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 05月31日
   
選別思考 3512−150
   
*目先と陽受け
残暑の時には、陽受けが効いてくる。
精一杯の陽を浴びせて夏を思い出させる。
夏の余分な肉付きを削ぐように、餌は控えめにする。
やがて秋雨がやってくる。梅雨は南西から、秋雨は北東から。
気温が低い時に、餌をたっぷり与えると瘤がつく。
栄養を蓄えられる時には、蓄えてしまう。
秋は気温が低いのに、気温の高い夏よりも良く食べる。
食欲の秋、夏と同じだけ与えると、せっかく削いだ肉がまた着いてしまう上に、余分な養分は成長より瘤に回ってしまう。
秋雨でも蓋で雨が入らないと、魚は快適に食欲旺盛でいる。
餌は控えめな朝の一回戦で、あとは苔を突かせる。
秋晴れの下、飢えた様子もなく、ひたすら苔を突く。
これも魚の躾(しつけ)の一つ。

2020.05.31(Sun)  土佐錦魚TOP
当歳魚分譲

今季は当歳がよく育ったので、大量に余ってしまいました。
分譲希望の方は、
ytamano@tosakinsenka.net
にメールして下さい。
 
2020.05.30(Sat)  土佐錦魚TOP
 05月30日
   
選別思考 3511−149
   
*目先と陽受け
残暑の時には、陽受けが効いてくる。
精一杯の陽を浴びせて夏を思い出させる。
夏の余分な肉付きを削ぐように、餌は控えめにする。
やがて秋雨がやってくる。梅雨は南西から、秋雨は北東から。
気温が低い時に、餌をたっぷり与えると瘤がつく。
栄養を蓄えられる時には、蓄えてしまう。
秋は気温が低いのに、気温の高い夏よりも良く食べる。
食欲の秋、夏と同じだけ与えると、せっかく削いだ肉がまた着いてしまう上に、余分な養分は成長より瘤に回ってしまう。
秋雨でも蓋で雨が入らないと、魚は快適に食欲旺盛でいる。
餌は控えめな朝の一回戦で、あとは苔を突かせる。
秋晴れの下、飢えた様子もなく、ひたすら苔を突く。
これも魚の躾(しつけ)の一つ。

2020.05.30(Sat)  土佐錦魚TOP
 05月29日
   
選別思考 3510−148
   
目先を伸ばすことは、夏場までにもう粗方出来ている。
これからはその目先を維持しながら腹を出してゆくことになる。
腹が出ると、いっそう目先が冴えてくる。
温度が下がり始めると、腹出しに夢中になりやすい。
温度が下がり始めたら目先に用心。
目先に用心とは、端瘤に用心。
せっかく保持していた目先の先端に用心して、
秋に崩したり端瘤をつけたりしないようにする。
端瘤が着かないようなら、背瘤の心配はいらない。
秋が深まると、無理して食わせなくても自然に腹は出て来る。
そのために、片腹対策の時に一度腹が出る下地を作って置いた。
毎日の一回戦で、腹が膨れる癖がついている。
控えめな一回戦でも、秋が腹出しに拍車をかけてくれる。
無理な腹出しによる鳩胸、背瘤に用心。

2020.05.29(Fri)  土佐錦魚TOP
 05月28日
   
選別思考 3509−147
   
*目先と温度
度々目先の下地を作ってきたが、総決算は秋になる。
温度が高い時期は、目幅作りになる。
目幅作りは、目先作りの土台と言える。
夏に土台を作り、秋にそれを仕上げる。
目先の土台次第で長く見える目先が可能になり、おちょぼ口のように見えてくる。その時には、端瘤が大敵となる。
端瘤が少ししか着かないだけで普通の大きさの口が良く見える。
夏の生長期に十分の餌を与えても生長に回ってくれた。
夏の目先は余分に太らないように注意していれば、何とかなる。
あとは陽射しが何とかしてくれる。
餌が足りない午後には、半日苔を突ついている。
大きい魚の吻端は夏の終わりには、十分に伸びている。
小さい魚の吻端は秋の始まり迄に、十分に伸びている。
秋の成長期に夏と同じ量を与えると、瘤に回ってしまう。
目先作りの仕上げは、温度が下がり始めてからになる。

