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 09月30日
 
選別思考 2207 
 
土佐錦魚の各部位を有用に造っている系統を纏めてみた。
*抑えの造り         大阪ランチュウ リュウキン
*張りの造り         大阪ランチュウ リュウキン
*反転の造り         大阪ランチュウ リュウキン
*前の造り          大阪ランチュウ リュウキン
*後の造り          大阪ランチュウ リュウキン
*尾の造り          大阪ランチュウ リュウキン
*付き(金座)の造り     大阪ランチュウ リュウキン
*尾筒の造り         大阪ランチュウ リュウキン
*腰の造り          大阪ランチュウ リュウキン
*背形の造り         大阪ランチュウ リュウキン
*背形の造り(後背)     大阪ランチュウ リュウキン
*背形の造り(前背)ナンキン 大阪ランチュウ リュウキン
*丸さの造り         大阪ランチュウ リュウキン
*腹形の造り    ナンキン 大阪ランチュウ リュウキン
*体の造り     ナンキン 大阪ランチュウ リュウキン
*顔の造り     ナンキン
 
2016.09.30(Fri)  土佐錦魚TOP
 09月29日
 
選別思考 2206 
 
そしてその基礎には強弱があっても大阪ランチュウ系が位置し、
強弱はあっても、とどのつまりはリュウキン系が出てくる。
ナンキン系はリュウキン系と結びつきやすく、よってリュウキン系に出やすく、
大阪ランチュウ系には出にくくなっている。
大阪ランチュウ系の強弱を基礎の度合いと言い、
リュウキン系の強弱を表現の度合いと言っている。
大阪ランチュウ系の基礎の弱には、ナンキン系もリュウキン系も出易い。
強の時には、ナンキン系もリュウキン系も出難い。
リュウキン系の表現の弱の時には、ナンキン系も大阪ランチュウ系も出易い。
強ではナンキン系も大阪ランチュウ系も出難い。
つまるところ土佐錦魚になるには、それぞれの系統ごとの基礎から系統の順序を
辿る流れになっている。
そして強弱はあっても、リュウキン系の作用で終わる。
 
2016.09.29(Thu)  土佐錦魚TOP
 09月28日
 
選別思考 2205 
 
それぞれの典型にしても、土佐錦魚となるには混合されている。
土佐錦魚とはこの三系の混合型となり、和金系を排除している。
それは、土佐錦魚の前身を除く三種の結びつきとなっている。
それは、土佐錦魚属となる三種の完成形の結びつきではない。
それは、有用な三種の幼形時での結びつきとなり、土佐錦魚の形としての完成系に向かっている。
その内のどの種が色濃く出ているかで、系統的な呼び方をする。
ナンキン体が顕著であれば、ナンキン系と端的に言う。
大阪ランチュウ系の体や付きや尾の厚みや反転が顕著であれば
大阪ランチュウ系と言って差し支えない。
リュウキン系の体や付きや尾の柔らかさや反転が顕著であれば、リュウキン系と言い、大阪ランチュウ系やナンキン系がハッキリしていなければ、リュウキン系と言って差し支えない。
 
2016.09.28(Wed)  土佐錦魚TOP
 09月27日
 
選別思考 2204 
 
すると総体的には大阪ランチュウ系かリュウキン系に絞られる。
二者の内では、リュウキン系の方が無難に飼える。
初心者用の選別や基本には、リュウキン系が主体になりやすい。
土佐錦魚の成り行き的な主体は、リュウキン系となっていった。
だが本来でも、主体の型はリュウキン系と説明できる人は少ない。
大阪ランチュウまでの土佐錦魚に琉金が掛けられてから、現在の土佐錦魚が誕生した経緯からも、当然と言える。
だが大阪ランチュウ迄の土佐錦魚がいなかったら叶わなかった。
基礎は、大阪ランチュウ系にある。
その大坂ランチュウ系は、前が強くて尾が張りやすい。
するとダメとされたり、難しいとされたりしやすい。
だがそれを、大阪ランチュウ系と意識している人は少ない。
典型のように明確に分かれているわけではない。
 
