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 10月31日
   
選別思考 3299
   
浅前は、迫り出しから弓前への初期的な過程と考えられ、
前先返りは、迫り出しから弓前へと受け渡す過程と考えられる。
前先返りは弓前主体だが、迫り前が現れても問題とはならない。
前先返りは親骨自体の捻れが大きく、尾の先域(軟域)が大きく柔らかくなり、
リュウキン系が現れていること示している。
そこに強化策として迫り出し擬きが現れるのも面白い。
迫り前は稚魚の時に尾を張る泳ぎをする。
その張り方に角度をつけて、九十度が目安とよく聞く。
これは、大阪ランチュウ系の迫り前に適合する。
だが、尾先を巻いて泳ぐようなリュウキン系には適合しない。
前先返りは、この中間に位置している。なんとも扱いづらい。
尾先を巻いて泳ぐ感じは、将来での親骨先の上げ感に通じる。

2019.10.31(Thu)  土佐錦魚TOP
 10月30日
   
選別思考 3298
   
*[前先返り(まえさきがえり)]
前先返りの前とは、前全体ではなく親骨を指していて、親骨先が反転に引かれて
前方へ軽く曲がっている形になる。
迫り抑えとは矛盾している。まだ親骨を表す前の字がついていて、返り型の印象
より前型の印象を受ける。
弓前になりきれず迫り前風に見える、迫り前擬きの時もある。
迫り前擬きは浅前と似ているところがあって、親骨先自体の裏返りが見られ、
その裏返りによって少し上っているが、浅前は親骨が反転に吊られておらず、
親骨が反転へ影響を与えている。
前先返りは、反転が親骨へ影響している。
浅前の親骨先には、迫り出しからの作用が及んでいる。
浅前は、桁返り(子返り)になる比率が大きく、反転の作用が直接親骨へ
及ぶことが少ない。
前先返りの親骨先には、弓張りからの作用が及んでいる。
前先返りの親骨先は、直返り(親返り)になる比率が大きく、
反転の作用が直接親骨に及んでいる。

2019.10.30(Wed)  土佐錦魚TOP
 10月29日
   
選別思考 3297
   
親骨先の返り型の[先返り]の三型を、改めて纏めてみる。
先返りとは、親骨自体の捻れによって親骨先が裏返り、反転と親骨が一体となって始まる返り方を言う。
基本的に直返り(親返り)となっている。
基本的には、親骨の捻れが多い弓前になる。
基本的には、親骨先が裏返っている。
迫り前のように、下げる抑えにはなっていない。
衣編がつく袖先返りと裄先返りは、弓前を前提としている。
衣編がついていない「前先返り」は、迫り前と弓前の前型が混在している
可能性が高い。
迫り前でも並側条の直返り(親返り)の迫り前なら、返りが少しスッキリしていない程度だが、半側条や桁返り(子返り)では縮んだり、中途半端だったりして、もたつくことが多い。
それでも先返りの特徴としての裏返りで、親骨先を少し上げ加減にしている。

2019.10.29(Tue)  土佐錦魚TOP
 10月28日
   
選別思考 3296
   
浅前、弓前、一文字、先返りと登場してくる親骨自体の捻れによって、
親骨先が裏返る程の返り方を、親骨の[裏返り]とそのままで言っている。
親骨の裏返りが起きると、迫り前のような下方への抑えが百八十度裏返って、
上方への抑えへと変わってしまう。
先返りは、反転に引かれて前方へ曲がって行くが、前方下へ行くことは少ない。
吊られて上方へ行くことと、裏返って上方へ向くこととが重なるので、曲がり方は前方斜め上方になる。すると反転の浮きが良くなる。
弓前は親骨の意思が反転先に反映され易く、三重に反転の浮きが良くなる。
浮力も働いているとなれば、あの薄い尾に働く活力と共に、四重の作用が尾を
浮かせていることになる。