2020.05.28(Thu)  土佐錦魚TOP
 05月27日
   
選別思考 3508−146
   
目先は餌の量や質によっても作られるが、基本的には餌を食べる動作によって作られている。
稚魚の時には動物質の餌を好むが、やがて苔を突くようになると、色々の餌を食べても消化吸収できるようになる。
苔をついばむこともさることながら、苔と一緒にいるプランクトンも食べている。動物質と植物質を一緒に摂取できる。
苔を突ついている時には、もぐもぐしている時間より突ついている時間の方が多くなり、突つく動作が目先の発達を促す。
苔を突ついていることは、餌が物足りないと言うことになる。
餌が十分に足りていると、苔突つきが少なくなる。
餌が十分に足りていると、もぐもぐしている時間が長くなる。
もぐもぐの時間が長いと、目幅を発達させる。
苔突つきが少なくなると、口先が短いままになる。
餌が十分に足りていると、目幅を広げる栄養が十分となる。
苔突つきが少なくて栄養が偏ると、顔は悪くなる。

2020.05.27(Wed)  土佐錦魚TOP
 05月26日
   
選別思考 3507−145
   
*目先と餌
顔とは頭部の、口、目先、目、目幅、目後、頭頂の上見になる。
横見の頭部であっても、顔に変わりはないが通常は上見を言う。
目先とは、目を除く目から先ではなく、目を含む吻端までの、変形的な三角形の部位を言う。
目幅を底辺として口先までの二等辺三角形になっている。
正三角形が普通、二編が長編になるほど目先が長いと言う。
二編が長編になるには、目幅の底辺が狭いほど、可能性が高い。
口が小さく、目先が長く、目幅が狭く、顔側線が体側線と伴う一直線の二等辺三角形が、目先の良い顔の基準となっている。
目先は、餌によって作られる。
目幅は過酷によって作られる。
なんとなく、目幅も目先も過酷で作られるように感じるが、
全く条件は異なっている。

2020.05.26(Tue)  土佐錦魚TOP
 05月25日
   
選別思考 3506−144
   
角鉢に向いている土佐錦魚がいることは、確かと言える。
それは角鉢に向いていない土佐錦魚がいることも確かと言える。
角鉢に向いている土佐錦魚の出現は、現代になっての新たな現象と言える。
それは、高知から全国に出て、様々な環境の中で様々な変化を得たものと考えられる。
だがそれは、高知の天然記念物の伝統を念頭に置いた土佐錦魚でないことも確かになる。
門外不出を解く時の懸念であった、多数派あるいは環境多数派の台頭ということになる。
また、高知の伝統を以って誇れる土佐錦魚の維持が難しい、
現在の高知にも問題があることも確かと言える。
(またいつの間にか横道に逸れてしまった。)
高知では、知らず識らずにしても、目幅は丸鉢の陽受けで作る事を伝統として来た。
せめて高知では、それを自覚した魚作りをして頂きたい。

2020.05.25(Mon)  土佐錦魚TOP
 05月24日
   
選別思考 3505−143
   
たとえシワ予防をとったにしても、今度は尾の張りが問題になってくる。
角鉢に入っていると、尾が張ってくる系統がある。
張ってこない系統なら『角鉢で飼っていても当面は大丈夫』と言える。
張ってこない系統なら『大丈夫』でも不思議ではない。
だが、張ってこない系統では、迫り出し派には物足りないはず。
一歩間違えば張り過ぎになる程の、迫り出しを求めている。
そんな魚は、角鉢に一ヶ月も入れて置くと、張り過ぎへと進む。
開いているか閉じているかを見る最初の選別の時に、
開きの良い腹は早めの選別を心がけ、開き具合を見極めて、
二十日でも丸鉢へ移すべきか、二十五日で移すかを検討する。
そんな選別のときに、一番小さな選別網が活躍する。
その魚達を丸鉢へ移す時、泳ぎやすいように数を少なめにする。
餌を少なめにして、割水を多めにして、和やらかく泳がせる。

