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 06月30日
 
選別思考 2446 
 
ナンキン系と土佐錦魚の前身系は、土佐錦魚の尾の構成要素になっていない。
その尾が出ると、土佐錦魚属になってしまう。
ところが、体が土佐錦魚の前身系のときに、尾が大きくて、前の抑えが利いていて、尾が良い傾向が見られる。
尾だけを見て体を問題にしなければ、良い上に非常に飼い易い。
だがその体は、土佐錦魚属の筆頭となっている。
土佐錦魚の前身の尾を大きくして、平付けにして、反転を大きくするのが目的の
土佐錦魚だったら、既に達成されていることになり、和金体の理想の土佐錦魚と
言われていたかも知れない。
そうなるにしても、大阪ランチュウを掛けて平付けを造り、琉金を掛けて尾を
大きくする必要があった。
その上で土佐錦魚の前身系は、丸い体を捨て続けなくてはならない。ナンキン腹も、大阪ランチュウ腹も、リュウキン腹も。
 
2017.06.30(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月29日
 
選別思考 2445 
 
*前の造り          大阪ランチュウ リュウキン
造りは理想の土佐錦魚を創るための経路的な目標となっている。
作りは造りへの経路になっているが、差し当たっては、生長に伴う遺伝子の
多岐性の選択肢を、ちょっと操る愉しさもある。
造りを志しているのに、もし実現したら少し淋しくなるだろう。
前には、親骨の強めと弱めのどちらが向いているのか。
親骨には、強めが向いていて、反転には弱めが向いている。
親骨には、反転を支え且つ反転に負けない強さが向いている。
反転は、親骨に支えられてこそ奔放な軟らかさを発揮できる。
親骨は、奔放な反転を抑えることに、新たな役目を得ている。
親骨には、大阪ランチュウ系が向いていて、
反転には、リュウキン系が向いている。
ここに、ナンキンと土佐錦魚の前身の入る余地はない。
 
2017.06.29(Thu)  土佐錦魚TOP
 06月28日
 
選別思考 2444 
 
後を造るとなると、骨格の変化を遺伝子的に抑えることになる。
すると素質で決まってくることになり、作りの余地が狭くなる。
遺伝子的に安定させる方が良いのか。たとえ遺伝子的には不安定でも、
作りで出来る余地のある方が良いのか。
もっとも作りをしない人達のためには、造ってある方が良いに決まっている。
だがそうなると、掛け合わせで誕生した土佐錦魚の特徴の一つである多岐性が
狭くなって行く。
多岐性は順序立てられている。
多岐性は巧妙に網羅している。
作りは多岐性の操作になっている。
造りは多岐性の整理になっている。
創りは多岐性の理想になっている。
 
2017.06.28(Wed)  土佐錦魚TOP
 06月27日
 
選別思考 2443 
 
ナンキン尾は、大阪ランチュウ系の骨格が一旦出来ていると、それを押しのけて
出しゃ張ることはないと見ている。
すると、ナンキン顔を作る時期は、大阪ランチュウ系の付きが安定したのちの方が憂(うれ)いなく挑める。
小さい時に大阪ランチュウ系の骨格を一旦基盤に見たのちに、
都合の良い系統をある程度なら呼び出すこともできるが、その不安定さは、
育てようで崩してしまうことも度々おこる。
後は、安定する時期が比較的速いが、前は後よりも遅めになる。
骨格を変化させてしまうと、前も一緒に変化してしまう。
ナンキン顔の基礎を作る時期にも、泳ぎを止めては不可ない。
ナンキン顔を作る時期には、ナンキン腹の下地を備える程度に留めて、泳がしを
心掛けながら、基礎の顔作りに専念する。
 
2017.06.27(Tue)  土佐錦魚TOP
 06月26日
 
選別思考 2442 
 
付きに大阪ランチュウ系が出て安定すると、その上にナンキン系の尾が出てこないことは、経験値としている。
だが一旦は大阪ランチュウ系が出ていても、安定する以前では骨格が変わってしまう恐れがある。
恐れを引き出してしまうと、尾の付き方までが変化してしまう。
大概は大阪ランチュウ系を通り越して、リュウキン系が早めに出て来てしまい、太りばかりで抑えが悪くなる。
逆に、一旦は大阪ランチュウ系が出ていても、安定する以前なら、ナンキン系や土佐錦魚の前身系を出すことも出来る。
ナンキン系の顔や腹を作る時期には、呼び出すことをする。
ナンキン顔が良くできる血統では、ナンキン腹も良くできる。
ナンキン系の顔や腹だけを出したいのだが、時期を考えずに専念すると、往々にして土佐錦魚の前身系が出てくることがある。
 
