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 12月31日
   
選別思考 3360
   
*一次食欲期は、尾が広がり、まだ中が見える腹が少し膨れてきた頃になる。
土佐錦魚の前身への歩みを始める。
この時に小さな餌の量を少し増やすと、小さいながらも腹型が整い、片腹予防ができると同時に、金魚の腹型へと分岐して、しかも、一次の発育スイッチを入れることができる。
*二次食欲期は、少し腹が膨れてきて、開いている尾先が少し伸びてきて、
土佐錦魚の稚魚らしくなって来る頃になる。
土佐錦魚の前身に加えて、ナンキンが分岐方向に現れる。
この時一過的に餌の量を増やすと、やはり片腹予防と同時に、
ナンキン腹と二次の発育スイッチを入れることができる。
この時期には食欲旺盛になるので、常に餌を多く与えたり、
混み飼いをしていたりすると、餌の量が間に合わなくなり、餌が足りないことで
起こる二次的な飢餓状態となり、尾を食べる共食いが起きたりする。

2019.12.31(Tue)  土佐錦魚TOP
 12月30日
   
選別思考 3359
   
現在では、ミジンコの入手が困難になり、代わりのそれなりの餌に
ブラインシュリンプが加わった。
小さな餌として便利になったが、孵化の仕方と、量の問題が新たな課題となっている。
口を小さくするという意識下で、それなりの餌を少量与えれば目幅も狭くなり、苔を突くようになると目先も長くなる。
このままの路線で行くと、大きく育つはずがない。
この発育過程の途中で、人間の飼育操作とは裏腹に、魚自体が生長したがり、
食欲を増す時期が幾度か訪れる。
その食欲が遺伝子切り替えの分岐点に到達した合図になる。
その食欲の求めるままに与えるか、依然として抑えたままにするか、
中を得るかで生長路線が分岐してゆく。

2019.12.30(Mon)  土佐錦魚TOP
 12月29日
   
選別思考 3358
   
生長をさせないように、生長遺伝子を拒んでいる状態と言える。
それでも魚自体は生長するために、共食いを始める。
己の生命を維持させるための本能と言える。
普通の人は、ここまで我慢することが出来ない。
共食いで食べてしまう方は、その中でも大きくなった方になる。
飛び抜けて大きくなるのは、生命力が強い事になる。
土佐錦魚の良魚は、どちらかと言えば生命力が弱い方になる。
良魚が食べられてしまいそうで、我慢を続けていられない。
茹で卵の黄身は一時しのぎで、多少の生長を見たところで、
他の餌に移ってゆく。切り糸目も口を小さくできる。
ミジンコは小さな産まれたてを与えれば、口を小さくできる。
口を小さくするという意識下で、それなりの餌を選び、少量を与えれば口の作りになる。

2019.12.29(Sun)  土佐錦魚TOP
 12月28日
   
選別思考 3357
   
ここで大事な事は、保留状態が、分岐点を獲得したような状態を維持しているところにある。
この先で、どちらを選ぶかを保留した状態になる。
この状態を、卵から孵化してから、浮出して、餌を食べ出す時から秋になるまでの、分岐点を抽出してみよう。
この時に宮地式では、餌を与えずに水垢のみにしている。
この時期の針子は、苔を食べられない。
水垢とは、動物プランクトン、植物プランクトンと考えている。
この時期の餌とは茹で卵の黄身や切り糸目やミジンコ等になる。
餌の質と量によって、遺伝子の選択が進んで行く。
水垢のみで進めると、飢餓状態の時に働く遺伝子を選択する。
口を大きくする必要がなく、目幅も広げる必要がない。
腹も太る必要なく、片腹の確率を上げてしまう。

2019.12.28(Sat)  土佐錦魚TOP
 12月27日
   
選別思考 3356
   
適度に抑える作り方を選べば、土佐錦魚作りをしながら、適度な生長を望めることになる。
ここから大きくする路線に切り替えたとしても、それまでに培った口の小ささが、無になる事はなく良い影響として残る。
本能的な食欲の変化は、遺伝子の働きかけによって起こると考えている。
そこには、遺伝子を選ぶ分岐点が現れ易くなっているものと捉えている。
分岐点が現れれば、分岐のどちらかを選べる機会を得たことになる。
その分岐点で、即、大きくすることを選ぶと、コロコロになる。
その分岐点で、元の路線に戻して再びコツコツ育てると、元の遺伝子を歩むことをする。
元の遺伝子を歩みながら、分岐のどちらも選ばずに、保留状態にしていながら
歩むこともできる。