2020.05.24(Sun)  土佐錦魚TOP
 05月23日
   
選別思考 3504−142
   
(シワの比較経過)
シワ気配が出た魚を角鉢へ移して、一週間ほど様子を見て、
シワの気配が感じられなくなったので、丸鉢へ移すと、元から居た魚とは既に目幅が違っていた。
戻った魚は目幅が広がっていた。当然顔は削げていない。
元から居た魚は、目幅が少し狭まって顔が削げていた。
丸鉢に戻ってからは、元から居た魚と同じ過酷を受ける。
すると、元から居た魚は、さらに顔が削げ目幅が狭まった。
角鉢から戻った魚は、少し削げ始めた。
その差が埋まる事はなかった。
角鉢へ移ってシワは辛うじて収まったが、顔は崩れてしまった。
角鉢から戻った魚は、そのご普通まで回復したがそれ迄だった。
その丸鉢には、顔の良い魚と良くない魚が一緒にいる。
腹の出は、元から居た魚と角鉢から戻った魚は同程度になった。
シワが出るのと顔が出来ているのとを天秤に掛ければ、
顔の出来ている方をとる。
シワ予防での角鉢使用は、失敗と言える。

2020.05.23(Sat)  土佐錦魚TOP
 05月22日
   
選別思考 3503−141
   
追記 八月十一日、立ち上がり付き擂り鉢型で上面温度四十一℃。
二歳用とした丸鉢で上面温度三十九℃。
ハッキリとした鉢の型による温度差が観測されている。
二歳用とした丸鉢には、一番大きくて二歳ほどになった当歳が二度目の焼き入れをしている。
二度目の焼き入れは、三十九℃で効いていると見え、目幅は十分な狭さとなっている。
立ち上がり付き擂り鉢型四十一℃では、魚がもうろうとして、やっと鼻上げをしている。
それでも日除けをしなかったので、すっかり顔が削げている。
だがまだ十分な目幅の狭まりは起きていない。
梅雨時の目幅からすると、かなり良くなったとは言える。
もう一焼きしなくてはと、感じている。

2020.05.22(Fri)  土佐錦魚TOP
 05月21日
   
選別思考 3502−140
   
*目幅と陽受け
陽受けと餌と温度は、目幅と一定の関係を持っている。
陽受けと温度は、目幅作りへ複雑に関係している。
陽受けと焼けは、目幅作りの基礎に関係している。
餌の量と質は、目幅の維持に関係している。
角鉢では目幅を作りづらい。だが餌に留意していれば崩れない程度には維持できる。
維持出来ても今度は生長度合いが低くい。
腹の出も悪くなる。それでは、角鉢で飼ってもつまらない。
梅雨明け迄角鉢で飼育すればシワを抑えられるのかもしれない。
いや、シワは、場合によっては角鉢の方が出来易い。
角鉢で梅雨明けしてから目幅を作れるのか。
今期は似たような感じなので、実験になる。
丸鉢に居た魚にシワができる兆しが見えた。
そこでその魚を一時的に角鉢へ移してみた。

2020.05.21(Thu)  土佐錦魚TOP
 05月20日
   
選別思考 3501−139
   
それは毎年秋にもやってくる。
日が傾いてくると、丸鉢にも影が出来始まる。
するとまた、忌まわしい(いまわしい)シワが現れる。
待てしばし、日陰が増えるとシワができることは確かだが、
日影によっては、不確かな面がある。
陽射しによる日影は、確かに影響しているが、
陽射しによる温度も、影響しているのではないだろうか。
温度がある程度高くなると、シワは出来なくなり、
温度がある程度低くなると、シワは出来易くもなっている。
温度の低さの範囲と日影が相乗して、シワへ影響している。
そうとした時に、角鉢のシワがなんとなく腑に落ちる。
真夏を挟んだ前後季節に出来るシワも、腑に落ちる。
私にとってシワを造らない工夫が生涯の課題となるだろう。