2019.10.28(Mon)  土佐錦魚TOP
 10月27日
   
選別思考 3295
   
*[一文字(いちもんじ)]
弓前の直返りの並側条に現われる親骨の返り型。
左右の親骨を通して一文字を想わせる前型。
弓張りからの親骨自体の捻れが大きく、親骨の支えの重なりが目立たず前方に
大きく迫り出していない。
親骨の先が裏返るほどの捻れから裄先返りが現れ易く、
親骨先の下げ感が少なく、よって深前になりにくく、柔らかめの反転にもかかわらず大きな返りを維持している。
迫り前であっても一文字と呼んでいるのを耳にしたことがあり、
単純に直返りの並側条であれば該当するとその時には感じられ、
それ以前に聞いた弓前の一文字とは異なっていた。
その頃では大阪ランチュウ系、リュウキン系の認識がなく、
基本的には、迫り前が大阪ランチュウ系、弓前がリュウキン系との区別がなかったために起きた事態と感じられた。

2019.10.27(Sun)  土佐錦魚TOP
 10月26日
   
選別思考 3294
   
*[弓前(ゆみまえ)] 張り出しを持つ前型。
張り出し型、弓に弦を張ったようなしなりで親骨を張り出す。
張り出しは、親骨の付け根から土佐錦魚の円の中央線の前方へ湾曲したような
弓肩となり、中央線の後方へ抑える。
弓肩 張り出しの頂点を掴みづらく、なだらかな張り肩。
弓張り 迫り出しが目立たず、張り出したようなしなる張り型。
親骨自体の捻れが大きく、親骨先は裏返っている。
親骨自体の捻れが大きいので、直返りが現れやすい傾向になる。
親骨自体の捻れが大きいので、親骨先を上げやすい傾向になる。
反転の元域(硬域)の捻れが小さい傾向になる。
反転の先域(軟域)の捻れが大きい傾向になる。
親骨の捻れが親骨先にまで達して、親骨先の上げ感を少し感じさせる。
主体はリュウキン系と見られている。
だが、大阪ランチュウ系の要素を多分に持っている。

2019.10.26(Sat)  土佐錦魚TOP
 10月25日
   
選別思考 3293
   
*[浅前(あさまえ)]親骨型の上下の抑え方一つの呼び名。
半側条とその変形が多く、挙げ前気味と標準の隙間的な位置。
親骨先の上げ感がそうさせている。大阪ランチュウ系主体。
金座が良く、標準型の親骨先を少しだけ上げ返している。
反転に引き上げられている感や親骨先が抑えきれていない感も受けるが、
親骨先自体の裏返りが見られ、その裏返りによって少し上っていると言うか下りが少ない感じ。
迫り前の親骨に捻りが加わり、半側条の桁返り(けたがえり)の維持が難しい
状態となり、半側条が縮んだような変形も見られ、親骨自体の捻れが迫り前へ
影響を与えている。
迫り前の強さと、反転の強さを持っているが、強さの裏返しで反転の大きさは、
成熟を待たなければならない。

2019.10.25(Fri)  土佐錦魚TOP
 10月24日
   
選別思考 3292
   
*[迫り前(せりまえ)] 迫り出しを持つ前型。
迫り出し型、筒棘の作用で出来る親骨の支え(親支)の重なり。
迫り出しは、親骨の付け根から土佐錦魚の円の中央線の前方へ尾肩を迫り出し、
尾肩から先は中央線の後方へ抑えている。
迫り肩 迫り出しが形創る尾肩。
迫り張り 迫り出しの尾肩を頂点とする張り型。
土佐錦魚の張り型の主流となり、大阪ランチュウ系が主体。
平付けになりやすく、金座が尾肩付近に迄達することがある。
肩先の抑えを維持しやすい傾向がある。
反転の元域(硬域)の捻れが大きい傾向がある。
その反面、親骨自体の捻れが少ない傾向がある。
親骨自体の捻れが少ないので、桁返りが現れやすい傾向がある。
親骨自体の捻れが少ないので親骨先の上げが少ない傾向がある。

2019.10.24(Thu)  土佐錦魚TOP
 10月23日
   
選別思考 3291
   
だが結局は、反転に親骨が釣られた結果になる。
すると親骨の抑えが余程良くないと、親骨が前へ行ってしまう。
何か矛盾している。見ていると解るが、反転に余裕があると親骨全体を引くことをしない。
すでに裄先を引いているので、それ以上引く必要がない。
元々強く抑えることをしていない。
それなのに、親骨からは抑えていない感じを受けない。
親骨がしなっている。しなって抑えている。
袖口が広がると、袋の口が広がってしまう。
袋の口が解かれると袋の印象が薄らぐ。
それならいっそ、羽衣のようにたなびかせてはどうだろう。
空中感、浮遊感、それでいてまとまっている。
袋返りや羽衣返りは、反転の象徴になっている。
迫り出しは親骨の張りの象徴となっている。

