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 07月31日
 
選別思考 2842 
 
前背にはクッション的な椎体はなく、見た目には全部が椎骨になっている。
それも二椎が結合しているので、二椎骨と二椎体分とがそこで働いていることになる。だがその働きは、神経棘側では二椎骨と二椎体が統合して簡素になり、
血管棘側では二棘分が複雑化を増して見て取れる。
その働きの方向性は、椎弓が扇の広がり的で、椎体は要的で、棘は要の下の
短くても濃密な広がりになる。
背椎は、肋骨の菱形を斜めにするほどに間を詰めながら、整然と並んでいる。
椎体と椎骨を一番実感できる。たまに失敗的な変形を見られるが比較的少ない。
肋骨も整然とした感じを受けるが、肋骨の菱形を斜めにするほどに間を詰めて、
僅かでもより背の湾曲を作ることが、丸手への方向性になっている。
意外と肋骨に失敗的な変形を見受ける。
肋骨終いでは、膜化の度合いでの変化に、個体差が大きい。
 
2018.07.31(Tue)  土佐錦魚TOP
 07月30日
 
選別思考 2841 
 
現在腰が変形した言わば奇形を飼育している。
それは稚魚の時から腰が丸い奇形になっている。
これらには不思議なくらい付きの高いがいない。
これらの奇形からも、付きが低くなる(下りが良くなる)には、
椎体数が多くないと叶わないことが解る。
だがすぐに採用できないのは、下りが良くなることは縦の奇形と言えるが、
横の奇形が多くに伴い、腰の曲がりがほとんどに見られる。
そして、尾筒が伸びていないもの、尾骨が伴っているもの選んでゆく。
数は少ないが、曲がりのないものや少ないものもいる。
その中で尾の良いものを選ばなくてはならない。
そして育つとどのように変化をするかを、観察してゆく。
そんな奇形がどうして出るのだろうかと、自身が思っていた。
丸手の掛け合わせを重ねてゆくと案外出て来る。
 
2018.07.30(Mon)  土佐錦魚TOP
 07月29日
 
選別思考 2840 
 
その時に改めて確かめたい課題は、節が上下に別れている場合、関節の上からを
背鰭とするべきかをハッキリさせたい。
それで良いかを、これも改めて問いたい。
同じ例として、肋骨の付け根の菱形の上下を神経棘と血管棘の分かれ目として
いる。
これは、神経棘の下部の関節型の菱形の中央部を椎骨の中央部としている。
その上部が神経棘で、その下部が血管棘の肋骨ということになる。
金魚の骨格で関節型の菱形は珍しく、ちょっと上下に向けるようになっている。
それが腹を広げたり蕾めたりしている。
その肋骨の椎骨の間の椎体は、クッションのようになっている。
規則的で横の大きな動きでないことが想像できる。
腰椎になると比較的に不規則になっている。
横への強い動きを感じさせる。
土佐錦魚の腰は必要以上の強い動きを強いられている。
それが変化をもたらすと考えられる。
 
2018.07.29(Sun)  土佐錦魚TOP
 07月28日
 
選別思考 2839 
 
例として背鰭で言うと、背鰭と担鰭骨の間には節があり、担鰭骨と節までが
鱗の内で、節から先が背鰭ということになる。
背鰭の鰭条を抜いたことがない。尾鰭のように抜けるのか。
おそらく抜けないだろう。それは一条が一節になっている。
尾鰭の広条では、一節から複数の鰭条が針状で発している。
針のようでなくては一節から発することができない。
背鰭では、肋骨のような関節的な節と考えられる。
しかもその節は、前後運動専用の節と思える。骨格では担鰭骨ごと左右に折れる
ので、左右運動は担鰭骨の担当と思える。
骨格絵図では背鰭の節を描いてはいないが、以前に記していることを踏まえて、
筋肉を上手く処理した標本をいずれ作りたい。
その時に改めて確かめたい課題は、節が上下に別れている場合、関節の上からを
背鰭とするべきかをハッキリさせたい。
 