2020.05.20(Wed)  土佐錦魚TOP
 05月19日
   
選別思考 3500−138
   
日照の少ない時期にも、シワははやってくる。
まさか鷺や小鳥でこんなに悩まされるとは思ってもいなかった。
今更防鳥ネットは取り外せない。すぐに小鳥はやってくる。
その小鳥は、都庁舎あたりでも良く見かける。
新宿公園に巣があるように感じられる。
日照が少ない時の角鉢は、薄い日影の影響が少ない。
日照が少ない時の日影ありの丸鉢も、薄い日影の影響が少ない。
角鉢の縁(ふち)の日影を取り上げた時に、防鳥ネットの薄い日影+縁の日影になる。
フェンスの日影の丸鉢も、防鳥ネットの薄い日影+フェンスの日影になる。
日影は一定の範囲の濃さで、シワへの影響が少なくなるのか。
日影は一定の範囲の濃さで、半日影となるのか。
とにかく梅雨明けは近い。陽射しが強くなれば治まってくれる。
観察を怠りなくするしかない。

2020.05.19(Tue)  土佐錦魚TOP
 05月18日
   
選別思考 3499−137
   
紫外線Bは、地表へ届く量が少ないと聞く。だが届いている。
DNAを阻害するのは、紫外線Bという。
日焼けをさせるのは、紫外線Bという。
薄い日影は、ただでさえ地表へ届く量が少ない紫外線Bを、邪魔しているのか。
すると結果的に、紫外線Aが増えるのか。
人間では、シワの素とされている紫外線A。
まさか錦魚のシワの素も紫外線A。
梅雨が明けると、間の焼入れと夜間の少しの焼き戻しを繰り返し、陽射しの強弱と水温差で繰り返している。
焼入れとその復活との作用率が五分五分であれば、普通程度
に顔が削がれ、焼入れが増すと目幅が狭くなる。
生長速度が少し鈍る程度の焼入れが望ましいことになる。
普通だった目幅を狭くするのは、普通程度では出来ない。

2020.05.18(Mon)  土佐錦魚TOP
 05月17日
   
選別思考 3498−136
   
それとも、半日陰の作用になっているのか。
梅雨明けが近くなって幾らか陽射しが出てくると、
丸鉢のシワの出来方が治まってきた。
日影ありの丸鉢のシワは、他の丸鉢と変わらなくなった。
角鉢のシワ伸ばしの効果はなくなってしまった。
今度は逆に、角鉢のシワがハッキリしてきた。
真夏になれば、丸鉢でのシワの出現は収まる。
代わりに、治癒の速度が遅くなる。
これは焼入れによる生長抑制が関係していると考えられる。
焼き入れ時期にシワ抜きをしても、付きが悪い。
この現象は、生長遺伝子の阻害によるものと考えている。
涼しくなると生長速度がすこし上がる。少し付きが良くなる。
これを生長遺伝子の復活と見ている。

2020.05.17(Sun)  土佐錦魚TOP
 05月16日
   
選別思考 3497−135
   
やはり鉢の型の違いに絞られてくるのだろうか。
薄い日影は上底差によって影響が大きくなるのか。
角鉢のように上底差がないと影響が少なくなるのか。
すると日影ありの丸鉢が、両者に当てはまらなくなる。
蓋は、ポリカーボネートなので、半日影に入れている。
日影ありの丸鉢の影になるフェンスも、ポリカで出来ている。
ポリカの縦の半日陰は薄い日影になるのか。
防鳥ネットの薄い日影は共通項になるのか。
角鉢の日影は、側面の深さの立ち上がりの日影になる。
一見濃い日影に感じるが、縦の影なので半日陰としている。
防鳥ネットの薄い日影が角鉢には、あまり作用していない。
これをどのように捉えれば、解決へ向かうのだろうか。
上底差の少ない角鉢では、作用しないに近いのか。

2020.05.16(Sat)  土佐錦魚TOP
 05月15日
   
選別思考 3496−134
   
獣除けに金網を張る場合も[薄い日影]になる。
これが意外と深刻な問題になっている。
今期のように梅雨時の日照が少ないと、よりシワが出来てきた。
早く梅雨が明けてくれないと、と、頭を抱えている。
お陰で、シワ抜きが上手になってはいるが。
「稚魚の時にはシワなんか無かったのに」と嘆きながら、
シワができてしまった魚を角鉢に移して様子を見ると、
今期は「え」って思うほどにシワが減っている。
もうひとつ、五列目の擂り鉢型にはフエンスの日影があり、日頃は疎まれていたが、
そこでも似たようにシワが減っている。
この現象をどう捉えればいいのだろうか。
今期は雨の日が多く蓋を多くしているが、蓋は角鉢も丸鉢も共通して半日影としている。
薄い日影も共通している。