2019.10.23(Wed)  土佐錦魚TOP
 10月22日
   
選別思考 3290
   
以前は親骨を腕に例えて、手首を返したようと表現していた。
着物の背縫いから肩を経て袖口迄を裄(ゆき)と言う。
そこで、親骨先が手首を返したように曲線で大きく返している形を、
[裄先返り(ゆきさきがえり)]と呼んでいる。
この名は親骨型なのか、親骨の返り型なのか、親骨の抑え型か。
抑えは全く感じられない、親骨型であって親骨の返り型になる。
裄先返りになると、親骨先がしなる曲線で反転に引かれて、
親骨先があたかも反転の一部になったかに感じられる。
袖口が前方へ広がり、少し上がり、反転が最大級になる。
袋反転との違いは、袖口を広くして反転を前方へ出しているところで、
返りが袋状のようで袋状態までにならない。
裄先返りが大きいと袖口が広がる。
すると袋にはなりづらい。
すると羽衣になりやすい。

2019.10.22(Tue)  土佐錦魚TOP
 10月21日
   
選別思考 3289
   
例え深前でも意思を持った反転は中央線より前へ出ようとする。
前進への意思を持った反転が、中央線より前へ出ようとする時、親骨先を道連れにして、反転を大きくして、親骨を牽引する返り方を目にすることが出来る。
この返り方が深前でなかった時に、反転は舞う。
それが直返りで、並側条で、一文字で、弓前で起こり、
この条件があれば例え大阪ランチュウ系の大振袖でも見られる。
それが桁返りでも、半側条でも、リュウキン系なら、見られる。
袋返りでは、ほとんどがそうなっている。
袋返りの親骨先が前方へ曲がっていることを、抑えが悪いように感じた
経験が誰にでもあると思える。
私も教えてもらった基準とは食い違うので、問題視して、ずいぶん悩み考えた
経験がある。
でも、それを指摘して、ハネてしまう人はまずいないだろう。
それは、大関や名魚とされる写真を見ても、確認できる。

2019.10.21(Mon)  土佐錦魚TOP
 10月20日
   
選別思考 3288
   
迫り出しの位置が中央線より出ていないと弱さを感じてしまう。
それは、どんな時になるのだろう。
それは、付き方が弱く、親骨の発し方が弱くなっている。
山付けでは、親骨がハの字に斜め下へ出ているので、迫り出しや尾肩の形にならず、中央線辺りや手前で留まってしまう。
山付けは平付ではなく、金座は弱いか小さく、琉金付を呈する。
琉金付きは、金座が小さいせいか尾肩が体の近くへ寄っている。
それでも、反転の前部は中央線より前へ出ている。
何故だろう。
ハの字に下がった親骨は、前進時には更に後ろへ向いてしまう。
前進時に前へ向くのは、前進への意思を持った反転になる。
ハの字の親骨は、前進への意志が薄れていることになる。
その代わりに反転先があるいは戻り反転の軟域線が前進する。

2019.10.20(Sun)  土佐錦魚TOP
 10月19日
   
選別思考 3287
   
それは最早流れではないかと思わせると、止まった時や後退の時には親骨が戻ってくる。反転が上がってくる。
「やっぱり土佐錦魚でいようと頑張るんだ」と思わせる。
その頑張りは、親骨が水平線への上げる張りを戻し、中央線への前への張りを戻し、反転を上げることで、表現している。
その表現ができなくなるのは、親骨がカタカナのハの字に下がって付いていると、反転の上部は水平線より上がりにくくなる。
袋のような反転は望めなく、深前の反転はだらしなくなる。
それは土佐錦魚として頑張っていない感じを受ける。
それでも、反転の前部は中央線より前に出ている。
反転の前部の位置は、弱さの目安にはならないことになる。
すると、弱さの目安は尾肩の位置になる。反転の高さになる。

