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 09月30日
   
選別思考 3268
   
*[袋返り(ふくろがえり)]或いは[袋(ふくろ)]
戻り反転は、袋を以って究極としている。
袋は、戻り反転が主役になっている形態の総称とも言える。
事実上、大阪ランチュウ系からは袋が誕生していない。
リュウキン系からしか誕生を見ていない。
それを根拠にして名称の使用も今の所リュウキン系に絞られ、
大振袖が袋状になれば、袋で差し支えないことになる。
だが、袋の口が解かれると袋ではなくなる。
解かれた袋の口は、横から斜め後方になる。
大振袖は斜めに後方になる。
袋はそれより後方に袖口があり、横方向へ開く感じを与えない。
つまり、親骨を見せない。
もはや反転は、袋の陰になっている。
袋のための存在になっている。

2019.09.30(Mon)  土佐錦魚TOP
 09月29日
   
選別思考 3267
   
*[大振袖]
振袖返りが進展した大振袖は、包み込むような印象から袋と呼ばれたりするが、
袋は後退する時にも袋の印象を保とうとする。
後退時に袖口の開きが見えると、袋の印象は解けてしまう。
大振袖は、戻り反転が振袖よりも更に発達して包み込む印象になって行くが、
泳ぎによって袖口を開くことをする。
袖口を開くとは、反転が振袖返りに近づくことになる。
それでも振袖返りよりも反転の大きさを保っているのは、親骨先が、抑えとは逆の前方へ返り始めていることで叶えている。
尾肩先を後方へ抑えている迫り抑えとは、真逆になる。
抑えとは逆の前方への親骨先の返り方は、三型になっている。
[前先返り(まえさきがえり)]
[袖先返り(そでさきがえり)]
[裄先返り(ゆきさきがえり)]

2019.09.29(Sun)  土佐錦魚TOP
 09月28日
   
選別思考 3266
   
これ以上の反転では、大阪ランチュウ系より、リュウキン系が主体になって行く。硬さより柔らかさが表立ってくる。
反転より戻り反転が主体になって行く。
もう一つ主体となる傾向は、雄系となる。
雌はどうしても体が発達する。雄は尾が発達する。
リュウキン系といってもここまでくると完全に土佐錦魚になっている。
琉金のふくよかな体を望んでも、尾に取られてしまう。
主流となっている迫り前も目立たなくなって行く。
迫り前は、親骨が主役であることを前提にしている。
主役の面目を迫り前や桁返りが保てるのは振袖返りまでとなる。
振袖返りから始まる、振袖返り→大振袖→袋返り→羽衣返りは、並側条で直返りが前提で、更に袖先(そでさき)返りと、裄先(ゆきさき)返りが加わると、
迫り出しに拘りを持てなくなる。

2019.09.28(Sat)  土佐錦魚TOP
 09月27日
   
選別思考 3265
   
*[振袖返り(ふりそでがえり)]
反り返り→袖口返り→袖元返り→袂返り→振袖返りの経路。
戻り袂が伸張を遂げて振袖の感じとなり揺れる振袖の印象を生み、
振袖返りと名付けられている。
振袖返りも、戻り反転の形称となる。
前進時には、親骨の殆どが振袖に隠されて見えない程になる。
それでも後退時には、袖口の開きを感じる。
袖口が少し開くと親骨と親骨からの反転が見える。
前進時と後退時の反転の変化が大きく、華やかさと優雅さを備え、
その下地に迫り前の力強さも感じられる。
決めると、土佐錦魚の反転はこうだぞと見せつけながら舞う。
大阪ランチュウ系主体の反転の到達位と言える。
現時点の現実的な大阪ランチュウ系の理想形ともなっている。

2019.09.27(Fri)  土佐錦魚TOP
 09月26日
   
選別思考 3264
   
*[戻り振袖(もどりふりそで)]
もう[振袖抑え]と言う必要はなくなってしまった。
反転より反転の抑えの[戻り反転]の方が主役になっている。
その戻り反転を[戻り振袖]と、袂よりの発展形を呼んでいる。
戻り袖元→戻り袂→戻り振袖と、戻りの呼び名も発展して行き、
その総称を[戻り反転]と呼ぶようになった。
袖元には振袖が被さってしまい、親骨は振袖に隠されてしまい、
揺らめく振袖は目を奪い、親骨先が陰から覗き見をする。
袂と振袖の境目がハッキリしなくなっている。
前進する時に、前葉は振袖に覆われている。
それでも後退時には親骨と反転の半ば辺りが顔を見せる。
泳いでも、止まっても楽しい、舞って優雅で可愛い。
土佐錦魚の反転は、戻り反転の振袖を得て完成なのか。
戻り振袖までが大阪ランチュウ系と感じられる限界になる。
振袖返りになると、何方の系統からかの見極めが難しくなる。
親骨と付き元の強さが方目安になる。迫り出しはもう見えない。