2018.07.28(Sat)  土佐錦魚TOP
 07月27日
 
選別思考 2838 
 
挙げ前とは、節から先を挙げている状態を言う。
当然親骨を挙げている。当然鰭条も挙げている。
鰭条だけ下げていることはない。前全体が上がる状態になる。
当然後(あと)も挙げている。よって皿のようになる。
後(あと)は、尾芯を上げている立ちとは異なる。
立ちは、いわゆるランチュウ立ちのように鰭条を上げていない。
掬いは鰭条の先を上げ、皿付けは鰭条全体を挙げている。
皿付けでも典型的に上がっていると、節から先がカクンと折れ曲がっている
感じさえ受ける。
それは棘状と節迄が鱗内の尾骨の範囲で、節から先が尾鰭の範囲ということを
示している。
節までが鱗の内で、尾鰭は鱗の外ということになる。
鰭条の付け根は、針のようになっていて節に刺さっている。
尾鰭と節の境目は鱗の外れでその中の針先は鱗内になっている。
 
2018.07.27(Fri)  土佐錦魚TOP
 07月26日
 
選別思考 2837 
 
今回の課題は、尾芯の上下或いは付きの上下になっている。
親骨を上げているのは挙げ前(あげまえ)になる。
挙げ前(挙前)や深前(ふかまえ)はどんな仕組みになのか。
土佐錦魚の上見からの付き部(尾座)は金座と呼ばれている。
金座の裏部は、尾皿と呼ばれている。
尾座の鱗部を尾皿と呼ぶとも聞いたことがあるが、
土佐錦魚では尾皿としている。
解剖で尾皿の鱗を剥ぐと皮膚がある。
皮膚を剥ぐと膜がある。
膜を剥ぐと真ん中辺りは空洞になっていて、円錐的に棘状が尾骨へと集中して
いる。尾骨から円錐的で放射的に出ている棘状の先には、節(せつ)がある。
各節から鰭棘や鰭条が出ている。
節からは針状が発していて、落として動きやすくなっている。
その動きやすさが、上げたり下げたりの不安定さをもたらす。
いくら不安定でも、自らが上げたり下げたりはしていない。
節までの棘状の強さが、上げたり下げたりをさせている。
 
2018.07.26(Thu)  土佐錦魚TOP
 07月25日
 
選別思考 2836 
 
背鰭の有無に関わらず、下がりは起こる。
土佐錦魚にも、そんな丸手の南京や大阪蘭鋳が入っている。
一般的な種よりも、土佐錦魚は尾下がりが起きやすい。
腰椎、筒椎、尾骨の拡大図を描いた時に、尾骨と筒椎の境目の一体感が
どうしても描けなかった。分離的で違和感がある。
現実を描こうとすればするほど、分離的になる。
「描くのが下手だから仕方ない」と諦めてしまった。
が「尾骨は筒椎にあらず」密接な関連はあっても筒椎とは別物、と[付下がり]
[芯下がり]を考察している最中に感じられた。
それにしても、考えるにしても、描くにしても、尾骨は難しい。
筒椎からの斜めの下りを受け継ぎながら、付きは平付けとなって現れるように、
棘状を水平へと向けている。
 
2018.07.25(Wed)  土佐錦魚TOP
 07月24日
 
選別思考 2835 
 
何故尾芯の立ち気味が多いかは、筒椎の集約による棘状の長さや角度によって
起こると推察できる。
その欠点は、四半円弧に出ることはなく、尾芯や尾付きの強さとなって現れる。
理想的に締まりが有ると、皿付けをしばしば見かける。
そうなると尾骨の問題に及んでしまう。
もともと、挿しが流れていないことが、皿付けを招いてしまう可能性を持っている。だが皿付けは、親骨や尾芯を上げていないとなりえない。
締まりがあり過ぎは、締まりがシッカリしていること、普通以上の締まりで
ないと、挿し流れを止めることはできない。
挿しは立ちを制御している。
下がりは殆どの種にある。
挿しは下りを制御していないことになる。
下がりは、尾骨そのものの傾き具合ではないかと、推測できる。
尾筒まで締まりがあっても、下がりは起こる。
 
2018.07.24(Tue)  土佐錦魚TOP
 07月23日
 
選別思考 2834 
 
土佐錦魚のように尾を振れるだけ振っていると、土佐錦魚の腰はほかの種より
すごい負担と同時に役目を担っている。
土佐錦魚の舵帯は多種より太い。背下りの感じではない。
だが、腰が伸びていては、背下りにもならない。
腰が伸びている方が泳ぎは楽になる。腰は伸びたがる。
尾筒には元々弧がなく、さりとて直線でもない。
腰の折れ具合を延長している感が強く、腰次第になる。
円滑な孤の角度、四半円弧的な折れ具合は腰が尾筒にもたらす。
腰が伸びていると、筒は延長的にさらに伸びてしまう。
背高があると腰にあたる高さが増し、それなりでも太さも増す。
そして、腰の折れがあり、背鰭があり、椎体数があり、締まりがあると、
尾筒にも締まりが伝わり、四半円孤的な背形となる。
四半円孤的な背形になると、今のところ尾芯の立ち気味が多い。
 