2019.10.19(Sat)  土佐錦魚TOP
 10月18日
   
選別思考 3286
   
時に、標準より親骨が少し上下前後する程度は、標準値となる。
浅前は、標準値とされている。挙げ前気味よりましになる。
常に、標準を少し超えてもさほど泳ぎに影響なく、また良いところを持っていれば、衣紋掛けは、標準に準じ、控え、下げ控は、それに続き、挙げ前気味、跳ね前は、拾われることがある。
そこを超えて泳ぎに悪影響がでると、挙げ前になる。
例えば、リュウキン系の傾向として、親骨が成熟と共に弱まり、基準値から標準値になったり、標準値が控えや下げ控になったり、老齢で撫ぜ肩や流れ気味や深前気味になったりもする。
前後だけの控えなら控えとなるが、それに深前気味が加わると親骨先が後ろと下へ総合して向いてしまう。
すると、迫り出しの効果を失うような親骨の弱さとなり、土佐錦魚効果が弱まり、琉金的になってしまう。

2019.10.18(Fri)  土佐錦魚TOP
 10月17日
   
選別思考 3285
   
挙げ前、深前は、前葉全体の型名になっている。
挙げ前、深前は、ハネ状態の呼び名になっている。
万歳、海老前、流れもハネ状態の呼び名になっている。
上下の張りの強さは、どこまでが基準範囲なのか。
[停止時に土佐錦魚の円の水平線より少し下方へ抑えている]
[前進時には、泳ぎによってさらに下方へ抑える]
[後進時には、土佐錦魚の円の水平線で抑えている]
標準範囲は、基準範囲に準じている。
前後の張りの強さは、どこまでが基準範囲なのか。
[停止時に土佐錦魚の円の中央線より少し後方へ抑えている]
[前進時には、泳ぎによってさらに後方へ抑える]
[後進時には、土佐錦魚の円の中央線で抑えている]
標準範囲は、基準範囲に準じている。

2019.10.17(Thu)  土佐錦魚TOP
 10月16日
   
選別思考 3284
   
挙げ前と深前は高知生まれだが挙げ前気味は東京生まれになる。
その頃は審査をしながら勉強して行きましょうと言って、審査員の員数を揃えたのだが、いざ審査員になると、急に偉くなってしまうのが人の常のようだ。
習いながら審査を学んで行く心がけが、その日から教えながらに変わってしまう。次第には、目当ての魚を上位にあげたがる。
それがうまくいかないと、投票制にしようと言い出す。
それも思うままにできないと審査委員長制にしようと言い出す。
審査員とは厄介なものだ。審査を学ぶよりも振るいたがる。
土佐錦魚の歴史の中の愛嬌として[挙げ前気味]を残している。
高知にてその辺りをハッキリして置かなかったことから、波及した名称になる。
教え方も、捉え方も、人次第となる。
それでも対処できる、大綱的な規定を定めて置く必要がある。

2019.10.16(Wed)  土佐錦魚TOP
 10月15日
   
選別思考 3283
   
泳いでいる時に、少しでも水平線より挙げていると、挙げ前とされてしまうことになりかねない。
そんなことが実際の審査の場であった。
「少しでも水平線より挙げていると、挙げ前」と教わったその審査員は、
まだ経験が浅かったので、かなり良い魚を少し上げているだけでハネようとした。(出陳者はビックリしただろう)
その審査員は教わったことを、実行したに過ぎない。
多少その先を学んでいた審査員が、この魚をハネてしまう訳にはいかないので、
と役魚へ戻した。
それでは落とした審査員の顔が潰れてしまう。
そこで「これは挙げ前になっていない手前の挙げ前気味なので、残してあげましょう」と言って、なだめた。
その時に[挙げ前気味]は、産声をあげた。

2019.10.15(Tue)  土佐錦魚TOP
 10月14日
   
選別思考 3282
   
[親骨型]の前後の抑え方の表現は、
[万歳→海老前→跳ね前→衣紋掛け→標準→基準→標準→控え→撫ぜ肩→
流れ]、万歳と流れは、前後の究極になる。
横綱前、決める、極める、舞うなどが基準や標準状態の表現か。
[親骨型]の上下の抑え方の表現は、
[挙げ前→跳ね前→浅前→標準→基準→標準→下げ控→撫ぜ肩→深前]、
跳ね前は同じ呼び名で前後と上下に共通している。
控えと下げ控(さげびかえ)も同じ意味で共通している。
前後の抑えと上下の抑えは、重なって現れることが多い。
総合的に表現されることが多い。
[海老前]は、万歳と挙げ前が相乗している。
挙げ前と深前も上下の究極になるが、少し上げているぐらいでは挙げ前
とはならない。挙げ前気味とは言える。