2019.09.26(Thu)  土佐錦魚TOP
 09月25日
   
選別思考 3263
   
横綱前は、大阪ランチュウ系の袂返りとなっている。
泳ぐと袂が大きくなり、静止時や後退時には袖口が開く。
近年ではその横綱前の袂が、成熟と共に成長する姿を見かける。
青年期では袖元返り程度だが、成年期には立派な横綱前になる。
成年期迄の袂返りの横綱前は、よくカトレアの花に例えられる。
やがて老年期に入ると袂先が著しく発達して、袂を凌ぐ。
カトレアの花びらの厚みは、元域だけが目立つ感じになる。
それなのに、後の尾厚や金座や平付けは十分に保たれている。
その時の魚は雄だった。雄だから締まった体となり、雄なのに中手から丸手を
保ち、成年期迄は大きめだった体が尾の伸張に伴い均整がとれ、更に袂の伸長と共に尾が優り、体の力感に尾の風情が加わり、不思議な貫禄を醸し出している。
大阪ランチュウ系の成熟によって、リュウキン系が現れている。
理想的な方向性を見せていた。
それは、大阪ランチュウ系の袂返りが[戻り振袖][振袖返り]へと発展する方向になる。

2019.09.25(Wed)  土佐錦魚TOP
 09月24日
   
選別思考 3262
   
*[袂返り(たもとがえり)]
反り返り→袖口返り→袖元返り→袂返りの経路になる。
大きな尾になれば、峡条も長くなる。
軟域線は、峡条の先辺りとなっているので、自体が伸張した峡条の先には、
軟域の生長の可能性が加わっている。
頑(かたく)なで丈夫で硬くなる役目の後葉の峡条の袖元は、ひたすら前向きな曲線になって、潜り込むことに専念している。
前葉の峡条の袖元は、折り返しながらも余裕を持って立ち上がり、袂の膨らみと尾先の一掃の生長を始めた。
その生長が切っ掛けになって、反転の後部の袂から袂返りが形成され、その軟域先に更なる成長を促した。軟域先が生長すると、条幅も広がることになる。
伸張した軟域は柔らかくて、泳ぎの水流には逆らえない。
伸張先は戻り袂となって、広い袂返りを形成する。
袂返りになると反転が大きくてもエラの中に入るようなことがなくなる。
余裕と優雅さを増して行った。

2019.09.24(Tue)  土佐錦魚TOP
 09月23日
   
選別思考 3261
   
*[戻り袂(もどりたもと)]
戻り袂は、袂抑えを言い換えただけで、同じ部位になる。
袖元は、リュウキン系の現れによって長さの伸張を得た。
袖元は、泳ぎによる作用で袂への進展を得た。
畳み込みからの返り先は、立ち上がりが抑えられて上方へ向かずに、
戻り袖元より横方向や斜め後ろ方向を向くようになった。
その始まりは袖元先の袂からに、どうしても見えてしまう。
親骨先から始まっているとは見えない。
返りの始まりは親骨から、戻りの始まりは袖元先からと見える。
袖元の峡条は、軟域線の始まり辺りとなっている。
尾が大きくなる時には尾さきの方が生長し易い。
それは、軟域線の先ということになる。
峡条の軟域線の先には、その生長を妨げる要素がない。
親骨先には、親骨という阻害要素がある。
親骨の生長なくして、親骨先の生長は望めない。

2019.09.23(Mon)  土佐錦魚TOP
 09月22日
   
選別思考 3260
   
ところが峡条はかたくなで、縮まろうとも広がろうともしない。
振った後葉の峡条は、前葉の峡条の下へと潜り込む。
潜り込んだ後葉の峡条は、更に前方へと前葉を押し退ける。
潜り込まれた前葉の峡条は、その上に畳み込む。
潜り込む後葉の峡条は、丈夫になろうと硬くなる。
潜り込まれ前葉は、柔らかくなって去(い)なそうとする。
振られた峡条は畳み込みを広げた上に、前葉の反転を引っぱる。
否が応でも土佐錦魚の袖元は、発達してゆく。
逆上がりからの発達が袖元になり、泳ぎ畳になり、折り畳みになり、
その上の袖元の前葉が発達したのが袂(たもと)になる。
袂が発達すれば、反転の抑えの戻りも発達する。
これは既に遺伝子化されて、リュウキン系の当歳の夏場には、
袂が現れて先行きの戻り反転の兆しをそこで感じさせる。