2019.12.27(Fri)  土佐錦魚TOP
 12月26日
   
選別思考 3355
   
その時に成長させた分、小さかった口が少し広がった気がした。
その時に成長させた分、片腹率は低くなっていた。
その時に成長させた分、生長率が高くなった気がした。
この時に、大きな分岐点を経過したと感じられた。
この時に、生長したいだけ生長させる方向と、成長を抑える分岐点があった。
ここで大きくしたいと思ったら、生長したいだけ生長させる方向を選べばいい。
土佐錦魚を作りたければ、極端に抑えるか、適度に抑えればいいことになる。
極端に抑える作り方を再び続ければ、口は少し広がったもののまだ小さな口を
維持できる。
その上に、片腹率の低下が見込める。
その上で、成長速度が少し上がっていることも見込める。
品や味路線にまだ乗っていながら、生長路線を少し受け入れた。

2019.12.26(Thu)  土佐錦魚TOP
 12月25日
   
選別思考 3354
   
経験から、起こり得ると感じている。
なんで、そんなことが起きるのだろうか。
そんなことが起きるように感じ出したのは、稚魚の時に片腹予防で、
腹を一時的に出す処置をするようになってからになる。
処置後は、分岐点が現れ易くなった、と感じられる。
稚魚の食欲が旺盛になる時期の変化を利用して、一時的な腹出しをしている。
ただ漫然と多く食わした訳ではない。
宮地式を試している時に、飢餓の中でも共食いをするような食欲を見せる時がある。宮地翁も共食いをさせると言っていた。
何度か宮地式を試みるうちに、この時期に食べさせないと、
片腹率がかなり増える印象を受けた。
そこで餌を与えてみると、何かスイッチが入ったようなめざましい成長をした。
このまま餌を与え続けると、せっかく今まで続けた宮地式が台無しになるので、
再び餌を抑える。

2019.12.25(Wed)  土佐錦魚TOP
 12月24日
   
選別思考 3353
   
そうなると、基本型の枠内での競い合いになって行く。
そうなると、羽衣系を知らないままにハネる確率が高くなる。
今期では、面白い経験をしている。
稚魚の時には張りが弱く、渡りが長く、反転が大きかった。
そんな魚達を、来期には種親にするべく大きく育てていた。
体が育つに連れて体が大きくなると魚達の様相が変わってきた。
まるで、リュウキン系から大阪ランチュウ系に変わったと思えるほどに、
平付けが良くなってきたり、渡りがそれほど長く感じられなくなったり、
反転もそれ程大きくなっていなかったり、驚くような変身ぶりになる。
そういえば腹も堅くなっている。
小さい時にバカに大きく育てると、コロコロのリュウキン系になって、
ほとんどが逆し向いてしまう経験はしている。
その時々の育て方で、系統が変わるような変異が起こるのか。

2019.12.24(Tue)  土佐錦魚TOP
 12月23日
   
選別思考 3352
   
迫り出しの良い魚が、土佐錦魚の基本である事は、確かになる。
それをもってしても、羽衣返りを切り捨てる事はできない。
宙を舞うような羽衣は、基本を超越している。
超越していて、何で基本と成り得ないのだろうか。
それは、出現率によるところが多い。
羽衣返りの完成魚はあまりにも少ない。
見た人が少なければ、問題視さらないのも仕方ない。
現在は典型的な型は少なく、混ざり合っているが主流は迫り出し系になっていて、出現率も高い。
見た人が多ければ、常識とされるのも仕方がない。
言ってみれば中途半端だが、これをどう取り扱うか。
そして、迫り出し系の中途半端が多く出る。
迫り出し系同士での競い合いなら当然、基本型が尊重される。