2016.09.27(Tue)  土佐錦魚TOP
 09月26日
 
選別思考 2203 
 
土佐錦魚に掛けられてきた種の系統に分けることを、知らない。
今までに掛けられてきた種は、土佐錦魚の前身系、ナンキン系、大阪ランチュウ系、リュウキン系の四種になっている。
系統を見るのは、この四種の特徴を思い浮かべることで出来る。
四種の特徴を知っている人は、案外簡単と思える。
見た感じそのものに準じている。
準じてはいるが、いずれも土佐錦魚仕様に変化している。
そこから、土佐錦魚仕様に変化して受け入れられた特徴と、受け入れられなかった土佐錦魚属との特徴を判別することになる。
その内の土佐錦魚の前身の体も尾も、土佐錦魚に有用ではない。
排除してしまえば、有用な系統は、三通りしかない。
大阪ランチュウ系、リュウキン系、ナンキン系しかない。
その内のナンキンの尾は無用なので、体のみが有用になる。
 
2016.09.26(Mon)  土佐錦魚TOP
 09月25日
 
選別思考 2202 
 
大阪ランチュウ系の典型は、親骨が強く抑えていなければ維持できない。
抑えが弱いと前へ吊られたり、上への挙げ前になる。
大阪ランチュウ系には、無難が少ない。勝つか負けるかになる。
小さい頃に太らせてしまうと、抑えの勝つ可能性が少なくなる。
初心者に、勝つか負けるかと言っても理解までには無理がある。
あらましを説明しても、理解出来るものでもない。
理解できないままに初心者ようの教えを基本にしてやり過ごすと、初心者向けの
説明が土佐錦魚の全てと思い込んでしまう。
どこかで目覚める必要があるのだが、下手に自信をつけてしまったあとでは受信アンテナを設けていなく覚醒が悪い。
初心者的には、張りの強弱の系統、丸い長い系統、太りが良い、尾が大きい、
色模様が良い、舵鰭二枚か一枚というような個体的な系統と思いやすい。
 
2016.09.25(Sun)  土佐錦魚TOP
 09月24日
 
選別思考 2201 
 
初期の開き具合の選別は、通常九十度から四五度の範囲と習う。
それより張りが良いと、将来だんだん張ってきて張り過ぎになると教わっているので、初心者は気が重くなる。
でも、通常の範囲より少し弱くても、将来の張り様では何とかなると、張り気味よりは好印象を受ける。
リュウキン系でも大阪ランチュウ系でも、夏頃には張り始める。
秋頃には当歳なりの張りが落ち着いてくる。
それからリュウキン系では、少し張りが戻る傾向がある。
一方大阪ランチュウ系では、少し張りが進む傾向がある。
系統の違いで逆の傾向を見せる。
その後に反転が発達すると、リュウキン系では、親骨が前へ吊られたり、張りが良い方でも親骨が弱くなったりする。
範囲より余計に流している方が、将来的には無難に思える。
 
2016.09.24(Sat)  土佐錦魚TOP
 09月23日
 
選別思考 2200 
 
ところが、その頃には体もリュウキン系になってしまう。
元がリュウキン系なのだから、体もそのものが現れ易くなる。
抑えがだらしなく、体は詰まり、金座が冴えない。
つまるところ、土佐錦魚になるには、土佐錦魚になる順序を辿らなければ、
芳(かんば)しくないことになる。
産まれて孵出した当初は、鮒状の体と尾から始まる。
尾が広がって開き尾和金状になる。この辺りでは、丸手になりそう、長手になりそう程度しか感じない。
腹が出てきて長手か丸手かの予想がつく。
ここ迄は見えて、何気なく感じることが出来る。
ここから尾が伸びだすと、土佐錦魚の稚魚かなって思えてくる。
ここから尾が張ってきて、伸びて流れるか、伸びても張るかで、リュウキン系か、大阪ランチュウ系かの分かれ道になる。
 
2016.09.23(Fri)  土佐錦魚TOP
 09月22日
 
選別思考 2199 
 
ところがこれも一般的で系統による違いが盛り込まれていない。
始めから大阪ランチュウ系でもそうなるのか。
始めからリュウキン系でもそうなるのか。
系統別扱いが前提にないと、何か釈然としないところが残る。
そう、始めから大阪ランチュウ系だったら、大阪ランチュウ迄の土佐錦魚に戻る
ことは、当然のように解る。
始めから終り迄、大阪ランチュウ系のようなものだから、小さい頃に太らすと、
張りっぱなしで抑える機会を得ない。
始めからリュウキン系だったなら、果たしてそうなのだろうか。
リュウキン系の初期は、それ程泳がなくても張り出しが少ない。
言い方をかえれば、少しぐらい太っても尾を流している。
するとリュウキン系では、いつ頃大阪ランチュウ系が現れてくるのだろうか。
尾が張ってくる時期と言える。
そうなら、尾が張れば同じ事になるのではないだろうか。
 