2019.09.22(Sun)  土佐錦魚TOP
 09月21日
   
選別思考 3259
   
*[袂抑え(たもとおさえ)]
袖元にできた泳ぎ畳から、折り畳みとなり、さらに発達すると、
袖元の上部にさらなる余裕ができてきた。
袖の袂が膨らんできたように見えるので、その膨らみを袂(たもと)
と呼んでいる。
袂から続く反転の抑えは、袖元抑えより幅と域を広げている。
なんで袖元は発達しているのか。リュウキン系が加わったから。
安定した大きな反転は、袖元の上部やその尾先が伸張している。
そこに余裕ができる。
余裕が出来ると袖元の折れ畳が深くなる。
すると、またそこに余裕ができる。
すると袖元の上部が袂へと発達する。また余裕ができる。
その発達は、腰を大きく振るせいで出来たと考えられる。
腰を振る時に、尾全体をそのまま一斉に振ることはしない。
左右の峡条を交互に締めて、腰と繋がる力点のようにして振る。
左へ振れば左の峡条が普通は縮まる。右の峡条が普通は広がる。

2019.09.21(Sat)  土佐錦魚TOP
 09月20日
   
選別思考 3258
   
*[袖元返り(そでもとがえり)]
反り返り→袖口返り→袖元返りの順当な経路になる。
袖元返りからは、戻りという抑えを、反転という大枠の中で、
獲得したことになる。
折り畳みは袖元に出来る。静止時や泳ぐと現れてくる。
尾厚が有れば有るほど後の張りは良くなり、逆上がりになり易く、
袖元の折り畳みは出来にくくなる。
尾厚によって反転は小ぶりになり易い。
それを、泳ぎ畳(およぎたたみ)が生じることによって、
泳ぎに無理感がなくなり、自然感が生まれる。
折り畳みという余裕によって、後の力強さがかえって現れる。
小ぶりな反転や後でも舟底のような物足りなさを感じさせない。
泳ぎが自然なことで、シッカリした後を見せつける。
無理を感じさせない大阪ランチュウ系となっている。

2019.09.20(Fri)  土佐錦魚TOP
 09月19日
   
選別思考 3257
   
*[戻り袖元(もどりそでもと)]
戻り袖元は、袖元抑えを言い換えただけで、同じ部位になる。
戻り袖元は、反転という大枠の中で幾らかの戻りを得ている。
張り一辺倒の反転は、袖元からの戻りで余裕を得ている。
余裕は、いつも前進の反転を僅かでも後ろへと受け流している。
袖元に僅かでも余裕が現れると、袖口の始まりに幾らかの緩みが感じられ、
掲げているような張り詰め感が袖元から薄れる。
袖元先の戻りは、袖元に折り畳みが出来だした兆しと言える。
泳ぎによる反転の伸縮を、折り畳みの開閉が手助けしている。
余裕はリュウキン系の作用が尾先に現れだした兆しとも言える。
尾が一回り大きくなれた証拠とも言える。
袖元が長くなることは、尾自体が伸張できることになる。

2019.09.19(Thu)  土佐錦魚TOP
 09月18日
   
選別思考 3256
   
*[袖元抑え(そでもとおさえ)]
袖元抑えは、親骨先から抑えている感じではなく、袖元の抑えが徐々に反転へ
伝わる感じになる。
開きっぱなしだった袖口の尾が一回り大きくなると、生長部の尾先が薄くなって、袖口の袖元が泳ぐ時に少し押し戻される。
だがやはり、後退時には袖口が開いてしまう。
その状態は、袖元に折り畳みが現れてきた段階と言える。
尾厚はまだ十分に有るが、尾先が伸長したために、尾先に薄さが現れ出した。
だが、親骨がシッカリしているため親骨先に、泳ぎの水流で戻されるような感覚が生まれていない。
抑えとは言っても実は弱さの現れで、泳ぎの水流で少し押し戻されているに過ぎない。その押し戻されは袖元の先から始まる。
袖元先に余裕が現れてきたことになる。
この場合の余裕とは、前進への意思を持たない、自由な部位になる。