2020.05.15(Fri)  土佐錦魚TOP
 05月14日

選別思考 3495−133
   
この[濃い日影][半日影][薄い日影]の問題が、障害の少ない屋上での我池にとってはとても悩ましい課題となっている。
始まりは、明治神宮から鷺(さぎ)が来て、種(たね)を断たれるほどに、あらかた食べられてしまった事件から始まる。
そこで、十㎝幅にステンレス線を張ると、防ぐことができた。
それから二十年程経つと、小鳥が稚魚を食べにやって来始めた。
一日に何度も来て、数十尾を咥えて帰り、数十尾を傷物にした。
そこで、防鳥ネットを張り巡らして、やっと防ぐことができた。
防鳥ネットは細くて、三㎝ほどの菱形の目になっている。
防鳥ネットは、以前に張った十㎝置きのステンレス線の上から張ってある。
ステンレス線の時にはさほど影響を感じなかったが、防鳥ネットを張ってからは、やたらとシワが増えるようになってしまった。
防鳥ネットのような影も薄い影と呼んでいる。

2020.05.14(Thu)  土佐錦魚TOP
 05月13日
   
選別思考 3494−132
   
*日影の濃さ
昔、蘭鋳屋さんで見た日除けは、一坪池の三分の一ほどに葦簀(よしず)を乗せていた。
丸鉢の三分の一ほどに葦簀(よしず)を乗せたらどうなるか。
蘭鋳は肉瘤が出るように、餌を選び、量を与える。
土佐錦魚の肉瘤が出る程に、餌を与えたら土佐錦魚属になる。
葦簀(よしず)のような日影を半日影と呼んでいる。
陽の通りも、風の通りもほどほどにある。
それを見て、「蘭鋳には[半日影]がいいんだ」と思った。
そうとするなら、土佐錦魚には半日影が向かないことになる。
高知では、温度が上がると十㎝ほどの板を乗せていた。
十㎝でも板の日影は、[濃い日影]と呼んでいる。
猫よけに金網を掛けても日影にはならない感じだが、こんな日影を[薄い日影]と呼んでいる。

2020.05.13(Wed)  土佐錦魚TOP
 05月12日
   
選別思考 3493−131
   
悪条件とは、土佐錦魚にとっての好条件に反している。
例えば、蘭鋳にとっての好条件は、土佐錦魚にとっては悪条件となる。
ほとんどの条件が反比例している。
例えば、蘭鋳に泳ぎを止める時期があるのだろうか。
土佐錦魚には、泳ぎを止める時期がある。
土佐錦魚はそれ以後、泳がせる必要がなくなり、現役中は広くても三尺二尺の角鉢で飼い、
その後の余生は六尺四尺でもいい。
例えば、蘭鋳を丸鉢で飼ったらどうなるだろうか。
例えば、土佐錦魚を一坪池で飼ったらどうなるだろうか。
蘭鋳に紅茶色をした当歳がいるのだろうか。
蘭鋳にはそれほどの陽射しが必要だろうか。
一坪池に、日除けを乗せなかったらどうなるのだろうか。
土佐錦魚の当歳での一坪池なら、日除けを用意する必要はない。

2020.05.12(Tue)  土佐錦魚TOP
 05月11日
   
選別思考 3492−130
   
*遺伝子の切り替えと維持
目幅に限らず作りは、温度、日照、餌、鉢型、水、泳ぎ等々の条件の効率的利用によって、遺伝子の切り替えが行われている。
丸鉢は角鉢よりも諸条件を効率的に利用できる。
「作りとは、遺伝子の切り替えと見つけたり」
悪条件にハマると作りはできなくなり、作りとも言えなくなる。
悪条件にハマると作られた遺伝子でも、切り替えられてしまう。
好条件とは、宮地式のように浮出してからしばらくは、水垢で良いとして餌を与えないことだろうか。
『あの人は名人だ、私みたいな凡人には真似できない』と、
野中さんと近森さんは、口を揃えて言っていた。
お二方ともミジンコを与えていた。
好条件とは、土佐錦魚作りの筋道上を、言っている。
その筋道を辿ると、伝統の土佐錦魚を作ることができる。
悪条件とは、その筋道から外れることを言う。