2019.10.14(Mon)  土佐錦魚TOP
 10月13日
   
選別思考 3281
   
親骨勝りには[衣紋掛け(えもんかけ)]という呼び名がある。
肩が張っている人をハンガー見たいと言う。
衣紋掛けはそれ以上にまっすぐ張っている感じが、伝わってくる。
衣紋掛けは、土佐錦魚の円の中心線上とも言えるが、抑えの印象が
湧かないのがいい。肩も腕も張っている感じになっている。
「衣紋掛け]は、ちゃんと袖を広げられる。
「衣紋掛け」と言うと、前進時に親骨が中心線より後ろへ下がらない印象になる。これは当てはまる。
同時に、前へ進まない印象にもなっている。
それがかえってハネ扱いでないことを示し、
他が優れていれば戦える範囲であることを示している。
海老前、海老手前はハネ名、跳ね前は怪しいところ。
親骨勝りは強さの呼び名。衣紋掛けは他が良いと標準に準じる。

2019.10.13(Sun)  土佐錦魚TOP
 10月12日
   
選別思考 3280
   
[前進時の抑えが、円の中央線止まりでも、標準値になる]
それ以上前へ行くと抑えが弱くて親骨の張りが強いことになる。
今度は抑えの対象ではなく、張りの対象で良過ぎることになる。
そんな時には、どんな表現を用いた名称があるのか。
親骨が張っていて反転より目立てば[親骨勝り]の状態になる。
更に親骨が張っていると[跳ね前]の状態になる。
その先は万歳になる。万歳みたいな面白い表現はそうそうない。
海老前の手前まで張っていると[海老手前]。
海老前と海老手前には少し面白みがあるが、これもハネ名。
ハネ名を詳しくしても仕方ないが、段階は良く解る。
強さの順では、親骨勝り→跳ね前→海老手前→海老前になる。
弱さの順では、控え→撫で肩→流れ手前→流れになる。

2019.10.12(Sat)  土佐錦魚TOP
 10月11日
   
選別思考 3279
   
両者は、どうように扱われるのか。
以前、品評会の当歳で、抑えが弱いが実に良い魚が出陳された。
その良さは他を寄せ付けなかった。審査員一致で東大関かと思えたが、
一人「親骨が弱い」と一言指摘した。
だが、他に敵う魚がいなくて大関になった。
二歳でも出陳されたが、さらに弱くなっていた。
抑えが弱くなっていても、「控え」の範囲であれば、審査に耐えられるが、
もっと弱いと落とされる範囲になってしまう。
撫で肩は、付きの弱さや張りの弱さを指摘されてしまう。
がだ、反転に余裕を持つ傾向があり、けっこう拾われる。
審査はその時点が原則で、当歳、二歳は、先行きも加味される。
単に、他にその上になる魚が出陳されて居るかの事態だった。

2019.10.11(Fri)  土佐錦魚TOP
 10月10日
   
選別思考 3278
   
抑えが弱いとは、張りが強いことを言っている。
前後の張りの強さは、どこまでが基準範囲なのか。
[停止時に土佐錦魚の円の中央線より少し後方へ抑えている]
[前進時には、泳ぎによってさらに後方へ抑える]
[後進時には、土佐錦魚の円の中央線で抑えている]
標準範囲は、基準範囲に準じている。
標準に満たない迫り出しの名には[撫で肩(なでかた)]がる。
「控え」は、尾肩先の状態を示している。
「撫で肩」は、尾肩までの状態を示し、親骨の付き方でもある。
控えは、迫り出しを備えていることになり、
撫で肩は、迫り出しが見えづらい程、弱いか狭い付き方になる。
撫で肩は、張り出しそのものが弱いことになる。