2017.06.26(Mon)  土佐錦魚TOP
 06月25日
 
選別思考 2441 
 
すると土佐錦魚の根幹は、背筋がシッカリしていること、
その背筋からの腰と筒がさらにシッカリしていること、
その背筋からの付きと尾芯がしっかりしていること、
そうなれば、尾の後がシッカリして当然となる。
その骨格は、一番シッカリした大阪ランチュウ系になる。
尾の付きも、一番シッカリした大阪ランチュウ系になる。
尾芯も、三つ尾のシッカリした大阪ランチュウ系になる。
体も尾も根幹は、シッカリした大阪ランチュウ系になる。
すると尾の後には、シッカリした大阪ランチュウ系が付き易い。
そこにナンキン系の顔と腹が付き、鰭にリュウキン系が乗る。
それは基盤的な腰であり筒であり付きになる。
その基盤に乗っているナンキン系とリュウキン系がいつ出るかに掛かっている。
 
2017.06.25(Sun)  土佐錦魚TOP
 06月24日
 
選別思考 2440 
 
*後の造り          大阪ランチュウ リュウキン
小さい時に速く大きくすると、順当な経路を辿ることが出来ずに、形質が偏って
強調される傾向がある。
金座や後が張り過ぎたり、流れ過ぎたりの極端化が見られる。
経験的には、ナンキンと和金傾向が現れ易いと感じられる。
後造りには、どちらかと言えば張り傾向の方が向いているが、少しでも行き過ぎ
た飼い方をすると、張り過ぎが強調される。。
後を造るには、先ず大阪ランチュウ度の高い金座が必要になる。
それは作ることより更に難しくなることを語っている。
難しくなっても、良い腰や良い筒や良い付きの金座であれば、後が良くなる
可能性は高い。だがそれは、硬い傾向になる。
それは後が神経棘系の影響を強く受けていることから来ている。
それは上見からの土佐錦魚の根幹になっている。
 
2017.06.24(Sat)  土佐錦魚TOP
 06月23日
 
選別思考 2439 
 
尾にしても、同様なことが言えてくる。
立ちや付きや筒や腰にしても[造り]が元になっている。
背骨を鮒ように大きく分けると、腰からが尾椎になる。
尾の造りは既に、腰から始まっている。
特に土佐錦魚の場合は、背鰭始めの背の頂点付近からを後背としているので、
尾の造りには背の後半までが含まれている。
背の前半は後半とは正反対のような形質になるので、背の後半の形質は付きを
見据えなくてはならず、しかも付きは、後背とはこれも別物になり、尾鰭の形質をも備えなくてはならない。
その形質を備えることが造りとなり、備えた形質の邪魔をせずに、余すところなく発揮させることが、尾の作りとなってくる。
後は、尾芯の影響を強く受けている。
尾芯は、腰や筒や付きからの影響を強く受けている。
 
2017.06.23(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月22日
 
選別思考 2438 
 
頭骨の目幅が一旦決まると、頭骨の目幅が広がることは普通では考えられない。
それなのに何で目幅は広がるのか。
次に目幅を広げるのは、目の周囲の肉(脂質)付きになる。
眼球の回りに肉質が着くと、目幅が広がって見えてしまう。
肉付きによる目幅の拡張は、取ろうと思えば除くことができる。
基本の骨格が出来ていれば、肉付きの目幅は戻すことができる。
頭骨の幅の決めと肉付きは[作り]になっている。
頭骨の目幅が狭い遺伝子ができれば[造る]になる。
それでも目の回りの肉付きは別となり[作り]次第になる。
太らない遺伝子を備えれば、大きさや形に支障をきたす。
だが、顔に肉を付きづらくする作りは、既に出来ている。
目の周りは勿論のこと、肉瘤も付きづらくなる。
顔を作る気がないと、品も肉瘤もお構いなしになる。
 