2019.12.23(Mon)  土佐錦魚TOP
 12月22日
   
選別思考 3351
   
リュウキン系に足りない良いところの、平付けや金座や迫り出しを求めることは
当然と言える。
だがそれが叶わないことを以って、切り捨てては不可ない。
大阪ランチュウ系に足りない良いところの、宙を舞うような羽衣を求めることは
当然と言える。
だがそれが叶わないことを以って、切り捨てては不可ない。
双方の利点を備えた理想の土佐錦魚が誕生したにせよ、
双方ともに格別の面白さを味わせてくれる。
迫り出しの良い魚は、金座が大きい傾向にある。
迫り出しの良い魚は、平付けが良い傾向にある。
迫り出しの良い魚は、腰の折れ下りが良い傾向にある。
迫り出しの良い魚は、四半円弧的な後背が出来る可能性が高い。
迫り出しの良い魚が、本来の土佐錦魚である事は確かとなる。

2019.12.22(Sun)  土佐錦魚TOP
 12月21日
   
選別思考 3350
   
大阪ランチュウ系の反転は体に近い金座先のうねりから始まる。
迫り出しが体から離れていないと、反転も体に近くなる。
大阪ランチュウ系では、尾肩が体からなるべく離れる事を望まれる。
リュウキン系のハネの有り様から尾肩の有り様の連想になった。
そこから、リュウキン系は親骨が反転と一体的になっていると導き出された。
それは、金座と一体的ではないことにもなる。
過剰に言うなら、親骨が後の金座の下を流れることができる。
そんな流れの親骨の先にでも、反転が見えている。
大阪ランチュウ系の親骨は、付元の金座と一体的になっている。
言い換えてみると鰭棘同士で一体化している。
親骨の鰭棘と支えの鰭棘の尾肩が共にあってそこに鰭条がある。
リュウキン系の親骨は、親骨先の鰭条と一体的になっている。
親骨先と鰭条が共にあって、そこに支えの鰭棘の尾肩がある。
リュウキン系の見せ場は、鰭条になっている。
大阪ランチュウ系の見せ場は、平付けや金座や迫り出しになる。

2019.12.21(Sat)  土佐錦魚TOP
 12月20日
   
選別思考 3349
   
大阪ランチュウ系では、多少反転が小さくても容認されている。
だがリュウキン系では、反転が小さいとみっともない。
大阪ランチュウ系の尾肩は金座より先にある傾向を持っている。
大きい金座が手伝い、その分、尾肩が体から離れている。
尾筒が太いとその分金座が広がり、その分尾肩も体から離れる。
尾肩が体から遠いということを逆に見れば、尾肩から先が短い。
尾肩先が短いと、袖先や裄先と殊更(ことさら)言わずに、前先とか、
親骨先とか、肩先と、呼んでいる。
大阪ランチュウ系の三つ尾の尾筋は比較的伸びて土佐錦魚の円に収まることが
あっても、渡りが円に足りないことがままある。
尾肩が迫り出すために肩先を、迫り出しへ集約的に使っている。
尾肩から先が短い親骨からの反転は、袋が小さい傾向になる。
大阪ランチュウ系の尾肩の迫り出しは、前向きが強くて目立つ。

2019.12.20(Fri)  土佐錦魚TOP
 12月19日
   
選別思考 3348
   
既に抹消されている型は土佐錦魚の前身型だが、椎体数として残っている。
そして尾型としては抹消されているが、体の顔型と腹型にナンキン系が残っている。
大阪ランチュウ系は、主に内格で活躍している。
大阪ランチュウ系の反転は内格に近い付け元が主に働いている。
大阪ランチュウ系の迫り出しは、内格的な働きの現れになる。
大阪ランチュウ系の迫り出しは、強い尾肩で象徴される。
リュウキン系は、丸みや外格で主に活躍している。
リュウキン系の反転は、外格的な前先からが主に働いている。
リュウキン系の迫り出しは、外格的な働きの現れになる。
リュウキン系の迫り出しの尾肩は、あっても象徴的ではない。
もし、尾肩の迫り出しが弱いことを欠点と見なすならば、その対象は、強い尾肩が当たり前の大阪ランチュウ系となる。

2019.12.19(Thu)  土佐錦魚TOP
 12月18日
   
選別思考 3347
   
親骨が捻れれば、尾肩は自然と少し下向きになる。
この型は、リュウキン系の特徴であり、尾肩が弱いことも欠点とはならない。
リュウキン系では、反転が小さいと欠点となる。
もし、尾肩の弱いことが欠点とされるならば、親骨が捻れていることも欠点とされなければならない。
もし、親骨が捻れていることを欠点とするならば、
リュウキン系の存在は抹消されてしまう。
土佐錦魚は最後に琉金が掛けられている。
琉金が掛けられた意義は、大阪ランチュウ系の尾を大きくするためだけではない。土佐錦魚に優美さをもたらしている。
大阪ランチュウ系の成熟魚には必ずリュウキン系が現れている。
現状の土佐錦魚では、双方の現れ方が型となっている。