2016.09.22(Thu)  土佐錦魚TOP
 09月21日
 
選別思考 2198 
 
現在の土佐錦魚は、今働いていない過去の遺伝子を捨ててしまった訳ではない。
後生大事にしまってある。
いつの機会に引き出しが開けられるかも知れない。
その引き出しをたまたま開けたら、鮒尾だったりする。
過去の引き出しは、失敗した時だけに開くのだろうか。
現在に繋がっている引き出しは順序だてられて開けられている。
その順序を基本通り間違えなければ遺伝子上は土佐錦魚になる。
その順序には、その時々に選択肢がついている。
その選択肢は環境によって、選ばれていることが多い。
その環境の一つが、小さい頃に泳がすか、太らすかになる。
泳がすと現在の土佐錦魚への順序通りの選択肢となり、太らすと別の選択肢になる。泳げる環境と泳がない環境で作用する。
この選択肢の先は、大阪ランチュウ迄の土佐錦魚か、一足飛びに典型的なリュウキン系か、どの時点かに繋がって作用する。
 
2016.09.21(Wed)  土佐錦魚TOP
 09月20日
 
選別思考 2197 
 
何故、泳ぎが悪いと万歳をしてしまうのだろうか。
『大阪ランチュウ迄の土佐錦魚に戻ってしまうことになる』
では何故、小さい頃に泳ぐと土佐錦魚に近付いて、泳がないで太ると大阪ランチュウ迄の土佐錦魚に戻ってしまうのか。
ここに、遺伝子の働く順序が、関係してくる。
ここで言う大阪ランチュウ迄の土佐錦魚に戻ると言うことは、現在の土佐錦魚がいきなり、琉金が掛けられる以前の土佐錦魚まで戻ることではない。
過去の形に引きずられることを言う。
現在の土佐錦魚を過去の形へ引き込むのが過去の遺伝子になる。
それは現在に働くはずだった遺伝子を抑えてしまったか、或いは、過去の遺伝子を働くようにしてしまったかになる。
リュウキン系の典型は親になると弱まる方向になっている。
親になるに従い強まる方向は、大阪ランチュウ系になる。
 
2016.09.20(Tue)  土佐錦魚TOP
 09月19日
 
選別思考 2196 
 
では何故、太ると泳がなくなるのだろうか。
大きなタタキ池では、太っていても結構泳いでいるのを見た。
「泳がなくなると尾が張る」
なるほど、夏までのタタキ池では尾が張る率が丸鉢より低い。
丸鉢では率が高いのだから、納得できる。
では、小さい頃に尾が張ると、何故不可ないのだろうか。
「前が抑えられなくなる」
前が抑えられないと、何故不可ないのだろうか。
「泳げなくなる」「万歳したり、反転が育たなくなったりする」
万歳しないで、反転が育つのが土佐錦魚と言うことになる。
それまでの土佐錦魚に琉金が掛けられて素質(遺伝子)を得たが、その素質は、
容器や育て方で容易に形が変化してしまう。
丸鉢かタタキかの問題ではなく、泳ぐか泳がないかになる。
 
2016.09.19(Mon)  土佐錦魚TOP
 09月18日
 
選別思考 2195 
 
普通は、小さい時の尾の広がり方を問題にしている。
この尾の広がり方の基本は一般的で、系統別を考慮していない。
大阪ランチュウ系ならこのぐらい。
リュウキン系ならこのぐらいとはなっていない。
それは土佐錦魚の系統を考慮に入れていないことに他ならない。
土佐錦魚内の系統の考慮なくして、土佐錦魚内の掛け合わせは意味をなさない。
その考慮には、系統の分析が下地にある。
系統への認識を持たない考え方でする掛け合わせは、ただ良い魚を得たい、
良い魚どうしを掛ければ良いと言う短絡さがある。
そうしなさいと受けた教えは「小さい頃に太らしては不可ない」
と言うことだった。事実、師の魚はひょろひょろとしていた。
だが、この教えは「太ると泳がなくなる」を踏まえている。
「小さい頃に太らすと泳がなくなる」が、前提になっている。
 