2017.06.22(Thu)  土佐錦魚TOP
 06月21日
 
選別思考 2437 
 
だが試行する度に、餌の問題と水の問題に戻ってしまう。
それでも、カエル顔になってしまったものは戻せないが、目幅を広げてしまった
程度なら、戻すことができるようになった。
だがこれは、[作る]の段階であって、目幅が広くならないように[造る]の
段階になってはいない。
目幅の基本は、目の出方ではなく頭骨の目幅になる。
頭骨は、成長過程での時期が来なくては決まらない。
大概は、当歳の夏に基礎的な幅が決まる。
当歳の冬に落ち着き、二歳の夏に更に固まる。
それでも崩れることがあるので、三歳まで気配りを続ける。
基本的な骨格の目幅は、ここで決まったと言える。
すると、失敗をしなければ、良い目幅の魚になれる。
それは、失敗をすると目幅は再び広がることになる。
 
2017.06.21(Wed)  土佐錦魚TOP
 06月20日
 
選別思考 2436 
 
腹の出る時期に失敗すると、腹が出なくて尾の細い子ばっかりになったり、
腹が出るようにしてから失敗すると、腹ばっかり出て尾の張る子になったり
する。
逆に飼い主が失敗しても、魚が順路を保っていることもある。
それ程に飼い方や形質によって、魚の形は変わってしまう。
作られた形を繰り返し形質として備えさせ、飼い方で形が変わり難くい系統の
遺伝子にもってゆくことも、造りの方法になる。
*飼い方で、遺伝子が変わるまでの造りが、出来るのだろうか。
一代でできなくても、それを目指し近付くすことに意義がある。
現在進行中の課題は、一旦目幅を広げてしまっても再び普通程の狭さに戻すことが出来るか、を実験している。
これは粒餌で飼う場合でも、普通の目幅を最低限維持出来なくては、糸目入手困難な実情の代用としての意味がない。
 
2017.06.20(Tue)  土佐錦魚TOP
 06月19日
 
選別思考 2435 
 
尾を造るには、失敗をして本来の形を崩さないことを心掛ける。
標準的な遺伝と感じられる親からの子が、山付けになったり、シワが多かったり、尾が小さかったり、狭かったりするのは、失敗した飼い方でそうしてしまうことを度々経験している。
それを親の遺伝子が悪いからということで、全て片付けてしまうと、遺伝の本来を把握することはできない。
失敗の少ない形が持続していれば、その系統や個体の遺伝子の発現順路を観ることができ、本来の形質を察することができる。
造りは掛け合わせが主なので、本来の形質を知る必要がある。
例え失敗してしまったときのイジケでも、痩せ型か、太り型か。
お化けでも痩せ型か、太り型か。顔に出るのか、尾に出るのか。
どんな失敗の時に、どの遺伝子が自動的に選ばれたかが解る。
そんな条件に見舞われたときのために遺伝子は用意されていた。
 
2017.06.19(Mon)  土佐錦魚TOP
 06月18日
 
選別思考 2434 
 
大阪ランチュウ度やリュウキン度やナンキン度が強かったり弱かったりすることを、個体差の癖と安易に思いがちになる。
形質の違いを個体差で探ると、その違いは千差になってしまい、
個体の千差が次第に重なると万別になり、切りがなくなる。
系統の形質としてまず判別すると、整理し易い。
系統の度合や変化や移り変わりを、系統毎に見ることができる。
系統を見ることを心掛けると、以外と感じるようになる。
心掛けがアンテナを広げてくれて、案外受信できるようになる。
系統分けができるようになってゆくと、
系統度合が計れるようになってゆき、
系統ごとの経路や順序が感じられるようになり、
系統ごとの経路を辿ることの失敗を感じらるようになり、
失敗を理解できるようになると、系統ごとの順序も理解できる。
系統の造り具合も感じられるようになる。
 