2018.07.23(Mon)  土佐錦魚TOP
 07月22日
 
選別思考 2833 
 
挿し流れはその接点が流れて居ることになる。
背から腰終いまでなら、何とか四半円弧を維持している。
だが付きまでとなると、おいそれとは居ない。
つまり普通は締まりの対義語のように、流れや伸びが少しある。
したがって流れや伸びがなければ、たいしたものになる。
だが、それだけでは、背高が高くても四半円孤的にならない。
伸びは、背や腰や筒に使われ、流れは主に付きに使われている。
背伸びでは背が低く、長手になりやすい。背高も締まりになる。
腰伸びでは筒伸びになりやすく、腰の折れ具合が締まりになる。
筒伸びは腰の折れ具合を引き継ぎ、尾筒の角度が締まりになる。
元来、背鰭があったり背が丸かったりすると、腰が現れない。
背下り程度になってしまう。腰は尾柄の一部で当然と言える。
だが、腰が尾柄の一部で甘んじては、つまらない気がする。
 
2018.07.22(Sun)  土佐錦魚TOP
 07月21日
 
選別思考 2832 
 
理想の体の大阪ランチュウ系では、流れ下げが極めて少ない。
下げていても流れていない。尾筒に締まりがあることになる。
実際に存在する大阪ランチュウ系の理想の体には、締まりがあり過ぎのきらいが
ある。背鰭があり稜線がありながら、締まり過ぎなんて贅沢がどうして
できるのか。
背形の四半円弧的は、贅沢なほどの締まりを求められている。
尾筒だけでなく腰も背にも、締まりと高さを求められている。
締まり締まりと言うけれど、締まりとはどんな状態なのか。
締まりの対義語は緩みになる。普通が締まってもいなければ緩んでもいない状態になる。締まりがあれば普通以上になるが、通常は緩んでいなければ、締まっていると言うことが多い。
土佐錦魚の締まりのある腰や筒は、背から四半円孤的に降りて尾筒の付け根が
垂直的に接し水平の金座と直角に交わる。
 
2018.07.21(Sat)  土佐錦魚TOP
 07月20日
 
選別思考 2831 
 
尾筒と考えられる。
尾筒が下がっていれば、尾芯が下がることも想像できる。
だが土佐錦魚の尾筒は、水平線迄下がることを求められている。
尾筒の下りとは、椎体数的な長さの下りで角度の下りではない。
土佐錦魚の尾芯は水平が基準なので、水平より少しでも上がっていると
立ち気味になり、鮒尾和金ほどでは完全な立ちとなる。
土佐錦魚の挿しの付きは、ほとんどが流れを伴っている。
流れを伴っていても、標準と容認せざるを得ない。
しかし、流れていない挿しが基準であり、理想となっている。
稀ではあるが実際に存在する。
背も四半円弧を伴い、背鰭の付け根の鱗が反射するようになり、
絵に描いたようで、見事としか言いようがない。
ただ、付きが伴わずに立ち気味が多く、また尾が大きくなりにくく、
尾が理想の体に追いついていない。
いまのところ大阪ランチュウ系にしか現れていない。
 
2018.07.20(Fri)  土佐錦魚TOP
 07月19日
 
選別思考 2830 
 
今度は、付きの下げ、尾芯の下げを巡ってみよう。
下げに関しては、ほとんどの種に存在している。
挿している場合と挿してない場合でも、弧の有無の場合でも、
背鰭の有無の場合でも、特徴付けが難しい。
土佐錦魚の挿しは、筒や付きの流れ方向をもたらす。
挿しは立ちの抑制に良く働くが、下げ方向には意外と鈍い。
そこでまた見方を変えて立ちや付きと下げで比較検討を試みる。
まず[流れ立ち]と[流れ下げ]を比較してみよう。
流れには、挿し的な伸びと腰的な伸びが関係している。
土佐錦魚の挿しは、圧倒的に付きの流れをもたらしている。
だがその流れが、下げをもたらしているとは思えない。
挿しは下げの制御を怠っているとは思える。
なら、下げへの影響はどこがしているのだろうか。
 