2019.12.18(Wed)  土佐錦魚TOP
 12月17日
   
選別思考 3346
   
もし、桁返り(折り前)を奇形的異常として欠点とするならば、
いくら迫り出しが良くても、受け入れることはできなくなる。
もし、迫り出し至上主義を唱えるならば、直返りを最上と位置付け、
折り前は妥協から生まれた前型との認識が必要になる。
現在では親骨が捻れていない直返りを、見る機会が少ない。
その上で並条であれば、称えて一文字と呼んだ気持ちも解る。
ここで改めて、一文字の区別をつけてみよう。
[親骨が捻れていない折り前は桁返り][直返りは一文字]
[親骨が捻れている、弓前の直返りは一文字]と呼ばれている。
弓前を識別できれば、一文字を認識することができる。
親骨が捻れていない折り前の直返りを識別できれば、このことだったのかと、
この一文字も認識することができる。
もし高知の方々だったら、両立か取捨選択か、何方になるのか。

2019.12.17(Tue)  土佐錦魚TOP
 12月16日
   
選別思考 3345
   
何故折り前が起こったのかの追求は、余りされていなかったと感じられた。
結局いい土佐錦魚になれば文句無いとされた。
二桁返りでも、返りが大きくなるからいいと認められていた。
三桁返りでも、返りが大きくなればいいと、教わった。
反転が大きくなれば差し支えなしと、審査規定に書いてあるのかと言えば、
書面による規定はなく、個人的な言い伝えになり、そんな数々で意見が割れては
その度に会が分裂していた。
おおらかと言えばおおらかで、いごっそうと言えばいごっそう。
うがった見方をすれば、土佐錦魚は初めから変わった種だった。
そこにいろいろな変形が出てきてもおおらかに受け止めていた。
だが、個人的な意見は変えなかった。
桁返り、直返りや側条、半側条、並側条は、土佐錦魚の特異点との認識のもとでの、新たな呼称となっている。

2019.12.16(Mon)  土佐錦魚TOP
 12月15日
   
選別思考 3344
   
その少し下向き加減は[前金座]の付元のうねりを弱くして、その分、
親骨のねじれを強くしている。
付き元の捻れは弱いが、親骨に捻れがある。
付元(前元)から発達する反転と
袖先(前先)から発達する反転との、型の違いになる。
付元(前元)から発達する反転では、桁返り(けたがえり)が多い。
それは親骨が捻れていないから、起こる事態となる。
本来の反転は、直返りとなっていた。
本来の反転には桁返りの折り前はなかった。
だが折り前は、案外前先の抑えに貢献していることが解った。
桁返りは、迫り出しに貢献していることが解ってきた。
反転もゆっくりだが大きくなることも解っ行った。
そこでいつものように、桁返りを認めないといい魚がいなくなる、で、
受け入れることをしていた。

2019.12.15(Sun)  土佐錦魚TOP
 12月14日
   
選別思考 3343
   
リュウキン系の尾肩は、わりと金座に近い傾向を持っている。
金座が小さめの傾向が手伝い、金座に近い傾向に拍車をかける。
尾肩が体に近いということを逆に見れば、尾肩から先が長い。
尾肩先が長いと、袖先や裄先と呼び分けができるようにもなる。
袖や裄が長いということは、
尾肩先が長い親骨からの反転は、袋が大きくなる。
尾肩先が長い親骨からの反転は、親骨先から始まる反転の様相で、既に体から
一番離れたところから反転が発達する。
しかも戻り反転が発達しやすいので、反転が大きくても、反転先が鰓に入るようなことが起こらない。
袖元の折り畳みは、常に袂に隠されてしまう。
袖先返りや裄先返りにも尾肩はある。
その尾肩の迫り出しの前向き加減が弱くて、少し下向き加減になっているので、
目立たない。