2017.06.18(Sun)  土佐錦魚TOP
 06月17日
 
選別思考 2433 
 
だが、大阪ランチュウ度が強いと、反転度が先まで強くなり、戻り反転度が弱い
傾向になる。すると、袖元に余裕がなくなる。
大阪ランチュウ度がもっと強いと、反転度が更に先迄強くなり、戻り反転が無く
なって、袖元が吊られてしまう。
リュウキン度が強いと、反転度が弱くなり、戻り反転が多く見える傾向になる。
すると、袖元が弛んでしまう。
リュウキン度がもっと強いと、反転度がさらに元まで弱くなり、戻り反転と反転
の区別がつかなく、締まりも纏まりもなくなる。
大阪ランチュウ度が強くても、反転度の弱い魚がいる。
それは、土佐錦魚の大阪ランチュウ度ではなく、大元の大阪蘭鋳度が出てしまっていることが多く、ハネになる。
リュウキン度が過度に強いと、成魚になっても土佐錦魚度が向上しない。
それは、大元の琉金が出てしまっていることが多い。
 
2017.06.17(Sat)  土佐錦魚TOP
 06月16日
 
選別思考 2432 
 
尾柄の横振りを効率よく動力へ変換することもできなくなり、
尾柄の横振りの意志が、前葉の軟域線に現れるようになった。
土佐錦魚の平付けの棘条からの縦揺れの微動は、起こらない。
だが、軟条の微動は、棘条からの方が起こり易い。
それは、棘条の方の先域が広くなっていて軟条の自由度が高い。
それは、峡条の方の先域が狭くなっていて軟条の自由度が低い。
峡条近くの方が狭くて硬めになり、揺らぎが尾先まで伝わり難くなり、
揺らぎそのものも起き難くなっている。
峡条は、揺らぎの収束にもなっている。
すると、揺らぎの始まりの印象は、後葉は尾芯から両側へと感じられ、
前葉は親骨から伝わるように感じられる。
双方から伝わった揺らぎが、袖元の峡条で収束する印象になる。
背鰭も、胸鰭も腹鰭も尾鰭も、揺らぎは棘条から始まっている。
 
2017.06.16(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月15日
 
選別思考 2431 
 
棘条は、軟条を精一杯広げることしかきなくなってしまった。
そのかわり血管棘からの軟条は、精一杯自由になってしまった。
ただし、尾芯が統率している後葉は、神経棘からの規制が残り、
平付けが精一杯広がる形となっている。また土佐錦魚としては、
精一杯広がっていることを望まれている。
微かな横の動きも鮒尾時代の名残程に見せるが望まれていない。
後葉は横の動きができずに縦の揺らぎとなってしまった。
それが後葉の尾先の舞となっている。
血管棘からの前葉は、自由を謳歌するように反転という奔放に広がる形となって
揺らめく舞となった。
*土佐錦魚の尾芯は、横振りが僅かに残っても嫌われてしまう。
親骨の前後の動きも好まれず、ひたすら抑えを望まれている。
土佐錦魚では峡条の上下動も出来なくなり、上葉の棘条の調整作用の縦の伸縮は、成長過程の集中と拡散の伸縮へと代わり、集中時に後葉でシワが出来易く、拡散時にシワが消えたりすることが目に見えるようになっている。
 
2017.06.15(Thu)  土佐錦魚TOP
 06月14日
 
選別思考 2430 
 
普通金魚は揺らぎとは言わずに、振りとか揺らしになっている。
棘条と軟条が同調して、大きくは尾全体の横振りになっている。
上葉と下葉は、別々の振りをすることもできる。
軟条を小さく横に揺らすときには、節からの横の動きになる。
尾全体の横振りは、尾柄が作動している。
上葉と下葉の別々の振りは、棘条が作動している。
軟条を小さく横に揺らすには、血管棘からの節が作動している。
背鰭の規律正しさは、全部が神経棘から発信されている。
土佐錦魚の背鰭も例にもれず、そうなっている。
土佐錦魚の後葉と前葉も、別の振りをすることができる。
軟条を小さく揺らすときにも、血管棘からの節が作動している。
だが土佐錦魚の尾鰭の棘条は上下動ができなくなってしまった。
棘条によって制御することもできなくなってしまった。
 
2017.06.14(Wed)  土佐錦魚TOP
 06月13日
 
選別思考 2429 
 
前葉の揺らめきは、親骨先から発信されて伝わってくるのか。
後葉の揺らぎは、尾芯先から発信されて伝わっているのか。
双方ともに、袖元の峡条からは発信されていない。
すると、棘条がないと揺らめかないのか。
軟条の元域の金座の内部から発信されてはいないのか。
*背鰭の揺らぎは、横の動きが主になっている。
椎弓から担鰭骨と節を経た一条ずつが横の動きを担当している。
横の動きは連動していても一条ずつの動きになっている。
一条ずつは、横の動きを大きくも小さくもできる。
鋸目のついた棘条は、背鰭全体の縦の動きを担当している。
棘条と峡条が連携して、縦に精一杯広げたり縮めたりすると、
背鰭は緊張して横の動きは殆ど動くことができなくなる。
棘条の緊張が緩むと、背鰭は横揺らしを始めることができる。
鮒尾の尾鰭も似たところがある。棘条によって制御されている。
 
