢も使い方次第ということになるが、今日迄に作られて来た土佐錦魚だから、角鉢でもある程度維持ができている、と認識してほしい。
これから半世紀も角鉢で育てられたら、作られた土佐錦魚が、だんだん解れて、土佐錦魚属の台頭を招いてしまうだろう。
丸鉢で土佐錦魚を愛している人の中に、角鉢という土足で踏み込まないで欲しい。
角鉢土佐錦魚でいい人は、それでいい。
伝統とは異なる別の道を歩めばいい。
土佐錦魚の飼い方を知っていても、
土佐錦魚の作り方を知らない、無知からの発想にすぎない。
指導者に恵まれていないか、指導を無視しているか。
それとも、土佐錦魚の作り方を知らない人が指導者なのか。
他の金魚の飼い方の応用を、無意識に用いているのか。

2020.06.24(Wed)  土佐錦魚TOP
 06月23日
   
選別思考 3535−173
   
今期(2019)のような東京の梅雨では、元気にして置くのが精一杯。
水温が二十五℃以上では蓋ができない。
蓋をすると蒸れて病気になり、何をしても治らない。
仕方なく雨水を入れる。するとあくる日に水替えをする。
幸い鉢に余裕があるので、隣の鉢は置き水二日目をして
風通しのいい蓋をしてある。
一個置きの蓋なら蒸れない。
置き水一日目は一トンの溜め池、毎日のように続く雨にも、
毎日のような水替えにも、
置き水二日で対処できている。
あとは丸鉢の使いよう次第となる。
丸鉢本来の使い方をしていないと角鉢と大して変わらない。
そこから飼い易い「角鉢でも良い」という論が出てくるのか。
丸鉢は作るに向いている。角鉢は育てるに向いている。
だが今期の梅雨では、丸鉢を活かす機会が少なく、
角鉢の活躍が例年になく多かった。

2020.06.23(Tue)  土佐錦魚TOP
 06月22日
   
選別思考 3534−172
   
*育てると作る
置き水二日に近い工夫が、割り水での調整になっていた。
若いと魚が沢山いても面倒を見られるので、水が足りなくなる。
歳をとるとだんだん沢山の魚の世話ができなくなる。
魚を減らすと水や鉢に余裕が出来る。
置き水二日も余裕のうちになると、ハイポの存在を忘れる。
ハイポ派の人は、精一杯の魚を世話したいのかも知れない。
「でも一応は言いました」「置き水二日を伝えましたからね」
あとは、あなたの感性の趣くままに。
丸鉢と角鉢の問題も似たような性格がある。
土佐錦魚を飼うには、角鉢でいい、或いは角鉢がいいとする感性には、
丸鉢の感性は通じないのだろう。
「角鉢では、土佐錦魚は誕生しませんでした。
それが土佐錦魚の歴史で、土佐錦魚は丸鉢で作られて来たのですよ。
それが土佐錦魚の伝統です。
一応お伝えして置きましたからね」。

2020.06.22(Mon)  土佐錦魚TOP
 06月21日
   
選別思考 3533―171
   
だが、土佐錦魚はハイポでいいと思っている人が、悲しい。
私も若い頃の一時期には、置き水の汲みたてにハイポを入れて塩素を抜き、
それを一日置いて二日のつもりで使用していた。
ハイポ派の人たちも、何かのつもりでいるのかも知れない。
人も熟れてきた頃に一期だけでも置き水二日を経験しておけば、
その経験を活かして、色々な工夫をすることができる、
経験なしに、ハイポで良いと言っても、説得力がない。
少しでいいから、土佐錦魚に敬意を払ってもらいたい。
角鉢と一緒でハイポも使いようになる。
外の角鉢にはもうタネ用と判断された当歳が入っている。
八鉢の内一鉢は置き水ようにしているが、間に合わなくて新水を入れると直ぐにハイポを入れて、塩素抜きをし、翌朝魚を入れる。
もっと忙しいと朝の置き水へ昼に魚を入れてしまう。
勿論、角鉢だから口は大きくなり、目幅は広くなる。
それでも健康に育っている。