2019.12.14(Sat)  土佐錦魚TOP
 12月13日
   
選別思考 3342
   
下がっていないから、厄介な存在になる。
では、そのハネの親骨には、狂いがあるのか。
狂っていないから、厄介な存在になる。
平付けだから金座がある。
金座があるから付きがある。
後の尾先には、尾幅がある。
前金座はないも同然。迫り出しは無い。前の縦付けが弱い。
このハネから学べることは、平付けから四十五度降りたところから、
親骨の棘状が金座から出ている。
親骨が下がっていなくて普通であっても、流れていれば後金座の下へ潜り込める
位置にあることを、見せてくれている。
尾肩の存在がないと平付けの後の下に、流れた親骨が見える。
尾肩が金座から離れていない、迫り出しにもなっていない。
これは筒支の有り様の異常の一つと考えられる。
リュウキン系のハネの有り様と考えられる。

2019.12.13(Fri)  土佐錦魚TOP
 12月12日
   
選別思考 3341
   
さて、後の袖元は、前からの歪みが後へ伝わらないように、
水平を保つ抑えになっている。
前が強くて後の抑えが弱いと、皿付けや挙げ前になってしまう。
上下の抑えは、前と後が連動していることになる。
実際の魚の後が山付きで、前が挙げ前の魚を見たことがない。
ところが、前後の抑えは、連動していない前と後を見ることができる。
流れている前の親骨と後の付きは平付けで水平がいる。
連動している山付きと深前は、ハネとして見つかる。
それに立ちがあったら、反転があるただの金魚になる。
後が平付けなら土佐錦魚の要素になる。
前が張り出せば土佐錦魚になる。
前が流れていて後ろが平付けのハネは、土佐錦魚独特と言える。
では、そのハネの親骨は下がっているのか。

2019.12.12(Thu)  土佐錦魚TOP
 12月11日
   
選別思考 3340
   
多分、他でも出ている可能性は多分にある。
ただ、野中さんはふにゃふにゃした尾だからと、ハネていた。
今も、ふにゃふにゃや前が弱いので、ハネている可能性がある。
野中さんが、晩年『だぼだぼした尾を残しとかんと、尾が小さなる』と言っていた。野中系を維持しながらも大きな尾をたまには掛けないと、野中系の血の濃さが尾の小ささとして現われてしまうことを、言っていると受けとめていた。
今期は偶然、野中系の典型を雄に使っていた。
近森系を秘めていた雌を掛け合わせていたと思われる。
そこに今期の異常気象の偶然が重なった。
一腹だけの野中系は、その典型をハッキリと現している。
理想の背形が一尾現れている。尾にも数尾現れている。
その数尾は、体にもその傾向を持っていて、種魚の用に足る。
近森系はまだ途上にあるが、楽しみで仕方がない。

2019.12.11(Wed)  土佐錦魚TOP
 12月10日
   
選別思考 3339
   
大阪ランチュウ系の名魚で、貫禄や、力強さや、極まりや、舞や、
土佐錦魚の基本的なそつのなさを楽しむ。
大阪ランチュウ系では、体も楽しむことができる。
リュウキン系の名魚で、尾の揺らめきや、尾の大きさや、尾の薄さや、
反転の優雅さや、舞の華麗さを楽しむ。
リュウキン系では、体にそつがなくても、体が多少甘くても、気にならない。
尾が圧倒的に目を奪ってしまう。
双方には、互いに持ち合わせていない特徴が備わっている。
半世紀以前の東京では、
大阪ランチュウ系を野中系と、系統の継承者の名で呼んでいた。
リュウキン系を近森系と、系統の継承者の名で呼んでいた。
現在、野中系は広く普及したが、近森系は陰を潜めてしまった。
もう二十年ほど以前に、近森系を見知っている人から、
『玉野さん、近森系を復活させてくださいよ、玉野さんしか持っていないでしょ』と言われたが、
「出て来ないんだよね」と、答えるしかなかった。