2017.06.13(Tue)  土佐錦魚TOP
 06月12日
 
選別思考 2428 
 
前からも後と同じ周期が出ているとするなら、揺らぎの緊張感が元域から軟域線を経て、先域の戻り反転へ伝わっているはず。
なのに、開放感や漂い感はあっても、緊張感は伝わって来ない。
緊張感として伝わってくるものとは、土佐錦魚自体が受けている緊迫感の現れが、あたかも尾芯を通じた動作となっている。
反転に現れる作用は、軟域線が前方への意志として現れることで張りつめ、意志から開放されている先域の尾先は、流れに押し返されるように、後方の揺らめきへと成り代わる。
鮒尾では後方へしか向けなかった方向性と緊張は、土佐錦魚の後が受け継ぎ、
土佐錦魚の前は、反転の軟域線が前方へ向いた。
その前方への意志を、軟域線が親骨より前方へ進むことで、新たな意志表現を
するようになった。
すると先域が進行からの反動を後方へ受け流すようになびいた。
 
2017.06.12(Mon)  土佐錦魚TOP
 06月11日
 
選別思考 2427 
 
この在り方は、舞い方にも求められている。
カチッとした金座から、尾芯がスッと伸びて尾先へ達すると、
その尾芯先から僅かの揺れが両側の尾先を次第に伝わるかのように、
尾先全体の揺らぎとなる。
揺らぎは袖元に辿り着く。
袖元からは、反転が舞い上がり、大きく棚引くように揺らめく。
揺らめきは、前葉と後葉とでは異質になっている。
後の揺らぎは、微動になっている。
前の揺らめきは、漂う程になっている。
後の揺らぎの微動は見る者に、緊張感を与える。
前の揺らぎの漂いは見る者に、解放感を与える。
広がる後の尾先は本来、金座からのエネルギーを尾先から解放しているはず。
それが細かく揺らぐことで緊張感となり、後の尾先の周囲を巡って袖元へと
伝わり、反転で緊張は解放される。
 
2017.06.11(Sun)  土佐錦魚TOP
 06月10日
 
選別思考 2426 
 
それは、理想の土佐錦魚の尾の方向になっている。
大阪ランチュウ度が高い厚め硬めの元域で、戻り反転が大きくなる
柔軟なリュウキン系の先域にある。
逆の方向としては、リュウキン度が高くて、薄め柔らかめの先域でも、
元域がシッカリしていければ良いことになる。
ところが系統の現れとしては、リュウキン系の先行きは弱めの傾向となり、
大阪ランチュウ系は強めの傾向となっている。
元域のリュウキン度が高いと将来的に元域の維持が難しくなる。
これは、後は動きが少なく、前は動きを多く求められている。
これを置き換えると、後は大阪ランチュウ度の高めが求められ、
前はリュウキン度の高めが求められることになる。
これを置き換えると、後は大阪ランチュウ度の高い神経棘系となり、
前はリュウキン度の高い血管棘系となる。
 
2017.06.10(Sat)  土佐錦魚TOP
 06月09日
 
選別思考 2425 
 
戻り反転の度合で、大阪ランチュウ度が高いかリュウキン度が高いかの度合がわかる。或いは将来の土佐錦魚度の高さが解る。
大阪ランチュウ迄の土佐錦魚に、戻り反転はなかった。
琉金が掛けられてから、リュウキン度が高いと戻り反転が出た。
戻り反転のことを袋とか羽衣とか形容するようになり、羽衣返り(はごろもがえり)と呼んで、より望むようになった。
羽衣返りが、究極の尾の一つとして好まれている。
ところが羽衣返りは、薄くて直返りで並側条となっている。
詰まり、親骨の抑えが理想的ではない。
それは、金座も理想的にはなっていないことを語っている。
それは、リュウキン系に過ぎていることになる。
すると理想的には、親骨の抑えが尾先まであって、並側条で、金座がシッカリしていることになる。
 