2016.09.18(Sun)  土佐錦魚TOP
 09月17日
 
選別思考 2194 
 
存在する遺伝子を組み替えたり、入れ替えたり、加えたり、変えたりすることは出来ないと思える。
基本的に同じ土佐錦魚内の掛け合わせでは、突然変異でない限り出来ないと思える。
突然変異ではおそらく、土佐錦魚でなくなるような変化、あるいは異常をもたらすだろう。
丸手は、所詮奇形に過ぎない。平付けもそうだろう。
土佐錦魚として望まれる箇所の変化は少しの奇形がもたらせる。
すると、遺伝子の働きを変えるあたりの可能性が高い。
だが、遺伝子の働きの順序を変えることなら、既に飼い方で経験できている。
例えば、大阪ランチュウ系の遺伝子を先に働かせるか、リュウキン系の遺伝子を
先に働かせるかになる。
飼い方を習う時に、そうしては不可ないとか、そうするようにとかで、基本的な
育て方として習っている。
基本的だからこそ、遺伝子の働き的になっている。
 
2016.09.17(Sat)  土佐錦魚TOP
 09月16日
 
選別思考 2193 
 
これは、土佐錦魚の前身へ、満足の形を得るために次々と掛けられた別種とは異なっている。
一定の満足を得られた形の、更なる向上を目指している。
土佐錦魚と異種ではなく、土佐錦魚どうしの掛け合わせになる。
土佐錦魚内での、意図ある掛け合わせになる。
その掛け合わせによって、遺伝子はどう変化するのだろうか。
それは、存在する遺伝子を変えることだろうか。
それは、存在する遺伝子を加えることだろうか。
それは、存在する遺伝子を入れ替えることだろうか。
それは、存在する遺伝子の働きを変えることだろうか。
それは、存在する遺伝子の働きの順序を変えることだろうか。
それは、存在する遺伝子の働きを抑えることだろうか。
それは、存在する遺伝子の働きを解き放つことだろうか。
 
2016.09.16(Fri)  土佐錦魚TOP
 09月15日
 
選別思考 2192 
 
だが、我池ではまだ諦めずにいたい。
口の小さな種魚が、片親しか見つかっていないことが関係しているのかも知れない。いつか雌雄ともに見つかった時、もう一度挑戦してみたい。
口の大きさを小さく見せることは、飼い方で出来る。
口の大きさの標準より小さ目には、飼い方で作れる。
それより小さい口の系統は、今のところ造られていない。
丸鉢が登場したことによって、土佐錦魚作りに目覚め、
作りの追求が進んだことによって、作れる形が充実していった。
作れる形の充実は同時に、作れる形の限界をもたらした。
それは、作ろうとする形への目覚めをもたらしたことになる。
それは丸鉢と作りの作業と環境の利用では出来ないことになる。
飼い方で作れない形は、掛け合わせで造るしかない、
それは外部環境を利用した作りから、土佐錦魚自身の内部的な遺伝子による造りへと展開して行った。
 
2016.09.15(Thu)  土佐錦魚TOP
 09月14日
 
選別思考 2191 
 
口の小さな魚も普通に育てられた中に現れていた。
土佐錦魚作りの中なればこそ、現れていたのかも知れない。
そこで狙いを変えてみた。元々ナンキン系の良い魚に掛けて、その良魚狙いで
普通に育てて、一寸良くない魚も見切れるまで育てて、普通に顔作りもやってみて、ハネは普通に捨ててみる。
まず一寸良くない魚を見切れる迄育ててみたが全部駄目だった。
元々ナンキン系の良い魚に掛けたのだから、その魚に似ていればそれなりに良く
なる。だが特別に口は小さくならなかった。
孫の世代でも、顕著に現れることはなかった。
昔の人もこれぐらいは、いやこれ以上を試みていたに違いない。
それでも未だに、口の小さな系統は出来ていない。
つまり、口の小さな系統は造られていないことになる。
昔も結局は、口を小さく作る飼育法をいろいろ編み出している。
 