2020.06.21(Sun)  土佐錦魚TOP
 06月20日
   
選別思考 3532−170
   
*練れた水と粗水(あらみず)
東京でベテランの人が、我池に当歳を受け取りに来た時、
『玉野さんの魚は肌が綺麗だ』と言っていた。
私は内心で「この人は置き水二日をしていないな」と呟いた。
この人は、丸鉢を使用している。
置き水二日が基本と念頭に置いて、それができない時には、
割水による調整が丸鉢使用以前の土佐錦魚作りの前提になる。
飼うと作るの分岐点は、ここから始まっている。
そして最後に置き水二日をしていると良くなると感じて終わる。
ハイポ使用は、応急の対応策となる。
土佐錦魚の生涯を、応急の対応策で育てなくてはならないのか。
それしかできない事情には、辛い思いを寄せるべきだろう。
我が身は恵まれているのだ。

2020.06.20(Sat)  土佐錦魚TOP
 06月19日
   
選別思考 3531−169
   
粗水をそのまま使うと魚も粗くなる。
餌の食いはいいが、鱗(こけら)が粗くなる。
粗水は二日置くと練れてくる。或いは、熟(こな)れてくる。
粗水にそのまま入れる人は、土佐錦魚を飼っている。
熟れた水を使う人は、土佐錦魚を作っている。と教えてくれた。
土佐錦魚を、飼うと作る、の違いに、全ての結論が向いて行く。
土佐錦魚への取り組む意識の相違が、形になって現れる。
当時の高知の水道水は、半分が地下水なので、井戸水と大して変わりない。
夏場の井戸水は冷たくて酸素が入っていない。
水道水は温い(ぬくい)し酸素が入っている。
水道水は朝なら鉢の水温と変わらない。
溜め水の置き場所がなかったり、仕事前の忙しい時には背に腹はかえられず、
元水の割水で練れた水状態に調整していた。
練れた水や割水は、土佐錦魚作りの基本の条件と言える。

2020.06.19(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月18日
   
選別思考 3530−168
   
高知は割と風が少ないので、風通しを少しでも良くしている。
洗面器にすくった飼育水の出来た水が割水になっている。
名だたる人たちは、元水の割水を必ずしていた。
我池では、六十七鉢が二時間程だから、似たペースになる。
角鉢に一時間、計三時間は最低かかる。
暗いウチの三時から始めて、六時に餌をやる。
若い頃はそうだが、この頃では毎日六十七鉢の水替えがきつくなり、
一日置きの水替えで三十三鉢が二時間程掛かってしまう。
角鉢を入れて三時間は変わらないので、体力差を痛感する。
水道水の新水でも塩素を心配しなくていいのだから、そのままでも魚を入れたければ入れられるのに、必ず置き水をして、割水をしている。
練れた水を念頭に置いている。
新水のことを粗水(あらみず)と言っていた。

2020.06.18(Thu)  土佐錦魚TOP
 06月17日
   
選別思考 3529−167
   
屋上の隅に漁師が使う箱型の容器をタンク代わりにして、台の上に置いて貯め水にしている。
日射で自動的に水温が上がる。
上部が解放になっているので、苔掃除が楽にできる、と言う。
「やっぱり貯め水には苔を生やさないんだ」。
台の高さの落差からの太いホースの出口にコックが付いていて、丸鉢が30秒も掛からず一杯になる。
翌年に行ったら、丸鉢がブロックの台に乗っていて、丸鉢には手作りの真鍮の大きな栓がついていた。
ネジ山が少なくて、僅かの捻りで水が抜けるようになっていた。
『ネジだからゴム栓のように水漏れがない。朝は時間がないから鉢を返していられないし、毎日鉢を返すと腰を痛める』
丸鉢一つの水替えが2〜3分でできると言う。
水面は丸鉢すれすれになっている。