2019.09.18(Wed)  土佐錦魚TOP
 09月17日
   
選別思考 3255
   
反転が体から離れていると大なり小なり袖元に抑えが生まれる。
反転が体から離れていない袖口返りには、まだ逆上がりがある。
すると反転は体の近くから始まり、体に触れるほどになる。
袖口返りの範囲は、袖元に折れ込みが出始めていてもまだ逆上がり
になっているところから、次第に折れ込みが出来て行く。
すると袖元がシッカリしてくる。
そして、逆上がりや折れ込みが体から離れて行くのが、
土佐錦魚の発展段階になる。
段階を進展した型は、安定性を増し反転に多彩な変化を見せた。
袖口返りの範囲に留まる型は、その範囲での充実を見せて行く。
袖口が大きくなるほどに、親骨が十分抑えていることになる。
この良さを失わない限り、袖口返りは反転の大きさを誇れる。
袖口とは、反転の開口部を言う。袖口返りは開口部が一番大きく、
反転の高さ、或いは反転先の出を誇っている。

2019.09.17(Tue)  土佐錦魚TOP
 09月16日
   
選別思考 3254
   
*[袖口返り(そでぐちかえり)]
反り返り→袖口返りへの経路が、現在の反転の元となっている。
いつも袖口が大きく開いている感じで反転に抑えが見られない。
できれば反転の戻りを望むが、別段問題にならなく見せる。
反転に抑えが感じられないのに別段問題にならないのは、尾厚を維持している
反転先に、意思が生まれたからと推測している。
袖口返りの反転先は、上や横と横から前へと広がり、反転先に意思を見せ、
横に開口部ができる。
できればその反転が、体から離れることを望まれている。
返りが大きいと反転先が体までに及ぶ。
良いことに思えるが、反転先が鰓に入ったり、目を擦ったり目や反転先が傷つく。反転が体から離れることは、反転が小さくなることに繋がるが、さしも気にかからない。
成長と共にやがては大きくなる。
反転が体から離れることは、金座が大きいことになる。
反転が体から離れることは、尾肩が体から離れている。
反転が体から離れることは、親骨(渡り)が長いことになる。
反転が体から離れることは、親骨の抑えが良いことになる。
反転が体から離れることは、袖元が長いことになる。
反転が体から離れることは、袖元の抑えが良いことになる。
反転が体から離れることは、袖元の峡条が長くなっている。

2019.09.16(Mon)  土佐錦魚TOP
 09月15日
   
選別思考 3253
   
*[下げ返り(さげかえり)]
反り返り→ベタ返り→下げ返りの歓迎されない発展経路になる。
巾着返りは、反り返りから救われる方向になる。
下げ返りは、反り返りから過ぎ行く方向になる。
ベタ返りをこけおろしておいて、どう拾い上げるか戸惑う。
一八〇度以上の反転は泳ぎの水流でさらに下方へ回転して行く。
反転は、普通親骨より上部にあるものとの思い込みがある。
反転が親骨より下へ向くと泳ぐ度に反転が逆転して妨げになる。
もう良し悪しではなくなる。奇異な感じを受けてしまう。
反転とは奇異なものか、珍なものか、親骨に従うものか。
親骨より前方へ行くのであれば、親骨を克服するか、親骨に取って代わるものを
反転が持たないと、奇異のままで終わってしまう。
親骨だけでなく反転にも抑えが必要と痛感する。

2019.09.15(Sun)  土佐錦魚TOP
 09月14日
   
選別思考 3252
   
反り返りから返りだけが発達して前方へ一八〇度反転。
巾着返りは反転が体に近くが、ベタ返りは前方へ行ってしまう。
親骨の捻れと付き元のうねりが良過ぎて、返りが良過ぎる。
袖元から立つように返り出すと、反転先が次第に降りて
水平までに達してしまうと、反転の面白さが失せる。
後の平付けに対して前が達成する前後差や上下差が薄らぐ。
本来は親骨が持っていた前進感を反転が先んじて打ち消す。
反転は全開してしまうより少しでも包容している方が落ち着く。
反転全体としての包容感が、余裕に感じられると気付かせる。
反転の少ない魚に少し分けてあげられたらと、残念に思える。
土佐錦魚の反転が、如何に目を引き印象を決定づけるのか。
体や後がいくら良くても、気がそっちへ回らない。
過ぎたるは及ばざるより無念。
この形には直返りが多く、付き元からの反転の強過ぎが多く、
親骨の抑えが弱い、これが直返りでなく折り前だったら、
ベタにならなかった可能性が出てくる。