2019.10.10(Thu)  土佐錦魚TOP
 10月09日
   
選別思考 3277
   
「良過ぎ」とは、抑えの適正範囲を少し過ぎていると受け取れ、
前進時には、親骨が標準値より後方へ少し下がると受け取れる。
これが標準値に準じるのであれば少し落ちる程度で問題はない。
だが指摘される程であれば、標準値より下げていると思われる。
それ以上抑え過ぎると抑えの範囲から外れてしまう警告になる。
抑えの良過ぎの状態に名をつけると[控え(ひかえ)]となる。
抑えるは、自らと、他からの力が拮抗している。
控えるは、自らは進もうとしていないが、流されてもいない。
流れるは、もう流されている印象になる。
抑えが控えているとなれば、まだ流れではなく、なんとか抑えが
留まっている範囲を、名称で表現している。
控えた抑えより弱いと、流れの範囲に入り始める。
流れに名称は不要で、流れ始めや流れているで、可いと思える。
親骨の弱さの最高値の表現の[流れ]は、的確と思われる。

2019.10.09(Wed)  土佐錦魚TOP
 10月08日
   
選別思考 3276
   
そこで、親骨の前後の抑えの、基準外の名称を考察して見よう。
抑えとは、親骨の強さを抑えている表現になっている。
強過ぎは状態であって型ではない。
海老前は、型ではあるが前型であって親骨型ではない。
そもそも前型とは[前葉全体の型]とされている。だが、
前型の内には[親骨型]と[親骨からの返り型]と[反転型]と、
[抑え型]の計五型が何気なく使い分けされている。
海老前は、その内の[前型]の前後の抑え方の表現になる。
抑え方の「強過ぎ」との表現は、抑えが強過ぎて後ろへ流れる方向と、
前方へと強い張り過ぎの方向とに受取れる。
強過ぎとは一般的には、親骨の張りが強い方向を言っている。
「抑えが強過ぎ」は、適切な表現でないことになる。
だが「抑えが良過ぎて」という評を聞いたことがある。
「良過ぎては」良い抑えだが少し過ぎていると、受け取れる。

2019.10.08(Tue)  土佐錦魚TOP
 10月07日
   
選別思考 3275
   
極端に弱く流れているハネは、親骨が流れていると的確に解る状態で、
型名はつけられていない。
極端に強く張り過ぎているとハネになるが、歴史上では海老前と言われて、
迎え入れられた時代を経ている。
親骨の張り具合の抑えの規定の基準は、解るようで解りにくい。
[停止時に土佐錦魚の円の中央線より少し後方に抑えている]
[親骨は中央より発し、迫り出しは中央線より前方に出て尾肩を形成し、
尾肩先の親骨は中央線より少し後方へと抑える]
([迫り前]と異なる[弓前](一文字)は、尾肩が無いわけではなく
、目立たないだけで役目はシッカリ果たしている。)
[迫り前型]は親骨の抑え型の主流ではあるが、絶対ではない。
抑え型は、役目をシッカリ果たしていれば、迫り出しが目立たなくても
差し支えなく、一文字は別格な親骨型とされている。

2019.10.07(Mon)  土佐錦魚TOP
 10月06日
   
選別思考 3274
   
戻り反転のことを初期には反転の抑えと言っていた。
その抑えが発達して行くと、戻り反転と総称され、発達過程での名称が付けられて、区別され始めた。
その名称でどのような反転かを想像できる。
親骨は、前型として迫り前、弓前または一文字、などがあり、
親骨先からの返り方は、前先返り、裄先返り、一文字、
親骨からの返り方は、直返り(親返り)、桁返り(子返り)。
桁返り(けたがえり)ならほぼ大阪ランチュウ系と見て取れる。
金座が大きくてキッチリ平付けなら、大阪ランチュウ系と。
尾座程度でも、前がシッカリしていたら、大阪ランチュウ系と。
戻り反転があっても、袖口が大きく開いたら大阪ランチュウ系。
一文字とは規格がある。だが、段や枚は便利で使われている。
親骨の前後の抑えも、強弱の強い弱いで名称がない。
親骨の上下の抑えは、挙げ前、挙げ前気味、浅前、深前気味、深前とあり、
状態は何となくわかるが、釈然としない。
親骨の前後の抑えは規格通りが前提で、返り型が語られている。
それより強いか弱いかになっている。極端に弱いと流れているハネとなり、
極端に強いと万歳と形容されるハネとなる。