2020.05.11(Mon)  土佐錦魚TOP
 05月10日
   
選別思考 3491−129
   
ではどんな光線がいいのか。太陽光に匹敵すれば文句ないが、家庭では無理。
光線のどれかを選ばなくてはならない。
可視光線では身体の内部までは入っていけない。
差し当たって日焼けといえば紫外線になる。
紫外線のA、B、Cの何れかとすれば、
Cは、目をやられてしまうかも知れない。
Aは、皮膚内で止まり、体内への浸透が少ないという。
Bは、日焼けの原因となり、DNAを傷つけると言われる。
すると、紫外線Bと言うことになる。
紫外線Bのライトが市販されていれば、試す価値がある。
そんな設備で、太陽光の代わりができるのであれば、価値あり。
野外の昼に過酷でも、夜に下がれば昼の過酷が活かされる。
今期のように梅雨本格で日照があまりにも少ないと、メリハリがなく、
当歳がボーっとしていて、目幅に締まりがなくなる。

2020.05.10(Sun)  土佐錦魚TOP
 05月09日
   
選別思考 3490−128
   
*目幅と温度(光線)
目幅と餌との関係は誰しもが感じていると思える。
だが目幅と温度(光線)はなんとなく掴みづらい。
それでも、過酷で目幅が狭くなることは、解って来たと思う。
ところが、過酷の手前の三十℃以上で昼夜下がらずに過ごすと、
目幅が決まったはずの親でも、目幅は広がり出す。
過酷温度帯で目幅を作って置いても、高温が昼夜なく続くと逆効果になる。
この例は、病気の治療で経験している。
過酷は自然の日照と陽受けを効果的に利用している。
陽が落ちると急激に温度も下がる。
これで魚は救われる。
無理して人工的にするものではない。
だが室内で飼っているのであれば人工的な光線も止むを得ない。
ヒーターで温度を上げるより、光線の方が、効果がある。

2020.05.09(Sat)  土佐錦魚TOP
 05月08日
   
選別思考 3489−127
   
丸鉢では、これをやってのける。
角鉢では、出来ない芸当となる。
丸鉢ではこれほどの気を使う。
角鉢に入っている魚にこんな木目細かな気遣いをするだろうか。
角鉢でどうせするなら、宮地式の小さな口に挑戦してはどうか。
給餌制限は、原則、丸鉢でも角鉢でも行える。
だが焼入れの方は、丸鉢でないと行えない。
小さな口は丸鉢でも至難の技だが、初期には角鉢でも使える。
門田さん池でも『泳ぐから側に寄っては不可ない』と言われた。
『魚が動くと尾が離れる』別な意味で近寄ってはいけないと。
夕方は餌の消化もすっかり終わる頃、涼しくなって魚が動き出す頃に、人間も動き出す。選別や手入れを始める。

2020.05.08(Fri)  土佐錦魚TOP
 05月07日
   
選別思考 3488−126
   
我池で行なっている一回戦は、ここからヒントを頂いて、工夫を重ねた結果を実践している。
一回戦は、現役で働いている人に都合のいい与え方と思われる。
時間のある人でも、朝餌を与えて調子を確認すると、午前中はソーっとして置くことで、腹一杯の魚を動かさないようにしていられる。
人間の方は朝食と休憩、午後からは温度管理に気を配る。
見せて頂いている時に、『側によっては不可ない」と言われたことがある。
『魚(うお)が動く』と。
前を使うことを意識しないで遊泳して、尾の発達を促す時期。
前を使うことを意識して舞止まりして、前の発達を促す時期。
遊泳の時期には泳ぎを止めるから『側に寄っては不可ない』。
舞止まりの時期には泳いでしまうから『側に寄っては不可ない』
時期によっては、これほどに極端な泳ぎの違いがある。