2019.09.14(Sat)  土佐錦魚TOP
 09月13日
   
選別思考 3251
   
大きく返った反転は、体に被さるほどに背鰭に近づく。
反転を挙げているのに親骨は標準まで下がっていて、
泳いでいる時には少し後ろへ抑えていることが肝要になる。
巾着返りは、完成されていないと、特徴的なだけで冴えがない。
立ちが出易く逆し向き易い。太らし過ぎは禁物となる。
大ぶりの体はリュウキン系の雌型に多く見られる。
小ぶりで良く締まった体は大阪ランチュウ系に見られ、更紗の着物とおちょぼ口がよく似合う。
作りは難しいが出来た時には、この上ない喜びが湧く。
名人芸のように作られた巾着返りを実際に見ていないと、実感が沸かないかもしれない。完成型はなかなか出てこない。
知らない人はその前に、巾着返りの型を認めなかったりする。

2019.09.13(Fri)  土佐錦魚TOP
 09月12日
   
選別思考 3250
   
*[巾着返り(きんちゃくがえり)]土佐錦魚の尾型の一型
反り返り→舟底返り→巾着返りへの進展経路になる。
舟底返りの欠点を克服してゆくと、巾着返りになる。
当歳時から特徴を持っているので、好みの分かれる型となる。
その特徴を如何に抑えるかが、作りの一つになっている。
親骨の抑えが叶えば、袖元の逆上がりにも、畳み込み程にはならないにしても、
少しの折り返しができてくる。
折り返しが出来ると、袖あたりに少しの余裕ができてくる。
袖元の逆上がりが絞り込むように袖元を挙げて、後の袖元までを引き込んで後を
丸く見せ、錦織の巾着を結わえたような印象を与える尾型として、名が付けられている。
宝が溢れ出しそうな結び口は体が隠れる程になり、後を分離しているかのように
体の上まで広げ、抑えた扇の親骨はよく見えて、舞姫が両手の扇を小刻みに振わすように華やかに舞う。

2019.09.12(Thu)  土佐錦魚TOP
 09月11日
   
選別思考 3249
   
*[舟底返り(ふなぞこがえり)]
小舟の舟底の形から名付けられている。
反り返りの反転が発達を始めている。
初期ではあまり良い印象ではない。
親骨の抑えは強めだが、多くはギリギリで間にあっている。
尾厚は厚めにとどまり、袖元は逆上がりで余裕を見せない。
舟底返りの特徴は、将来性が少し望めるところにある。
大物感はまったくないが、なんとなく可愛げがある。
当歳では生長段階となり、将来は親骨の抑え次第となっている。
舟底返りで留まってしまうと、種魚に使う気にもなれないが、
反転の発達が見られれば、意外性を発揮する時もある。
小さな反転を両脇に掲(かか)げるが、挙げ前と立ちの傾向が見られ、
丸手は逆し向く傾向がある。

2019.09.11(Wed)  土佐錦魚TOP
 09月10日
   
選別思考 3248
   
*[反り返り(そりかえり)]
前葉が平付けになると、棘条と鰭条との付きの角度の差から、
鰭条の根元にはうねりが、また親骨にはネジレが生じる。
後ろ向きだった下葉が、親骨の捻れによって少し浮くような立ち始めを
前葉の捻れと言う。
それが発達して上方へ立ち始めると前葉は反りとなり、
前葉の鰭条の付け元のうねりの発達によって反りの範囲が前葉全体に広がると
原型的な返りが始まる。
親骨の強さを持ち合わせているために親骨の抑えが足りなく、
親骨が前方へ行き、尾厚が有ることで反転の発達が見られない。
現在での特徴は、親骨がもう少し抑えていればと思う程度だが、
反転がいつまでたってもあまり大きくならない。
袖元も見られず、張りの強い親骨にいくらかでも戻る可能性を
見ることができない。
金座が大きく、平付けが良いことが多く、体や後も良いことが多く未練が残り、
飼育していることをいまだに見かけるが、通過点的な形となる。