2018.07.19(Thu)  土佐錦魚TOP
 07月18日
 
選別思考 2829 
 
その証拠ではないが、左右の尾鰭の間の鱗が背側の鱗と繋がっていないことを、
根拠にしている。
だがこれにも問題がある。
あれだけの孔雀尾の上葉を、軟棘条一本で支えきるのか。
軟棘条が発達して、棘条に取って代わっているのだろうか。
それとも支えがあるのか。
埋まっているはずの尾芯と挿し弓はどうなっているのだろうか。
開き尾和金時代の芯基支は、どうなっているのだろうか。
芯基支の作用が鰭条に乗っ取られているのか。
伸びるどころか上部が縮まって立ちの原因となりえる尾柄を、一度解剖して
骨格を調べて見たい。
兎も角、挿しが上葉を抑制していないと、左右への別れ方や、四つ尾度合いや、
立ち方まで影響していると、考察している。
 
2018.07.18(Wed)  土佐錦魚TOP
 07月17日
 
選別思考 2828 
 
開き尾和金でも寝ている尾芯の形があるように、琉金では前のめりの自衛手段と
して、寝芯を反映させたと考えられる。
琉金の付き方は、背筋の変形によって引き起こされたと見られ、挿しの働きは、
その緩和になっている。
挿しは、尾芯の角度を一定範囲に保つ役目と捉えられる。
だが、地金には挿し点も挿し棘も見えない。挿しがないのか。
緩和どころではない、だいたい尾芯までがないように見える。
以前に、尾芯の先は鰭条の先と繋がっている、その尾芯(棘条)の先は、
軟条と繋がるために軟らかくなっているので、軟棘条と呼んでいた四つ尾の
尾芯の先は、その軟棘条が発達している、
地金はその軟棘条が尾鰭の上葉の根元までになっている、
そして尾芯は、その根元に潜っている。
尾芯は二本になれない。
軟棘条なら根元までの四つ尾として繋がることができ、尾芯はその根元の下に
埋まっている。と。
 
2018.07.17(Tue)  土佐錦魚TOP
 07月16日
 
選別思考 2827 
 
マルコの腹は出ても、背の湾曲はそれほど起こっていなかった、挿しも不安定と推測する。
それは挿しがなくなる要素ができていても、必要性が逼迫していなかった、
と考えている。
その必要性とは何か。肩や胸辺りの湾曲性から背の湾曲や体の丸みへと進むと、
挿しをなくす要素が強まったと考えられる。
挿しがなくなると、尾立ちへの抑制がなくなった。
挿しは、尾立の抑制にも働いていたとの、考えに繋がる。
では、琉金には挿しがあるのにどうして尾立があるのだろうか。
背の盛り上がり、尾柄の縮まりにあると考えている。
ほとんどの魚種では、水準線を基にして均整を保っている。
琉金の成魚はそれをせず、水平感覚を諦めたかのように前のめりになっている。
大きな尾が垂れて保つ水平が前提なのか。
だが、尾芯の寝ている琉金も多く見かける。
 
2018.07.16(Mon)  土佐錦魚TOP
 07月15日
 
選別思考 2826 
 
土佐錦魚のハネからは、和金型の体で立ちが出てくる。
これは土佐錦魚のハネとして出ていて、和金型だからではない。
土佐錦魚に掛けられた種の土佐錦魚前身からか、南京からか、大阪蘭鋳からか、
琉金からか。背鰭の有無ではないと思える。
なら、体が丸いことが関係しているのだろうか。
では、一番立っていて体の丸くない地金はどうなるのだろうか。
体の丸さは、直接的要因ではなくなる。なら、挿しの有無か。
挿しの無い蘭鋳には立があり、挿しのある琉金にも立がある。
少し見方を変えてみよう。
開き尾になってから後に、背鰭の欠損という、もう一つの出来事が起こった。
この事態と同時に、挿しが無くなったかは定かでない。
おそらく、不安定な現れ方をしていたと想像できる。
そののちの腹の出たマルコの誕生は、琉金よりかなり古い時代と聞き及んでいる。
 