2019.12.10(Tue)  土佐錦魚TOP
 12月09日
   
選別思考 3338
   
リュウキン系の迫り出しの弱い尾肩の前方へ向かう意志は、
やがて覆い隠される。
迫り出しは、次第に目立たなくなって行く。
弱まった尾肩の前方へ向かう意志は、反転に受け継がれて行く。
やや後方へと向かっていた親骨の抑えも、反転に乗っ取られる。
リュウキン系の前方へ向かう意志は、反転が粗方引き受ける。
だが、親骨先の後ろへの抑えは、反転に持って行かれても、
後ろへの抑えは、反転の戻り反転によって代替えされている。
反転は、大阪ランチュウ系がもたらしている。
戻り反転は、リュウキン系がもたらしている。
両者が互いに影響し合いながら、土佐錦魚は成り立っている。
両者を楽しめる遊び心と、両者を見極める鑑識眼は、教養ある
身嗜み(みだしなみ)となっている。
また審査をする者にとっては欠くことのできない身嗜みとなる。

2019.12.09(Mon)  土佐錦魚TOP
 12月08日
   
選別思考 3337
   
土佐錦魚の大きな成熟魚の骨格の尾芯の挿し部は、挿し棘から尾芯まで含めると
高さ一㎝に達するのがいる。
これに対応するように、前金座の縦付けも高くなっている。
その縦付けが土佐錦魚の反転を生み出すことをする。
後の水平と縦付けの支えは、四十五度の前葉へ捻る歪みを生む。
縦付けからの歪みによる反転は、上方へ働いている。
前を締め括る袖元には、反転が上方から降りてくる。
親骨が、やや下方へ抑えていることによって、上方へ働いている反転が、下方へ抑えられていると同時に、親骨がやや後方へ抑えていることによって、反転は上方から徐々に前方へと傾く。
その傾きが反転の前方への意志へと次第に発展して行った。
やや後方へと向かって行く親骨の抑えは、迫り出しを前方へ向かわせる結果となり、迫り出した尾肩は前方へ向かって行く。
大阪ランチュウ系の尾肩には、前方へ向かう強い意志がある。
大阪ランチュウ系の前方へ向かう意志は、尾肩と反転とにある。
この二つの意志が互いに競い合うことによって力強い前になる。

2019.12.08(Sun)  土佐錦魚TOP
 12月07日
   
選別思考 3336
   
開き尾和金や蘭鋳を解剖したことがないので憶測だが、下葉の尾座内ではやはり少しの角度が付いているものと考えられる。
それがなんで、平付けがきつくても少しのソリ程度でとどまり、土佐錦魚のように反転へは至らないのか。
下葉は平付け風の尾座だが、上葉は全く平付けになっていない。
上葉が下葉を圧するようなことがない。
すると土佐錦魚のように、筒棘全部が親支にはならない。
仮に尾座の筒棘全部が支えなっているとしても、親支が直角的な縦付けにはなっていないものと考えられる。
親支が直角的な縦付けにはなっていれば、反転が生じる。
これには、上葉の尾芯が挿していないことも関係している。
尾芯が挿していれば、筒弓の働きが尾芯の支えに達する。
蘭鋳のハネ以外は挿していない。

2019.12.07(Sat)  土佐錦魚TOP
 12月06日
   
選別思考 3335
   
前金座の骨格は扇を半分広げたように放射状になっているのに、
上見からは凝縮されているように見える。
実際に、鰭条では凝縮している。
金座内の筒棘からの親支は、やはり縦付けになっている。
骨格的には中央から小さな細長い三角形が、左右へ出ている。
一本の棘状が一本の鰭棘を出している。
金座の骨格を筋肉や鱗が覆うと、平付けと縦付けに見える。
なぜか。前金座の尾骨からの棘状は、成熟した魚でも一本のままになっている。
一本から節が分かれて鰭条が広がっている。。
前の鰭条は、一本の棘状から発しているので、シワができ難い。
後の鰭条は、数本の棘状から発しているので、シワが出来易い。
ならば、並側条は前の鰭条の棘状からでなんとなく納得できる。
すると、半側条は前の鰭条の棘状からか前の親骨の棘状からか。
発しているのは前の鰭条の棘状からで、作用は親骨からとなる。
余談だが、シワとなっている条は、並条より狭い条となっていることが多い。
半条よりも狭いことがある。
この狭い条を[シワ条]と呼んでいる。
並条の間に半条があること自体がおかしいのに、それより細い条があることは
異常となり、シワとなることが自明の理となる。
後の棘状は数本になっているので、前のような一本の棘状からの一体的な連携が、各条同士の間にはない。
よって色々な遺伝子を受け継ぐ間には、色々の癖が出る。