2017.06.09(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月08日
 
選別思考 2424 
 
大阪ランチュウ系の尾は厚め硬めで、戻り反転が少ない。
リュウキン系の尾は薄め柔らかめで、戻り反転が多い。
軟条(鰭条)と一つに括られていても、特に土佐錦魚での前葉の元域と先域では、働きや見せ場が異なっている。
後葉と前葉とが共に、元域が大阪ランチュウ系で先域がリュウキン系という典型は、稀になっている。
その稀な尾型が、理想の尾型の基礎と考えられている。
稀に尾だけに現れることがある。稀に体だけ現れることがある。
体と尾が揃うことは、稀にもない。揃えば理想と言える。
これには、大阪ランチュウ系からの創出と、リュウキン系からの創出と、双方の
掛け合わせからの創出しか方法がない。
今までの経験からでは掛け合わせからの創出のみと感じられる。
それも、大会で優勝するような優等生からよりも、それぞれの特徴が明白に出ている個体からでは、と感じている。
 
2017.06.08(Thu)  土佐錦魚TOP
 06月07日
 
選別思考 2423 
 
戻り反転に棘条が関与しているとは、誰もが思わないい。
軟条の自由度は、棘条が関与していないから高くなる。
だが、棘条が関与している軟条がある。それは半側条になる。
[桁返り]は半側条に起こる。それは棘条の関与を示している。
すると半側条の隣(となり)の並側条から反転が始まる。
二桁返りは、二桁ともが半側条になっている。
ここでは、二桁返りをハネるように勧奨している。
それは、大阪ランチュウ系の過ぎたる関与を否定している。
二桁返りが大阪蘭鋳に出ていたのだろうか。
おそらく、出ていなかっただろう。
反転が遺伝子化されていなければ、桁返りは出てこない。
並条が起こらなければ、半条の区別も起こらない。
並条は、琉金が掛けられなければ土佐錦魚へ起こらない。
桁返りは、大阪蘭鋳には出ていなかったと推測している。
大阪蘭鋳は、平付けによる反りだったと推測している。
 
2017.06.07(Wed)  土佐錦魚TOP
 06月06日
 
選別思考 2422 
 
前葉の軟条の変形を、自由度が高いと言っている。
後葉の軟条は、前葉ほどにふらついてはいない。
袋尾のように尾芯が無くても緩んでいても、案外保っている。
これは、後葉より前葉の方が、自由度が高いことを示している。
その自由度は、根元の元域が低く、尾先への先域が高い。
その自由度は、大阪ランチュウ系が低く、リュウキン系が高い。
後葉の水平は、大阪ランチュウ度が高い方が向いている。
後葉の先域は、元域の延長のようになってハッキリしていない。
前葉の反転は、リュウキン度が高い方が向いている。
前葉の先域は、薄い尾ほど発達してハッキリ変化している。
反転をなすほどの前葉の先域は、反転から更に戻るように反転して[戻り反転]をなす程になっている。
 
2017.06.06(Tue)  土佐錦魚TOP
 06月05日
 
選別思考 2421 
 
それが共通しているのであれば、直返りであっても一桁目の尾先の方は、
水平方向へ出るのではないだろうか。
必ず水平へ出ないのが、ネジレ度による返り方となっている。
だが、親骨と反り始めとの角度を良く観察すると、度合の差こそあれ、
桁返りのように急激に立ち上がっていることが多い。
*ネジレのほかに、反転を起こさせることがあるのだろうか。
そこには土佐錦魚たる躍如(やくじょ)がある。
以前にも触れたが、金魚の全ての鰭は棘条誘導になっている。
棘条が無くなると、軟条は途端にふらふらしてしまう。
土佐錦魚の軟条は、ふらつきながらも自分の形を保とうとする。
土佐錦魚の前葉は、軟条自体が既に反転の形を備えている。
そのふらつきながらの形を棘条が、吊られたり、抑えたり、支えたり、
整えたりして、相互に前葉をかたちつくっている。
 