2020.06.17(Wed)  土佐錦魚TOP
 06月16日
   
選別思考 3528−166
   
*頻繁な水替え
「そんなに元水を入れたら、直ぐ水を替えなくてはならないのでは」と言うと、『土佐錦は、新しい水が好きなんだよ』と答えてくれた。
夏は、熟れた水状態で頻繁に替えているのか、と感じた。
直ぐ気泡になるので毎日替えなくてはならないのか。
その点では、東京の方が水の出来が遅いので楽なのか。
東京では、水が早く出来るようにしていないだけなのか。
高知では、品が第一と言っている割に、飼い方は豪快だ。
屋上のコンクリートの床に並んでいる丸鉢を返して水を捨てる。
元水洗面器一杯に魚を入れて、さっと擦って残りの水ごと鉢を返す。
鉢をさっと水洗いして、貯め水を入れ、洗面器を浮かべ、
洗面器の水を半分入れ替えて、馴染んだ頃に洗面器を空ける。
『二十鉢以上あると腰を痛める』と言う、だが遥かに超えている。

2020.06.16(Tue)  土佐錦魚TOP
 06月15日
   
選別思考 3527−165
   
それでも明くる日に、苔は復活する。
できたら、苔の生えている鉢へ水道水を直接いれない方がいい。
もし入れる時には、この時とばかりに直ぐにハイポを入れる。
すると苔が痛む以前に、塩素を中和してしまうように見える。
その水が明くる日には何となくトロっと濃くなる。
これが練れた水だなと感じられる。
珪藻の付着藻も浮遊藻もプランクトンも、水を熟してくれる。
高知の真夏では、置き水二日なんかしていたら間に合わないと、
置き水一日で必要に駆られた水替えがほとんどだった。
塩素が少ない水道水なら、あるいは井戸水なら、一日で熟れてしまうのかも知れない。
そんな時でも、洗面器一杯の割水をしていた。
あんなに割水入れたらまた直ぐ出来てしまうのに、と思った。
でも、理想の苔が生えた鉢ではほとんど濁っていない。


2020.06.15(Mon)  土佐錦魚TOP
 06月14日
   
選別思考 3526−164
   
透明感のある青水は、プランクトンでなく珪藻の浮遊藻になる。
理想の苔の珪藻は深緑をしている。浮遊藻も緑掛かる。
焦げ茶になっている苔からは、浮遊藻も茶色掛かる。
苔がなくて魚が見えない程の濁りは、緑藻関連と考えている。
この辺りを理系の会員に研究をお願いして、顕微鏡を渡したのだが、
なしのつぶてになっている。
もし私が現役を引退したら、苔やプランクトンや浮遊藻の研究をしてみたい。
置き水してもしなくても、浮遊藻が悩みの種となっている。
これは置き水の問題ではなく、苔の問題を履き違えている。
鉢の洗いが足りないと、置き水は一日でも二日のようになる。
ほとんど洗わないと、ハイポでも置き水二日のようになる。
病気発生後は、鉢に直接水道水を入れて殺菌を兼ねているが、
塩素がひどい時には、苔の先が白くなる。

2020.06.14(Sun)  土佐錦魚TOP
 06月13日
   
選別思考 3525−163
   
ちょっと鉢の洗い方が悪いと、割水が要らないほどに浮遊藻が活性している。
プランクトンは、付着藻がないと直ぐ流れてしまう。
一度だけ苔を削いで顕微鏡で見た頃がある。
苔の間にプランクトンがいっぱい居た。
おそらく、動物性も植物性もいるのではないかと思われる。
プランクトンは、青水の素の浮遊藻やバクテリアを食べる。
意外とバカにできないと思っている。
苔が繁茂していると、青水ができにくいのはプランクトンの活躍があると考えている。
苔が繁茂している鉢へ水道水を直接入れると、苔を痛めてしまい、プランクトンへも悪影響を及ぼす。
この場合のプランクトンとは、主に珪藻に関係していると考えられる。
付着藻の珪藻との共生関係がある。
では、青水は珪藻プランクトンではないのか。