2018.07.15(Sun)  土佐錦魚TOP
 07月14日
 
選別思考 2825 
 
琉金と土佐錦魚の前身には挿しがある。
それを土佐錦魚はもらっている。
土佐錦魚の前身も琉金も、それを開き尾和金から貰っている。
開き尾和金と琉金の尾芯には、鮒尾の上葉ほどの立ちが平均的となり、
また水平近くへ寝ている尾芯も見られる。
鮒尾より立っている上葉は、変形的と感じられる。
鮒尾和金の上葉には、寝方は見られても、下りは見られない。
あればやはり、変形と考えられる。
鮒尾でも尾鰭が大きく発達した種では、支えきれなくなって下がっている。
やがては遺伝子化しているのかもしれない。
立ちと下げは、なぜ起こるのだろうか。
立ちと下げは、開き尾が発生してから起きている。
立ちと下げは、なぜ開き尾で起こるのだろうか。
 
2018.07.14(Sat)  土佐錦魚TOP
 07月13日
 
選別思考 2824 
 
だが実際上ハネ扱いにする人は、少ない。
丸手だったり尾が良かったりすると、琉金立でも、金座が小さくても、
腰や筒が短くても、少々逆し向いても会に出てくる。
それはある程度の大きさに育てないと、琉金立がハッキリと判らない。
他に良い魚が居ないと品評会につい出してしまう。
また審査員も気に留めず、琉金立を意識していない状況がある。
琉金立には、付高と付立の二つの欠点が重なっている。
欠点が二つ重なると波及要素も増えて、救えない要素になる。
もうその部位は、土佐錦魚と言えなくなっている。
そんな魚は、筒や腰にも琉金が及ぶことが多い。
そんな魚を種魚に使うと、禍根を残すことになる。
 
2018.07.13(Fri)  土佐錦魚TOP
 07月12日
 
選別思考 2823 
 
開き尾であれば全部にあるのが、付き(尾付)になる。
付きとは、開き尾の付き部を言っている。よって鮒尾には無い。
その付きの付き方が、魚種によって特徴を持っている。
琉金の付き位置は、水準線より高い位置の付き高になっている。
琉金の付きの傾きは、鮒尾和金の上葉の鰭棘程に傾いている。
その傾きを土佐錦魚では、付立(付き立ち)と言っている。
琉金は、付高(つきだか)で付立(つきだち)が多い。
土佐錦魚に付高と付立の両方があると、琉金立と言っている。
(立ちや流れの詳しくは2100台を参照。)
琉金立は琉金の遺伝子の現れとなり、付きあたりに関しては、
土佐錦魚でないことになり、土佐錦魚に現れては不可ない。
現われると当然、「種魚に使わない」「品評会に出さない」、
とゆう意識が生まれる。
種魚や品評会に使うことも育てることもなくなり、ハネ扱いになる。
 
2018.07.12(Thu)  土佐錦魚TOP
 07月11日
 
選別思考 2822 
 
なら琉金の成魚の尾付は、尾座と言えるほどになっているのか。
開き尾の尾柄と、尾座を、どのように捉えたらいいのだろうか。
尾座と呼べるには、開き尾の開き具合がより開いている
上見から、付きの鱗に反射光を感じられる
小さくても、尾皿と呼べるまでになっている
迫り出しがハッキリと見られる
土佐錦魚の金座の琉金化なら、痩せても枯れても尾座と呼べる。
ところが琉金は、尾座とは言えないことになる。
すると、開き尾になった尾柄なのか。
それとも、開き尾であれば全部が尾座なのか。
開き尾和金でも中には尾座になっている。
開き尾であれば、とすると、尾座に失礼な気がする。
すると琉金に失礼となるが、開き尾になった尾柄になってくる。
土佐錦魚は、尾座では枯れてしまう、やはり金座で花が咲く。
 
2018.07.11(Wed)  土佐錦魚TOP
 07月10日
 
選別思考 2821 
 
土佐錦魚の骨格絵図と比べると、琉金の豊満な成魚の背鰭の条数と土佐錦魚の
背鰭の条数の違いが、形となって現れている。
土佐錦魚は、腰や筒が背に取られてはいない。
逆に、背を尾付けまで下げて行き、背鰭を華やかに見せている。
体下線よりも体上線の方が長く、腹より背を大きく見せている。
背を尾付けまで下げている腰と筒は、一見背のように見えても、
立派な役目を持った腰と筒になっている。
残念なことは、土佐錦魚の尾筒はどうあがいても大阪蘭鋳以上にはなれなく、
琉金へ近づく範囲になっている。
腰や筒の型も南京や大阪蘭鋳の丸手から琉金の範囲に限られる。
限界までが、土佐錦魚化された腰と筒になり、土佐錦魚化から見ると、
背に取られている腰と筒は、琉金化されていると言う。
琉金化されてしまうと、尾付けは金座でなくなり、尾座となる。
 