2017.06.05(Mon)  土佐錦魚TOP
 06月04日
 
選別思考 2420 
 
土佐錦魚の前身迄では、ネジレからのメクレ程度と思われ、
大阪ランチュウ迄では、メクレからのソリ程度と推測できる。
それは、親骨の支えの根元の方がよりネジレ度が強く、
尾先の方のネジレ度が弱くなっていることから来ている。
だが、ネジレ度が強い根元は抑えが強固なので捻れが現れない。
捻れ度が弱いはずの尾先は抑えが弱いために、捻れが現れ易い。
大きな反転が生じると、捻れや尾先の吊りも現れて来た。
それは、支えが親骨より短いことで、抑えきれない傾向にある。
それは、縦状の迫り出しが捻れを誘わない方向へも進んでいる。
それは、支えの根元の方より縦に重なっていることによる。
それは、支えの根元の方がより急に垂直度が高くなっている。
それは、根元の方のネジレ度が強く尾先の方が弱くなっている。
それは、直返りでも桁返りでも共通している。
反転が遺伝子化されると、親骨は捻れない方向へと進んでいる。
反転が遺伝子化されると、反転が尾先を吊るように進んでいる。
 
2017.06.04(Sun)  土佐錦魚TOP
 06月03日
 
選別思考 2419 
 
*どうしてそんなことが起こるのだろうか。
親骨の捻れを軟条へ影響させない作用が起こったと考えられる。その作用が起こった切っ掛けは何からなのか。
琉金が掛けられて尾が大きくなったから。
それは、親骨を軟条に吊らせないための半側条となり、半側条からの折り返しとなる大坂ランチュウ系の桁返りと考えられる。
それと、返りが大きく軟らかく親骨の吊りの少ない並側条の誕生で、親骨の先にしか影響を及ぼさないリュウキン系の直返りと考えられる。双方共に親骨の捻れにかかわらずに、反転は発達できるようになっている。
この双方が系統の差となって、様々に巻き起こっている。
桁返りの折り返しと半側条の遺伝子化は、大阪ランチュウ系からの度合いとなり、袋の大きな羽衣返りと並側条の遺伝子化は、リュウキン系からの度合いになる。反転と言われるほどの大きな尾になったのは、琉金が掛けられて尾が大きくなってからの様々な遺伝子化の一つとなっている。
 
2017.06.03(Sat)  土佐錦魚TOP
 06月02日
 
選別思考 2418 
 
側条は、親骨に次ぐ尾椎の内側になっている。
今度は尾椎の内側の軟条の一桁が、支えることをしだした。
これは、棘条と軟条が反動したから反転が発達したと書いたそばから、
棘条と軟条は別な連携をしていたことになる。
この連携は琉金が掛けられてから、大阪ランチュウ系とリュウキン系との関係
で変化を見せ始めている。
大阪ランチュウ迄の土佐錦魚へ琉金が掛けられて、その後にどちらがどれほど
現れているかによって、度合いが異なっている。
この変化は、半側条と並側条の違いと、尾の硬軟の違いとなり、観点は異なるが、以前に書いている半側条と並側条の事柄と同様となり重複するので、
今回は掻い摘んでおく。
大阪ランチュウ系が強いと硬くて厚い半側条で桁返り傾向で、
リュウキン系が強いと軟らかで薄い並側条で直返り傾向となる。
大阪ランチュウ度とリュウキン度の現れ具合で様々に展開する。
 
2017.06.02(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月01日
 
選別思考 2417 
 
軟条は、反転へと働いている。反転は自主的で付随的でない。
棘条は、軟条の反転に吊られないように抑えへと反動している。
軟条は、従来の棘条域から反転して、はみ出している。
棘条の親骨は、尾椎でありながら筒椎の支えと一体化している。
これは親骨の支え化だろうか、支えの親骨化なのか。
しかも桁返りは、軟条の一桁目が親骨の支え化になっている。
従来縦付けになっているのは、筒椎の親骨への支えであって、
親骨は尾椎であって、支えに含まれていないことを示している。
上見からの金座の始まりは親骨の鱗からで、支えは下部になる。
支えは親骨より短くて、親骨の途中までにしか届いていない。
支えのない親骨の先の方は弱さが出てきたり捻れてきたりする。
直返りは、親骨の先の方が反転に吊られ易くなっている。
軟条の一桁が親骨を支えると、親骨の先の方迄を支えられる。
これは、軟条一桁が事実上親骨への支え化になっている。
 
2017.06.01(Thu)  土佐錦魚TOP

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