2020.06.13(Sat)  土佐錦魚TOP
 06月12日
   
選別思考 3524−162
   
そこでどうしてかと、試してみると。
魚の粗さがとれた。
肌が滑らかになった。
魚の品が良くなった。
発色が良くなった。
これが究極への土佐錦魚なんだと、実感させてくれた。
餌食いがすこし少なくなった。
生長が少し遅くなった。
置き水置き場の確保が大変になった。
水が直ぐにできてしまうので、水替えが忙しくなった。
良くなることは上級者に必須となり、こと品に関しては絶対的に必要とされる。
だが、初心者には関心が及ばない範囲となる。
餌喰いや生長や不便なことは、初心者には重大事項となる。
ハイポ派の人に「品が良くなる」と言ってもなかなか通じない。
それからは「プランクトンを育てて置くから」と答えると、
ハイポ派の人は黙ってしまったり、『ふーん』と言う。
多少の関心事であっても、実行には値しないと見える。

2020.06.12(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月11日
   
選別思考 3523−161
   
置き水のことを言うと、大概は『ハイポで塩素抜きをしたのとどこが違うんだ』と言われることが多い。
溜め水や飼育水の塩素を抜くだけなら、溜め水なんかいらない。
塩素抜きだけなら、ほんと、ハイポで十分。
私も若い時にはそんな思いをしたことがある。
高知で魚を袋詰めする時、直接水道水に魚を入れたことがある。
びっくりしたが、魚は死ななかった。
昔の高知の水道水は、東京より塩素量が極端に少なくて済んだ。
蛇口から出る時には、塩素が無いも同然と言っていた。
それでも、たとえ井戸水でも、置き水は二日がいいと言う。
井戸水なら一日目は酸素補給と言える。
水道水なら基本的に一日目は塩素抜きと言える。
一日置き水で差し支えないと思える。
何でだろうと質問したら、練れた水、熟れた水と答えてくれた。
やはり、品良く仕上げるには、練れた水がいいと言う。
練れた水で毎日水替えが基本になる。

2020.06.11(Thu)  土佐錦魚TOP
 06月10日
   
選別思考 3522−160
   
濁りの調節は、割水でする。濁りと言っても透明感がある。
土佐錦魚の飼育水は、透明感のある濁り水になって、底にいる魚が少し見づらくなる程で、毎日水替えが基本になっている。
置き水二日で水替えした朝には透き通っていて、午後には少し濁るように割水で調整をする。夕方には透き通ってしまう。
基本的で変則的な水替えには、一日置きの水替えがある。
色々な事情があって止むを得ず毎日取り替えられない時にする。
この場合、置き水を一日にして、割水を少なくすることが多く、二日目に濃い透明感のある飼育水ができるようにもってゆく。
水替え時の鉢の洗い方がかえって難しくなったり、底水や糞取りが面倒だったり、浮遊藻との戦いが繰り返されたりするが、一日目の水の出来を遅くして、
なんとか二日保たしてしまう。
一日目で少し出来た水になり、二日目で少し出来過ぎ気味な水になり、
肌は毎日水替えよりかえって滑らかになる。
だが、二日目の水が出来過ぎると、魚自体が柔らかくなる。
魚自体が柔らかい系統なら、毎日水替えが向いている。
魚自体が硬い系統には、一日置の水替えでもやっていける。

2020.06.10(Wed)  土佐錦魚TOP
 06月09日
   
選別思考 3521−159
   
*出来た水
置き水二日で少し濁り始めた水は、熟れ過ぎているが使える。
置き水三日で熟れ過ぎた水は、当歳では使えない。
置き水二日で濁りのない水が、熟れた水や練れた水と言われる。
苔が生えている丸鉢での置き水二日で、少し濁り始めた水ができる時は、
普通は鉢の洗い方が不十分な時が多い。
サッと洗えばいい鉢と、丁寧に洗わないと濁る鉢と一鉢ずつの個性がある。
置き水で熟れた水と、飼育水での出来た水とは異なる。
置き水自体は濁らせたくない。
苔の付いている鉢で濁るなら、苔のない池で置き水を一日、
その水を苔のある丸鉢へ移して一日、置き水二日が無難になる。
また、汚れた水のまま一日置くと、丸鉢の苔の生えが良くなる。
置き水二日で飼育すると、飼育水の水が出来易くなる。
出来易くなるから、割水が少なくなる。