2016.09.14(Wed)  土佐錦魚TOP
 09月13日
 
選別思考 2190 
 
小さな口の場合には必要とされる遺伝子が土佐錦魚内にあった。
小さな口の遺伝子を見つけた時には、幸運に掛けるしかない。
小さな口の遺伝子は、おそらく劣勢と思われる。
普通の口の遺伝子に、おそらく押し切られてしまう。
そこからこぼれ落ちたような魚を見つけなくてはならない。
少しぐらいの欠点なら、口を見切れるまで育てる必要がある。
遺伝子にあるなら、少々乱暴に育てても小さいままでいるはず。
ゆっくり育てることをせずに早く見切れるように急いでしまう。
結果は見つからない。
無理に大きく育てた結果は、全部崩してしまった。
おかげで、普通に見せる術も身につけた。
遺伝子は小さくても、育て方で大きくなるのか。
小さい口が多少でも変化しないことは、奇形になる。
元が小さくても、環境によっては多少変化する方が自然になる。
その遺伝子が働く環境になっていなければ、現れないのだろう。
 
2016.09.13(Tue)  土佐錦魚TOP
 09月12日
 
選別思考 2189 
 
土佐錦魚へ掛けられた中に、口の小さな種はいない。
口が通常より小さいことは、生存競争に弱いことになる。
突然変異的だが奇形でなく、まともな形の口になっている。
奇形は案外頻繁に見られる。曲がっていたり縮んでいたりする。
突然変異的や弱いからと言って、生き残らない訳ではない。
確かに体は小さめだが飼育界だからこそ選ばれて保護下にある。
口先だけの利点の突然変異的な遺伝子を、なんとか良魚へ取り込もうとしている。なんか遺伝子の工作に思えてくる。
飼育界での、土佐錦魚内での、遺伝子作りが始まっている。
丸鉢飼育による形作りは、土佐錦魚作りとして行われていた。
選別と掛け合わせによる新たな遺伝子作りの挑戦が始まった。
先ず、口の小さな土佐錦魚の存在があった。
既に、口の小さな土佐錦魚の遺伝子は存在していた。
 
2016.09.12(Mon)  土佐錦魚TOP
 09月11日
 
選別思考 2188 
 
*六度目の固定化は選別による作り
最初から小さな口を心掛けるようなことをしなくても、小さな口の遺伝子はないのだろうか。時たまそんな魚を見掛ける。
もしくは、口の大きくならない遺伝子の魚にあったことはある。
そんな魚に限って、小さかったり、長かったり、腹の出が少なかったり、尾が揃わなかったり、何処か土佐錦魚にそぐわない違和感がある。
三歳、四歳辺りで遺伝子が切り替わると、思ったより良い魚になる。
だが大概は待てずにハネてしまうだろう。
それでも口が小さいと言うだけで、種魚に残されている。
それなのに未だ、口が大きくならない系統は現われていない。
だが、小さな口の魚の現れる率は幾らかでも高くなっている。
丸手や、そこそこの土佐錦魚にも現れてきている。
品は格別に良く、更紗で口紅を点けていたりすると実に可愛い。
土佐錦魚の素晴らしい尾を別にしても、これほどの可愛さを持った種は他にはい
ない。すると土佐錦魚の尾にこの可愛さ、品の良さ、味っ濃さが加われば、完璧な金魚と言える。
 
2016.09.11(Sun)  土佐錦魚TOP
 09月10日
 
選別思考 2187 
 
その機会が当歳の秋に訪れる。
それを当歳の冬に固めることができる。
目幅で足るを知る。それを知ると、端先と目幅は守りに入る。
その守りが、目先を刺激して長くする。
端先と目幅が守られている飼い方は、夏に整えた目先を守る。
目先作りは、攻めにあらず、守りにある。
守れば、目先が足りない場合でも少し伸ばしてもくれる。
それは夏に引き続いて、秋の心掛けも承知していることになる。
その心掛けは、目先の長さの発達を促すことも兼ねている。
その心掛けは、肉瘤の発達を抑えることも兼ねている。
その心掛けは、目幅の調整も兼ねている。
良い心掛けは、良い顔作りをしていることになる。
そして最初に小さな口を心掛けていれば、顔作りは完璧になる。
 