2019.10.06(Sun)  土佐錦魚TOP
 10月05日
   
選別思考 3273
   
*[羽衣返り(はごろもがえり)]
羽衣返りは、袋返りとは異なる返りとして、象徴とされている。
大阪ランチュウ系からは羽衣返りが出ないと思い込まれている。
それは出ないだろうと、何となくだが解る。
それは、羽衣返りに大阪ランチュウ系の体は似つかわしくない。
妖艶な舞姫か?天女に操られて羽衣は舞う。
羽衣返りに大阪ランチュウ系の体がつくと、男子のボディービルダーがドレスを
着ているようで、目を疑たぐるだろう。
琉金のあの尾が無いと、袋は誕生しないと言えるが、大阪ランチュウ系の尾先に
リュウキン系が現れることは望まれている。
大振袖までは大阪ランチュウ系で叶えないと、理想は遠くなる。
詰まり理想は、大阪ランチュウ系の大振袖なのか。
羽衣返りは土佐錦魚の象徴としてリュウキン系に留まるだろう。
カトレアの花びらが羽衣になるとは、思えない。

2019.10.05(Sat)  土佐錦魚TOP
 10月04日
   
選別思考 3272
   
弱さや哀れや愛おしさに囚われてしまい、目が滲んでいる。
あまりに心が奪われていると、他を認めることをしたくない。
リュウキン系信奉心は、羽衣返りの祖から波状している。
ではどうだろうか、袋返りをリュウキン系の特徴として、
振袖返りの大振袖を大阪ランチュウ系の特徴としては。
両種の典型はいいとして、どのみち系統は混ざり合っている。
だがそのけじめはつけて置かないと、なんでもいい加減になる。
巾着返りの結び方が甘いと巾着返りとは言えなくなる。
巾着返りの抑えが甘いと巾着返りとは言えない。
巾着返りは完成されていないと擬き(もどき)扱いされる。
巾着返りと同様に、袋も厳しく擬き扱いするべき、と思われる。
前先返りのケジメとはなんだろう。
前先が反転に参加して返っていることになる。
抑えていた手首を返すように。

2019.10.04(Fri)  土佐錦魚TOP
 10月03日
   
選別思考 3271
   
袋返りは、リュウキン系からしか未だ出ていない。
大阪ランチュウ系からは、袋返りが出ないのか。
もし出たら、それが理想の土佐錦魚と成り得るのではないか。
袋返りは、リュウキン系からは既に出ている。
袋返りは、リュウキン系だから出ていると、現在は言えている。
袋返りは、リュウキン系からの発展形ではあっても、琉金らしさは微塵もなく、
琉金の尾は、土佐錦魚の形態に変貌している。
変貌した尾と、やはり琉金らしさの微塵もない変貌した体になる。
それは雄型の体として現れている。
雄型ではやはり、少しは、琉金や大阪ランチュウ系の体に似た方が量感と力感を
得られて良いと思わせている。
だがその小ぶりの体が、尾の大きさや雰囲気を強調している。
均整の崩れた、いや均整を超えた演出となっている。

2019.10.03(Thu)  土佐錦魚TOP
 10月02日
   
選別思考 3270
   
大振袖が袋状になったのと、袋返りとは、どこが異なるのか。
大振袖が袋状になっていれば、袋と呼んで差し障りはない。
大振袖は、振袖返りの発展型になっていることを望まれている。
袋返りは、振袖返りから経路が分かれている。
大阪ランチュウ系とリュウキン系の、何方が主体となっているかで別れている。
振袖返りは、大阪ランチュウ系主体と言える。
大振袖には大阪ランチュウ系の比率が少しは残ってもらいたい。
大振袖になるには、リュウキン系の高い比率が必要になる。
袋返りと大振袖は、別経路なのか。別発生なのか。
袋返りも戻り反転の名称なら、形状が条件を満たしていれば、たとえ別経路でも
差し支えないことになる。
別経路とは、大阪ランチュウ系とリュウキン系の経路になる。
大振袖迄は、たまに大阪ランチュウ系からも出ている。

2019.10.02(Wed)  土佐錦魚TOP

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