2020.06.09(Tue)  土佐錦魚TOP
 06月08日
   
選別思考 3520−158
   
逆に、四十℃程の高温になると、浮遊藻は活躍できなくなる。
そこまで魚も、悠長(ゆうちょう)に待っていられない。
餌を食べて落ち着いた頃、結局水替えすることになる。
温度さえ合わせば、案外魚は平気でいる。
水替え時には鉢をよく洗う。苔を落とすことではなく、
苔から浮遊藻を洗い流す。
夏場濁る程なら殆どの浮遊藻は出ている。
割と洗い易い。この時の水替えは浮遊藻を一掃するためなので、
元水や割水を使用せず、できたら置き水二日を鉢へ入れ、
温度合わせをしたら魚を入れてしまう。
置き水がない時にはハイポも止むなし。
魚は眩しそうだが案外平気でいる。
丸鉢に理想の苔や、役に立つ苔がギッシリ生えていれば、
こんな苦労はしないで済む。
付着藻が浮遊藻を制限してくれる。
こんな時の置き水は、苔が生えていない溜池の方が使える。
苔が生えている鉢での置き水なら一日でも良いのかも知れない。

2020.06.08(Mon)  土佐錦魚TOP
 06月07日
   
選別思考 3519−157
   
全ては浮遊藻と付着藻のせめぎ合いに掛かっている。
全ては、理想の付着藻が繁茂していることが、前提となる。
理想の付着藻が繁茂していると、二日目でも濁らない。
だが薄くは濁っていて透明感がある。水の濃度が濃くなる。
理想の苔ではないが役に立つ苔でも同様となる、
同様な役目をしている苔を、役に立つ苔と呼んでいる。
だが役には立つが苔の手入れが難しい。それでも理想の苔が望めない以上は、
役に立つ苔との付き合いが始まる。
役に立つ苔でも、やはり繁茂していることが前提になる。
中途半端だと落とした方が良いか、剥がした方が良いかを迷う。
もちろん残した方が無いより良い。少しずつ繁茂へと近づく。
だがその間、浮遊藻の台頭に悩まされる。
今朝替えたはずの水がもう濁る。濁りは浮遊藻の急激な繁殖。
何で濁ると不可ないのか。高温では気泡病や、鰓をやられ易い。

2020.06.07(Sun)  土佐錦魚TOP
 06月06日
   
選別思考 3518−156
   
*浮遊藻と付着藻
浮遊藻と付着藻は共に藻類となっている。苔類ではない。
錦魚飼いは、付着藻を通称で苔としている。
錦魚飼いは、浮遊藻を通称で青水としている。
浮遊藻と付着藻は共生している。
土佐錦魚の水は、付着藻からしかできない。
付着藻のない時の浮遊藻の青水では、土佐錦魚は飼えない。
付着藻のない時の浮遊藻の青水では、土佐錦魚を作れない。
浮遊藻を抑える迄の付着藻が着いていないと水は出来ない。
苔のある鉢に置き水二日をすると、一日で浮遊藻が発生している時がある。
魚を入れてもいいのだろうかと心配するが、魚が入るとかえって透き通ってくるから不思議に思える。
とは言え、土佐錦魚の当歳の夏場の水替えは、なんで、毎日か手を抜いても一日置きにしなくてはならないのか。

2020.06.06(Sat)  土佐錦魚TOP
ハネがいなくて

丸鉢に入っている魚は、もう錦魚屋さんに出す水準ではなくなりました。
種や会に使えそうなのが、ぎっしり。
こんな年は初めてです。
分譲希望の方は、メールして下さい。
 