2019.09.10(Tue)  土佐錦魚TOP
 09月09日
   
選別思考 3247
   
返り方を纏めてみよう。
*[反り返り(そりかえり)]
*[舟底返り(ふなぞこがえり)]
*[巾着返り(きんちゃくがえり)]
*[ベタ返り(べたがえり)]
*[下げ返り(さげかえり)返り下げ(かえりさげ)]
*[袖口返り(そでぐちかえり)]
*[袖元抑え(そでもとおさえ)]
*[戻り袖元(もどりそでさき)]
*[袖元返り(そでもとがえり)]
*[袂抑え (たもとおさえ)]
*[戻り袂 (もどりたもと)]
*[袂返り (たもとがえり)]
*[戻り振袖(もどりふりそで)]
*[振袖返り(ふりそでがえり)]
*[大振袖](おおふりそで)
*[袖先返り(そでさきがえり)]
*[裄先返り(ゆきさきがえり)]
*[袋返り (ふくろがえり)]と[袋(ふくろ)]
*[羽衣返り(はごろもがえり)]

2019.09.09(Mon)  土佐錦魚TOP
 09月08日
   
選別思考 3246
   
反転の中程迄が、前進時の泳ぎの抵抗に争う(あらがう)ことができなくなり、
反転は大きく後方へと戻り始めた。
[戻り反転]と呼ばれるところまでになっていた。
解放口がやや後方から後ろへ向き、反転の前進の意思は、尾先から戻り反転の
境目の軟域線となってゆく。
現在の土佐錦魚では、袋反転が最高峰となっている。
だが、リュウキン系が元の袋反転になると、金座が弱くなる。
内格と付きや尾厚が大阪ランチュウ系になれば理想的と言える。
がだ、いまのところうまくいっていない。
昔の人はここまでにして受け渡してくれた。
それを楽しむだけでは、面白くない。
大関狙いだけや飼いやすさでは、申し訳ない。
大阪ランチュウ系の袂返りをそのまま袋返り迄に発展させれば。

2019.09.08(Sun)  土佐錦魚TOP
 09月07日
   
選別思考 3245
   
大阪ランチュウ系に戻り袖元が発達するには、尾先にリュウキン系の発達が現れなくては叶わない。
土佐錦魚にリュウキン系が出てくるようになると、尾先の柔らかくなる範囲が広がり、後退時にも現れるようになる。
戻り袖元の遺伝子化と言っている。
遺伝化されるほどになると、袖元は小さな印象ではなくなり、袂から抑えが続いて戻るようになり[袂抑え]と呼ばれ、次第に抑えの幅が広がり、[戻り袂]と呼ばれるほどになる。
戻り袂と呼ばれるようになると、大阪ランチュウ系でのリュウキン系の現れなのか、最早リュウキン系が主体ではないかと感じさせるほどになり、リュウキン系の尾としての弱さが現れてくる。
将来の大振袖や袋返りへの発展形態と言える。
袋反転はリュウキン系であっても、リュウキン系にあらず、
最早土佐錦魚の一形態となっている。

2019.09.07(Sat)  土佐錦魚TOP
 09月06日
   
選別思考 3244
   
*解放口がやや後方から後ろへ向く反転はまだ話に出ていない。
解放口がやや後方から後ろへ向くには、琉金の影響が出てくることが
必要になる。
反転先が横を向き始めると、反転の尾先は水流の抵抗を強く受けるようになる。
すると反転先は水流に抗わず(あらがわず)後方へと戻り始めている。
尾厚のある大阪ランチュウ系でも、大きな尾になると尾先は薄くなり、
後方へと戻り始める。
反転先の戻り方は、袖元の先から始まり、袖元が戻り反転を促しているようにも
見えるので[袖元抑え]と呼ばれる。
前進時の泳ぎの抵抗で現れ、[戻り袖元]と呼ばれる。
前進時には泳ぎの抵抗により現れ、後退時には現れなくなる。
常時現れる段階にはまだ至っていない。
それでも常時開き切った反転よりは、味わい深く感じられる。
戻り袖元は成熟につれ発達し、より味わいは深くなる。