2019.12.06(Fri)  土佐錦魚TOP
 12月05日
    
選別思考 3334
   
前の金座は、あんなに大きな反転を発しているのに、上見からではごく狭い範囲
に凝縮されている。
なんで、凝縮されたのか。
平付けの後の広がりが、前の袖元の下に食い込むほどに、前を圧している。
前金座が前へ追いやられている。
久しぶりに、骨格的に見ていこう。
水平に平付けをなしている尾骨からの後の金座内の棘状は、尾芯を中心に左右へ
扇を一杯に広げたようになっている。
十歳程の成熟した魚では分化が進んでいて、左右に細い棘状が数本放射状に出ているのが見える。
前金座の尾骨からの金座内の棘状は実は平付けになっていない。
四十五度的になっていて、やはり扇を半分広げたように放射状になっている。
成熟した魚でも棘状は。一本しか確認できない。
後金座と前金座の境目は、峡条の棘状がクッキリと角度に折り目をつけている。

2019.12.05(Thu)  土佐錦魚TOP
 12月04日
   
選別思考 3333
   
前には、平付けの要素がどこにもない。
なぜ前も平付けに見えるのだろうか。
それは、前の金座部分(前金座)が平付けになっている。
前金座は、反転を出していても、反転の一部にはなっていない。
前金座自体は、平付けになっている。
前金座には、縦付けの親支の付け根の金座部分が含まれる。
縦付けの金座部分(縦付け金座)は、上身からでは見えない。
かろうじて親骨の端っこの鱗が光ると、金座の幅や大きさの目安となる底辺として異彩を放つ。
平付けでは金座が大きく見る。
大阪ランチュウ系では、金座の鱗が大きい傾向があり目立つ。
リュウキン系では、金座の鱗が小さい傾向があり少し寂しい。
上身からでは、その親骨の鱗からが金座に見える。
上身から見える前金座は反転を発していても、後金座と一体的な平付けになっている。
前金座と後金座が一体になっていることで、前と後とは連動的な形となっている。

2019.12.04(Wed)  土佐錦魚TOP
 12月03日
   
選別思考 3332
   
親骨は、元来やや下方へ抑えている。
親骨の成り立ちがそうなっている。
それを筒支が上げようと下支えしている。
それはなぜか。前の平付けは、後の平付けに習おうとしている。
後が平付けでなければ、前は平付けになろうとはしていない。
後が皿付けになれば、前は挙げ付けになる。
親骨は、元来やや下方へ抑えようとしている。
後は、見た目に平付けになっている。
ところが前は、見た目では平付けになっていない。
後の平付けに習おうとしているのは、親骨ということになる。
だが、親骨自体は習おうとしても、平付けにはなれない。
習おうとさせているのは、親骨自体ではなく、親支になる。
だが、親支(筒棘からの筒支)は縦付けになっている。

2019.12.03(Tue)  土佐錦魚TOP
 12月06日
   
選別思考 3335
   
前金座の骨格は扇を半分広げたように放射状になっているのに、上見からは凝縮
されているように見える。
実際に、鰭条では凝縮している。
金座内の筒棘からの親支は、やはり縦付けになっている。
骨格的には中央から小さな細長い三角形が、左右へ出ている。
一本の棘状が一本の鰭棘を出している。
金座の骨格を筋肉や鱗が覆うと、平付けと縦付けに見える。
なぜか。前金座の尾骨からの棘状は、成熟した魚でも一本のままになっている。
一本から節が分かれて鰭条が広がっている。
前の鰭条は、一本の棘状から発しているので、シワができ難い。
後の鰭条は、数本の棘状から発しているので、シワが出来易い。
ならば、並側条は前の鰭条の棘状からでなんとなく納得できる。
すると、半側条は前の鰭条の棘状からか前の親骨の棘状からか。
発しているのは前の鰭条の棘状からで、作用は親骨からとなる。
余談だが、シワとなっている条は、並条より狭い条となっていることが多い。
半条よりも狭いことがある。
この狭い条を[シワ条]と呼んでいる。
並条の間に半条があること自体がおかしいのに、それより細い条があることは
異常となり、シワとなることが自明の理となる。
後の棘状は数本になっているので、前のような一本の棘状からの一体的な連携が、各条同士の間にはない。
よって色々な遺伝子を受け継ぐ間には、色々の癖が出る。

2019.12.02(Mon)  土佐錦魚TOP

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