2016.09.10(Sat)  土佐錦魚TOP
 09月09日
 
選別思考 2186 
 
肉瘤は歳をとる程、着き易くなる。骨格の成熟に比例している。
頭の肉瘤は、頭頂骨の発達によるところと、十歳の標本の肉瘤を削り落して解った。肉瘤の元のように頭頂骨が発達している。
そこで、八歳を見ると少し発達している。七歳六歳と減って、四歳では少し厚みが増えたほどで、まだツルッとしている。
端瘤は当歳が一番つき易すく、おまけに生涯付き纏ってくる。
標本の端瘤は、どれも干して置くだけで薄くなってしまう。
口の横の薄い骨も凸凹したり厚くなったりの成熟度が見えない。
端瘤は、飼い主の心掛けで最低限に留めることが可能と言える。
夏に端瘤を着けない飼い主は、既に気の使いようを知っている。
夏は生長期に乗って攻めるが、その限界を端瘤に見ている。
秋に入って、攻めの終りを目幅で知る。
頭頂の肉瘤を全く抑えることは、骨からの作用なので出来ない。
だが、端瘤は不思議にも、着き難くすることが出来る。
 
2016.09.09(Fri)  土佐錦魚TOP
 09月08日
 
選別思考 2185 
 
目先の長さ作りは、夏に下地を作って置けば、秋に何とかなる。
逆に、夏に下地を作って置かないと難しくなる。
目先の長さの生長は、魚自身にさせる。
そうさせるように、餌や苔や水を調整する。
[目先は鉢(苔)がつくる。端瘤は人がつくる]
同時進行の端作りは、一にも二にも餌の調整にある。
せっかく口を小さくして目先を長くしても、端瘤をつけてしまうと、それ迄にあった品も味も台無しにしてしまう。
結局目先作りの当歳の最後の仕上げは、端瘤を着けないことに尽きてくる。
夏場でも端瘤に気を配れれば一人前と言える。
苔も水も陽も、常に調整されている丸鉢であれば、端瘤を着けないように餌を調整していれば、目先の長さもついてくる。
端瘤を着けないで目先が長がく見えるように、調節する。
 
2016.09.08(Thu)  土佐錦魚TOP
 09月07日
 
選別思考 2184 
 
これからが、深まる秋の目先作りへと移る。
目幅をこれ以上広げることは御法度だが、狭く戻ることは差し支えない。
肉を少しつけさえすればまた直ることは解っている。
問題の目先は、目先の長さ作りと端先(はなさき)作りになる。
端先(はなさき)とは、口の両脇のことを言う。
鼻と勘違いしやすい。魚の鼻(鼻孔)は口と目の間にある。
ハナと言うと鼻を思い浮かべ易いが、口の横は鼻先と言わない。
端先作り(端作り)とは、端先に肉をつけないことを言う。
端先に着く余分な肉のことを、端瘤(はなこぶ)と言う。
土佐錦魚の肉瘤は、馬鹿な失敗を重ねないと当歳では着かない。
端瘤は失敗しなくても、普通でも付いてくる。
注意を重ねても着いてしまうのだから、一番厄介ものになる。
目先の長さ作りと、端先作りは別物になる。
 
2016.09.07(Wed)  土佐錦魚TOP
 09月06日
 
選別思考 2183 
 
頭頂骨を狭めにして置けばは、背幅も狭めにすることにもなる。
蘭鋳のように口が大きく、広い目幅や背幅とは全く逆になる。
秋の冷えが来て魚が太り出すと、目の周囲にも肉がつく。
すると、目幅の凹みや頬の痩けが目立たなくなる。
すると、目幅がちょうど体側線上になる。
目幅が体側線上になる迄が、肉付けの限度と言うことになる。
もっと肉を付ければ、目幅が広がって見える。
さらに肉をつければ、目が出てくる。
さらに肉を付けると、背が盛り上がり、瘤が付き、武骨になる。
丁度に肉をつけると目幅がちょうど体側線上になるように、
頭頂骨の幅を狭目の目幅に合わせて置くことが肝要になる。
すると、小さい口の時に最高に良くなる。
たとえ大きかった口でも、いつの間にか程よく見えてくる。
こけているように見えた鰓が、体側線上に沿ってくると、
秋の顔作りの一段階ができたことになる。
 
2016.09.06(Tue)  土佐錦魚TOP
 09月05日
 
選別思考 2182 
 
さて、二〇一四年期は当歳を、昔の一時期に近いほど大きく育てたので、
この機会にいろいろな試みをしている。
今秋始めて、朝の最低水温が一五℃を切って、丸鉢の水には冷たさを与え、
溜水には暖かさを残している。
空は澄み、風爽やかに、陽は雲を通さなくても穏やかになった。
魚が一斉に、一回り太り出した。
目幅の骨骼を体側線より少し狭めにして置いた効果が出だした。
目幅作りは当歳の夏にする。目幅の骨骼(頭頂骨)そのものを狭めに作ることが、当歳の夏の心掛けになっている。
すると、頬がこけて、口が大きく見える。
今期は魚体を大きくしたので、大きな口は仕方がない。
それでも、目幅を狭くしておけば、後で何とかなる。
口を小さく作っておけば、頬こけが目立たず、顔は鋭く見える。
 