2020.06.05(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月05日
   
選別思考 3517−155
   
苔も魚も高茶色になると、やがて魚も焼ける。
FRPの鉢では、苔が焼けると日射の反射率も上がる。
対流の効率も上がる。
苔による陽受け度や反射度(輻射度)は、色によって決まる。
色が濃いと吸収率が上がり、薄いと反射率が上がる。
あまり鉢の反射率が高いと目が出てしまう。
あまり色が濃いと魚の色も濃くなって吸収率が高くなり、魚がより焼け易く、
焦げる方向になり、イジケまで達し易くなる。
普通真っ黒は、メラニン色素が増えて日焼けに強くなるが、体の小さい当歳
では、皮膚が焼けると同時に体内にも影響している、と推測している。
高茶色はそれを防御する色なのか。
紅茶色の少し濃い目になれば、直射や反射からの抵抗も十分になり、
褪色後の発色も適度に濃くなってくれる。
飼育水も新しい水だと、透過率が上がる。
飼育水が出来た水だと、透過率がいくらか下がる。

2020.06.05(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月04日
   
選別思考 3516−154
   
*苔(苔焼け)
FRPの丸鉢の底面には苔が着きづらい。
苔が着いていなくて色の薄い鉢では、目が出易い。
目は横や下からの光の反射や輻射があると、出易くなる。
追いかけるように目幅も広がる。
鉢の色、苔の色は体色を連動させる。
FRPの鉢には、徹底的に傷をつけて苔を着き易くする。
FRPの鉢の苔の根は浅くて取れ易くて、理想の苔が生えない。
FRPの丸鉢の役に立つ苔は、焼けやすい。
苔が焼けると深緑から焦げ茶になる。
この現象を[苔焼け]と言っている。
すると魚が高茶色になるのは[魚焼け]になるのか。
魚焼けを二歳や親では、良い意味に使われていない。
ところが当歳では、逆に良い意味になる。
陽射しで、刀剣の作成のように焼き入れをする
FRPの鉢では、苔が焼ける程の陽受けが最低限の目安になる。

2020.06.04(Thu)  土佐錦魚TOP
 06月03日
   
選別思考 3515−153
   
追記 二度目の焼き入れ
*傾斜と苔(付着藻)
苔をついばむ突つき(つつき)動作は、吻端の発達を促す。
苔が着いていないと、目先が良くならない。
魚は底の苔を好んで突つく習性がある。
餌が底に落ちるからか。安全志向か。逆し向くのが好きなのか。
魚が逆し向いてしまうようで、気持ちが落ち着かない。
後を上げ加減で逆し向いている。
小さな底となだらかに繋がっている傾斜壁も、良く突つく。
傾斜壁(底)を突ついていると、後が安定する。
壁を底と勘違いして突ついていると、前を使う。
傾斜壁突つきは、反転の育成にもなっている。
壁突つきの動作は、底突つきより精神的安定感をくれる。
要らぬ心配と解ってはいても。
逆し向いて苔を突ついている時に、見る箇所がある。
裏金座の縦付けになる。逆立ちしているとスカートの中を見せてくれる。
夏場になる頃には裏金座の縦付けが出来てくる。

2020.06.03(Wed)  土佐錦魚TOP
 06月02日
   
選別思考 3514−152
   
秋に訪れるのは中温域の大きな水温日差になる。
冬の訪れを予感させる穏やかで深い冷えが目先を落ち着かせる。
水温の温まりを待って餌を与えるまでに、苔をついばむ。
夜の冷えに対処して餌を早めに切り上げると、苔をついばむ。
魚は運動量が少なくなって、脂肪を蓄積、冷えと冬に備えだす。
陽射しと高温は目幅、苔は目先、低温は腹の出と仕上げ。
それぞれが関わり合いながら、それぞれの作りをして秋になる。
秋は、目先の仕上げと腹の出を作る。
高知でも東京でも、陽受けがいいに越したことはない。
不本意な環境なら、最大限の陽受けの努力が肝要になる。
全ての用意はそこから始まる。
丸鉢は、陽受けの用意の一つとして使用されるようになった。
角鉢は常にその横にあった。

2020.06.02(Tue)  土佐錦魚TOP

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