2018.07.10(Tue)  土佐錦魚TOP
 07月09日
 
選別思考 2820 
 
だがその歩みは、楽なものではなかった。
土佐錦魚の遺伝子として定着するまでは、気を抜けなかった。
過度な生長や太りをさせると、琉金がまたぞろ出てきてしまう。
琉金の遺伝子で土佐錦魚にとって厄介なところは、腰と尾筒と尾付きにもある。
だがこの問題は椎体数の復元で解決したはず。
確かに、素地としては解決した。
それはどこまでも素地であって、素地から土佐錦魚へと仕立て直さなければならなかった。
それが土佐錦魚化であって、土佐錦魚の作りに繋がっている。
琉金が肥育して行くと、体下線は長くなり、体上線は短くなる。
腹部は豊満して背部の湾曲が上へ押され、体は詰まって行く。
背幼魚時代の前背は、背の湾曲の前部となり、もともと尾柄と言われていた腰と
筒は、背の後部のように吸収されてしまう。
 
2018.07.09(Mon)  土佐錦魚TOP
 07月08日
 
選別思考 2819 
 
土佐錦魚では、頭部の成長を促している。
目先や額骨の長さ、額角や額高(額終いの高さ)を促している。
その分の体の成長が琉金より控えられている。
その分の頭の成長が琉金より促(うなが)されている。
だがその頭の成長は幅ではなく、長さ高さに限られている。
幅の成長を敬遠することは、無駄な肉付きも避けている。
過度な生長速度を抑えることにも通じている。
それは、琉金の生長速度を抑えた幼形にも通じている。
琉金の幼魚形は、成魚形のように頭が小さくなっていない。
琉金の幼魚形は、土佐錦魚の素地の形とよく似ている。
頭でっかちの琉金の幼魚形の幼形成熟、尚且つ椎体数の復元、
それまでの土佐錦魚へ、琉金の遺伝子が土佐錦魚化へと取り入れられたことで、現在の土佐錦魚への歩みが始まった。
 
2018.07.08(Sun)  土佐錦魚TOP
 07月07日
 
選別思考 2818 
 
土佐錦魚では、なめらかで直線的な前背を求められている。
土佐錦魚の頸は、太りと共に出っ張り易い傾向をもっている。
額終いと背始めの間に、角度や段差があっては欠点とされる。
土佐錦魚では、頸が出っ張ることが欠点と見られるのに、それ以上に肉を盛る
ことは御法度になっている。
頸(神経頸板)は、飼育次第で案外自体が成長して、その成長度合いが、
魚全体の成長度合いへ影響をしている。
その性質を承知した上で成長度合いを見計らうのが、土佐錦魚作りになる。
頸の成長具合が一つの目安となっている。
琉金の場合は、体高が高くなり、体長が短くなる程に太る方が、良型と受け取れる。まるで体に頭がめり込んでいるのか、体から頭が突き出ているかのような
形が最良と受け取れる。
それは体の成長の反面として、頭部の成長を抑えている。
 
2018.07.07(Sat)  土佐錦魚TOP
 07月06日
 
選別思考 2817 
 
琉金が掛けられたことによって、土佐錦魚の進む道が決まった。
何処を強化して、何処を弱体化させるかの選択になった。
琉金と土佐錦魚の、頭部の発育は途中から異なっている。
琉金は成長の度合いで、体高の成長が促される。
体高の成長は、背と胸の盛り上がり、腹の盛り下り、
体長の詰まりをもたらす。
背の盛り上がりは、額角の高まりをもたらしそうだが、
逆に、低くなっているような印象を受ける。
体と頭は連動していない。
置いてきぼりになった頭は、背始めの瘤に伸し掛られてしまう。
胸は垂れて鳩胸になり、顎の角度が下がると額角が上がらない。
琉金は、額終い(神経頭蓋)からの背は、すごい角度で上る。
神経頭蓋は、少し捲れているように見える。
神経頭蓋が成長すると、その捲れが肉瘤を発達させる骨瘤に繋がる。
 