2016.09.05(Mon)  土佐錦魚TOP
 09月04日
 
選別思考 2181 
 
その一方で、今まで見られなかったリュウキン系の円に納まる土佐錦魚が、
丸鉢飼育によって現れていた。
土佐錦魚の琉金化が、良い方向へ余る程に現れたことになる。
琉金によってもたらされた薄くて軟らかくて大きな尾になる。
これも親骨のバンザイの抑え、あるいは流れの抑えによって、
反転の見栄えが著しく向上した。
張りによる引きではなく、反転の大きさによる引きとなり、
軟らかさと余る大きさによって反転の反転(袋返り)が現れた。
力強さには欠けたが、土佐錦魚に新たな優美さが加わった。
「こんな土佐錦魚がいるんだ」と、感銘を与えたことだろう。
リュウキン系も台頭していたと言える。
大阪ランチュウ系は、それまでの土佐錦魚の延長線上に当たる。
リュウキン系は、新たな土佐錦魚の現れとも言える。
 
2016.09.04(Sun)  土佐錦魚TOP
 09月03日
 
選別思考 2180 
 
横綱前は、大阪ランチュウ系だった。リュウキン系にはない。
その名で解るように、前の改良となっている。体は前程でない。
親骨の抑えと、渡りの伸張と、反転の拡大になっている。
渡りの伸張と反転の拡大は、琉金の大きな尾がもたらしている。
その渡りの伸張と反転の拡大を現在のように変化させたのは、親骨の抑えと言えてくる。
親骨の抑えによって親骨より前へ反転が大きく出て行き、バンザイで間が抜けていた体側脇の左右の空間を埋めた。
横綱前は、前の在り方を示しているが、体の丸さや後の長さが、土佐錦魚の円に
納まっていることも求められている。
それは他の部位が土佐錦魚としてそぐわなければ、前だけが条件にあっていても
横綱前とは言わない。
横綱前は、大阪ランチュウ系の風格を備えていることになる。
 
2016.09.03(Sat)  土佐錦魚TOP
 09月02日
 
選別思考 2179 
 
さて、丸鉢を用いるようになって、親骨の抑えが出来ると、
渡りを主張できる形態になった。
渡りが主張出来るようになると、反転が伴うようになった。
反転が伴ってくると、前が形になるようになった。
前が出来るようになると、反転だけが親骨より前へ出て行った。
土佐錦魚が成魚になると、反転が体側脇の両空間へ出て行った。
土佐錦魚の円内の何も無かった体側脇の両空間を反転が埋めた。
土佐錦魚の円に空間がなくなり四方のバランスがとれたことで、
土佐錦魚の円が成立した。
当時は「これぞ土佐錦魚だ」と、感銘を受けたことだろう。
品評会での順位を番付で表していたが、最上位は大関だった。
その中でこれは別格と言われるようになり、これは横綱に値すると言われ、
これぞ「横綱前」と呼ばれるようになった。
 
2016.09.02(Fri)  土佐錦魚TOP
 09月01日
 
選別思考 2178 
 
体は積極的な作りを施しているが、尾はジッと待つことが多い。
それでも張りの強い親を好んで使うので、親骨の抑えが足りなめになると、
遊泳をさせるように色々と工夫している。
だがそれも、前後の抑えに限られて、上下の抑えには届かない。
尾立ちは少し抑えられるが、尾下がりには届いていない。
腰の折れ下りは、少し決められるようになって来ている。
だが、付きを云々させるところには達していない。
尾は出来を待つことをして、魚任せの域を脱していない。
その他にも少し努力していると、親骨が範囲に収まって来た。
土佐錦魚の円の渡り線(横中心線)近くに収まって来た。
これもリュウキン化のお陰で、渡りが主張できるようになった。
流れと張りの均衡が見えると、正中線と渡り線の均衡も見えて、
親へ至る発展形態を想像できるようになって来た。
 
2016.09.01(Thu)  土佐錦魚TOP

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