2020.05.07(Thu)  土佐錦魚TOP
 05月06日
   
選別思考 3487−125
   
だが、その時も尾は少しずつ生長している。
飢餓を解いても雄の体は、目覚ましく生長をしない。
尾ばっかり大きくなる印象になる。
もう力がないので大きな丸鉢を返せない(ひっくりかえせない)
小さな丸鉢でも、屋根の上でかえすと雨樋からバサッと、店先に溢(こぼ)れる。下からいつも文句を言われると笑っていた。
秋の朝、水替えが終わると早速糸目を食わし続けて、食い渋ると魚の口先に一匹ずつ落とす、すると魚は反射的に咥える。
仕舞いには、割り箸で一匹ずつ口先にぶら下げて待っていると、魚がもういらないとそっぽを向いてしまう、と笑っていた。
かつては宮地式を実践していたが、その頃はもう卵を採ることはしていない、それでも秋には良く育った魚を見せてくれる、と案内してくれた近森さんが言っていた。

2020.05.06(Wed)  土佐錦魚TOP
 05月05日
   
選別思考 3486−124
   
イジケ寸前の魚を、夏場の高温によって押し込まれていた遺伝子を呼び起こし、
生命力を復活させている、と考えられる。
宮地式を試みて苦労したところはここにある。
小さいままや、イジケてしまっては意味がない。
夏場に遺伝子を復活させて、秋には普通ほどに、あるいは普通より大きくなっているところに、名人と言われる謂れがある。
晩年の宮地さんのお部屋にお邪魔した折に、鴨居の上に貼ってあった更紗の絵が一際印象に残った。(まだカラー写真のない時代)
窓の外に一尺五寸の小さな丸鉢が二つ置いてあった。
楽しみは土佐錦魚の世話で、弟子だった人から幼魚を下げて帰り、枕元の窓から餌を与えている。と、小さな丸鉢の魚を見せてくれた。
異様に体が小さく、尾が大きく感じた。
小さい時に締めて置くので、体は大きくならない。

2020.05.05(Tue)  土佐錦魚TOP
 05月04日
   
選別思考 3485−123
   
稚魚の初期では、比較的目幅が広く、口が大きい。
それを成長過程で、口を小さくしたり、目先を長くしたり、目幅を狭くしたりして、土佐錦魚の顔に作ってゆく。
その餌の与え方の極端な方法が宮地式になる。
最初から、小さく飼い、半分イジケさせたようにもってゆき、頭蓋の発達を阻害させて、同時に口を小さくして置く。
その上で、夏場の過酷を経験させ、二重に口細と目幅を固定させる。
宮地式はここからが後始末と言うか、肝心と言うか。
口を小さくイジケ寸前に固めた上で、夏には飢餓遺伝子を解き、生長遺伝子の方向転換を図り、秋には猛烈に太らせる。
太らせると言うことは大きくすることにもなる。
これを行うには、夏場の焼き入れをほどほどにして置かないと、イジケが更に進んでしまい、実現できない。
シッカリ焼き入れをしてしまうと、下地がイジケっぽくなっているので、たちまち頑固にイジケてしまう。

2020.05.04(Mon)  土佐錦魚TOP
 05月03日
   
選別思考 3484−122
   
*目幅と餌
目幅調整の方法は、大きく分けて二つある。
餌の与え方でする方法と、丸鉢の陽受けで行う方法とがある。
餌での方法は、つまりは多く与えないことに集約される。
多く与えるとまず目が出て来る。
それを続けると目幅が広がり出す。
昔からの戒めとして伝わって来た方法と言える。
だがこれでは、大きくすることが出来ない。
大概の人は魚の小ささに我慢ができず、目幅を普通程度かそれ以上に広がることを厭(いと)わずに、大きくしてしまう。
普通程度では、本来の作りにはなっていない。
作りの普通程度なら、作りへの努力が痕跡として見える。
飼育の普通程度では、作りの痕跡も残っていない。
作りと飼育は、最初の出足から異なっていることになる。
そこには、土佐錦魚を作るか、飼うかの分岐点がある。

2020.05.03(Sun)  土佐錦魚TOP

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