2019.09.06(Fri)  土佐錦魚TOP
 09月05日
   
選別思考 3243
   
直返りと呼んでいる返り方は、並側条の可能性が高い。
直返りは、親骨から直接的に反転が始まっている。
直返りは、迫り出しの縦並びが親骨の捻れを引き起こしている。
直返りの並側条は、平らになったり折れたりする可能性が低い。
桁返りと呼んでいる返り方は、半側条の可能性が高い。
桁返りは、平らな半側条から反転が始まっている。
桁返りは、親支の縦並びが直接親骨の捻れを起こしていない。
桁返りは、半側条と折れ繋がる並条から反転を始めている。
桁返りは、反転が発達してから出来始めたものと思われる。
直返りは、その後にリュウキン系が働いて現れたと思われる。
現在では混ざってしまって判別がつかないこともある。
扇の太い骨は親骨、細い骨は子骨、そこから直返りを[親骨返り]、
桁返りを[子骨返り]でも面白いと感じられる。
親骨返りの愛称は[親返り]、子骨返りの愛称は[子返り]で、
親と子の返りにすると、扇の内で纏められる。

2019.09.05(Thu)  土佐錦魚TOP
 09月04日
   
選別思考 3242
   
折り前は返り型と解り易いが、前の字がつくと前型の表現と勘違いしやすい。
並条の直返りを特定して一文字という呼び方は返り型になるが、
親骨の型にもある。親骨からの返り型なのか親骨の前型なのか、紛らわしい。
統一する必要がある。
返り方の、側条から返っているか、平らで折れて返っているか。
親骨型の、親骨が捻れているか、いないか。
親骨から直接的に反転が始まっているか、いないか。
並側条か、半側条かを、ハッキリと統一した表現が必要になる。
直返りと桁返りは、それほど的確とは思えないが統一的になる。
普段呼ぶ時には、直(じか或いはちょく)と省略して呼ぶ。
普段呼ぶ時には、桁(けた)と省略して返りを付けないで呼ぶ。
折り前はとてもいい呼び名なので、半側条の桁返りと承知していれば、
通称として好ましく使っている。

2019.09.04(Wed)  土佐錦魚TOP
 09月03日
   
選別思考 3241
   
折り前と一文字は、側条という認識がまだなかった時代になる。
その時代には、側条の半側条、並側条や並条の判別がなかった。
並側条で折り前でない直返りの前型を、最高と位置付けていた。
並側条で直返りの前型に憧れをもって、敬意を表して一文字と呼んで、
折り前より特別扱いしていた。
二桁で帰っていた魚も、成長すると二桁目が曖昧になってゆく傾向が見られた。
並側条の折り前も成長すると側条先が縮んだり、シワっぽくなったり、
変形したりする傾向が見られた。
結局は、並側条は直返りでなくては、成立しないことになる。

2019.09.03(Tue)  土佐錦魚TOP
 09月02日
   
選別思考 3240
   
[弓前]のように迫り出しが目立たなくても、弓のしなりのように
抑えている前は親骨の[前の抑え型あるいは前型]になる。
主流の[迫り前]も親骨の[前の抑え型あるいは前型]になる。
抑え型ではなく、[抑え方]では上下方向を、挙前、深前。
前後方向は海老前や万歳や強弱のように多様に表現されている。
海老前は過程での型ではあっても、現在ではハネ型になっているので、
ハネの表現の対象になっている。
折り前は一段、二段や一枚、二枚や一条、二条と、側条の条数を印象で表現して
統一していない。
統一する必要がある。
二段や二枚も高知の品評会では審査の対象になっていたが、側条や側条異常との
見方がなかった時代になる。
折り前は側条迄と統一すれば、折り前と言えば側条までになり、
段とか枚とか紛らわしく言う必要がなくなる。

2019.09.02(Mon)  土佐錦魚TOP
 09月01日
   
選別思考 3239
   
半側条は大阪ランチュウ系が主にもたらしている。
並側条はリュウキン系がもたらしている。
反転の成り立ちには、系統の違いが基になっている。
返り始めの呼び名には、折り前と一文字との言い方を聞く。
桁返りが折り前で、直返りを一文字と表現している。
もう一つ別な分野になるが、一文字とは迫り出しが少なく両親骨が一文字のように見えることから来ているとも聞いている。
弓前がこれに当てはまるが、弓前は半側条にも存在する。
この問題の起こりは、分類的な見地からではなく、見た目の印象を当てたか、
個人的な印象を当てはめたところにある。
返り型と前型との混同が混迷を深めている。
[返り型]は、鰭棘と鰭条の返りにまつわる関係を言っている。
[前型]は、横綱前のように、前葉すべての型とも言えるが、
この場合は支えを含めた[親骨の型]になる。

2019.09.01(Sun)  土佐錦魚TOP

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