2018.07.06(Fri)  土佐錦魚TOP
 07月05日
 
選別思考 2816 
 
琉金の椎体数の遺伝子をそのまま引き継いでいたら、その土佐錦魚の椎体数は、
減ったままで変わらない。
ここに、椎体数が一番多くて、背鰭が有って、背鰭の条数が一番多い、
開き尾和金型の台頭の場がお膳立てされたことになる。
椎体数が琉金より増えたと言うか、元に戻った琉金型の土佐錦魚は、
付高の可能性が低くなる。逆し向きの心配も少なくなる。
琉金のように尾が大きくなった土佐錦魚の遺伝子は、背鰭も大きくなった。
しかも条数は豊かになったと言うか、元に戻った。
ところが良いことばっかりではない。椎体数しか必要なかった。
開き尾和金型の椎体数以外は、全て邪魔でしかなかった。
詰まり過ぎの淘汰と長過ぎの淘汰が並行するようになった。
それは、淘汰した中から必要な要素を一旦復興させてしまうと、
淘汰した別の要素も一緒に復興してしまう事態を示している。
 
2018.07.05(Thu)  土佐錦魚TOP
 07月04日
 
選別思考 2815 
 
琉金の背の湾曲は、過度な肥満によって引き起こされる。
それは、成長不足では現れない。
琉金は成長次第で、形を変えることになる。
琉金の成魚は、過度な肥満で現れる様に遺伝子を変えている。
琉金は成長の有り様で、遺伝子の方向が変わることになる。
その遺伝子は、成長の度合いで背の湾曲を変えている。
その遺伝子は、背鰭の条数まで減らしている。
その遺伝子は、椎体数までも減らしている。
だが成魚以前の幼魚形では、成魚遺伝子は発現していない。
だが琉金の幼魚では、発現していないだけと言える。
過度に太った土佐錦魚でも、その遺伝子の発現が考えられる。
椎体数が減った遺伝子では、土佐錦魚の逆し向きは収まらない。
腰まで背に取られていては、逆し向きは収まらない。
 
2018.07.04(Wed)  土佐錦魚TOP
 07月03日
 
選別思考 2814 
 
開き尾和金系は、土佐錦魚の要素として残っていても、絶対的なハネになる。
では何故、要素に残しているのだろうか。
それは、琉金が掛けられた後に、台頭してくる。
それまでの土佐錦魚へ琉金が掛けられると、背鰭が安定して、体が一層丸くなり
出し、鰭が大きくなった。
体の丸さも、尾の大きさも好まれて種親に用いられて行くと、体がコロコロして
逆(さか)し向きやすくなってしまった。
すると選別の時に、少し長目を残すようになり、早期に太らすことも控えた。
それでも付高(つきだか)や背瘤が出てくる。
土佐錦魚へ掛けられた種の中で、極端な背の湾曲の遺伝子は、琉金しか持ち合わせていない。
琉金は太った成魚になると、背鰭の前の背と、腰も、背の盛り上がりによって
背の湾曲に取り込まれてしまい、前背も腰も背の湾曲の一部となってしまう。
 
2018.07.03(Tue)  土佐錦魚TOP
 07月02日
 
選別思考 2813 
 
鮒尾和金の幼魚の背頂は背鰭の鰭棘辺りで、それは椎体の弧の頂で、頭蓋の頂と
大して変わらない。
それが土佐錦魚になると、押し詰まりによって持ち上げられた第一鰭条辺りが
背頂へと移動した。
だが、椎体の弧の頂は、頭蓋の天辺と大して変わらない。
丸手への押し詰まりと大きな背鰭によって、無理の無い直線的な前背の稜線は
叶っている。
それでも体の中心は、背鰭の鰭棘あたりになっている。
これも、開き尾和金時代と似た感じになっている。
そんなことを感じていると、和金系のハネが出ても嫌な顔をせずに捨てることができる。
とは言え、長手全般が種魚に向かない、種魚にしてはいけない。
育ちが良くても粗雑な感じを受ける魚も、種親には向かない。
長手も、粗雑な魚も、土佐錦魚らしくないことは確かとなる。
 
2018.07.02(Mon)  土佐錦魚TOP

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