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 06月30日
 
選別思考 1782 
    
*土佐錦魚の大型化(リュウキン系)
リュウキン系も同時に大きくなっていた。
むしろリュウキン系の方が大阪ランチュウ系よりも大型だったと見ている。
昔、高知で見た大型はみんなリュウキン系だった。
これが金魚かと思わせた。金魚のお化けをみているようだった。
大きくても力は、大阪ランチュウ系とは比較できない程に弱い。
お化けは愛玩にならない、優しくない、可愛くもない。
土佐錦魚へ取り入れた琉金の良いところは、どこへ行ったのだろうか。
大阪ランチュウ系の張りつめた卵型に、敵わなかった。
大阪ランチュウ系の厚みのある硬さに、力負けをした。
琉金の親の体は、塊としての良さと強さを持っている。
琉金の尾は量感の中に、揺らぎ、優しさ、か弱ささえ感じさせる。
土佐錦魚は大型化から、洗練されて行く時期に来ていた。
 
2015.06.30(Tue)  土佐錦魚TOP
 06月29日
 
選別思考 1781 
    
当時、タタキ池で育った大阪ランチュウ系の土佐錦魚は、大きくて力強かった。
高知の環境が大型に育てた。
その土佐錦魚達には、力強さがあった。
その土佐錦魚達には、力の押し出しがあった。
その土佐錦魚達には、圧倒する量感があった。
その土佐錦魚達には、圧倒する風格があった。
土佐錦魚がみなぎった力を表現していた。
一対一が目安になって形が整ってきたことにより、土佐錦魚独自の力の表現をするようになっていた。
寸法が一対一になっていれば土佐錦魚はそれで全て良しなのか。
一対一の近くになるまでは気をつけるが、それ以後はどんどん大きくして差し支えないのだろうか。
 
2015.06.29(Mon)  土佐錦魚TOP
 06月28日
 
選別思考 1780 
    
*土佐錦魚の大型化(大阪ランチュウ系)
一坪のタタキ池では泳ぎが良く、尾に厚みがあり張りの強い大阪ランチュウ系でも、抑えが格段に良くなる魚が多かった。
バンザイしていた大阪ランチュウ系の抑えが良くなって、反転が発達した形と言える。平付けも良く、金座もガッチリして、左右への親骨は、針金のようにピンと直径を見せていた。
のちに言う一文字の先駆けとなっている。
リュウキン系でも、親骨が太く直返りの咲き返りが多くなった。
大きくて深いタタキ池は、高知の気候にも向いていて魚が大きく成長し、
バンと広げた尾は、圧倒するところがあった。
当時のタタキ池は一坪前後あり、現在の角鉢より深さもあった。
田村さんが、四尺六尺や、六尺六尺ような大きな池では、深さがあっていいと、
昔は深さがあったと言っていた。
 
2015.06.28(Sun)  土佐錦魚TOP
 06月27日
 
選別思考 1779 
    
現在では、理想の土佐錦魚の図があるので、照らし合わせて規格を示すことができる。当時はまだ、そこに至っていなかった。
現在のように、円に納まる規格になっていなかった。
とにかく、縦と横の比率が、一対一になったことが驚きだった。
親骨の抑えの位置が問題になってきて、親骨が多少前後しても許容範囲になることが解ってくると、その親骨の先がコンパスのようになって、僅かに円周を描いていることが何となく見えてきた。
一対一は円の直径になる、と見えてきた。
何気なく円を描いてみると、親骨が外周に届いたことに驚いた。
渡り線から多少前後しても、円周から外れないことも解った。
深前も万歳も、円から足りなく外れていることが解った。
長手は、円からはみ出て外れていることが解った。
魚を好き嫌いだけで見る前に、一対一に近いかを見るようになってきた。
好みだけで判断せず、規格に照らすようになった。
 
2015.06.27(Sat)  土佐錦魚TOP
 06月26日
 
選別思考 1778 
    
山付けの後方への作用が流れの度合となっている。
山付けの下方への作用が深さの度合となっている。
山付けは、[琉金付け]とも言い、ハネの付き方とされている。
流れや、深前の経路となり、また金座の見せ場がなく、金座を大きく発展させる
要素となっていないばかりか、小さく弱くさせ、輝きを失わせる要因となっている。それでも尾が大きい傾向にあり、泳ぎ易く、安定し易く、飼い易いために、
安易に残す人が絶えない。
付き方は平付けを基準にして、せめて丘付けまでにして欲しい。
皿付けは、土佐錦魚の特徴の出過ぎとなっている。
だが、下がっているより土佐錦魚らしいと言える。
挙げ付けは、目に見えて泳ぎに困る。
皆さんが文句なくハネる。
山付けは、土佐錦魚から離れる方向のハネになる。
挙げ付けは、土佐錦魚が行き過ぎる方向のハネになる。
 
2015.06.26(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月25日
 
選別思考 1777 
    
大会でならヒイキ目も仕方ないかも知れないが、種魚では利害が交錯しない。
厳しく魚の行き先や自己の信念を見据えたい。
では深前気味ならどうか。挙前気味と同様と思える。
深前気味は、下ろし過ぎ気味と言い直せるだろう。
挙げ前気味は、上げ過ぎ気味と言い直せるだろう。
過ぎては、ひいき目も、目を瞑ることもできないだろう。
ハッキリと下ろし過ぎの深前は欠点を強調している状態となる。
これは、琉金のイメージが出てきてしまうハネになる
これは、土佐錦魚らしさから外れてしまう土佐錦魚属になる。。
深前は、土佐錦魚の平付けの特徴が失われて行く、琉金の尾柄の印象になる後退的な欠点になってしまう。
挙前は、土佐錦魚の平付けの特徴が行き過ぎてしまう、大阪ランチュウの進展的な欠点になる。
 
2015.06.25(Thu)  土佐錦魚TOP
 06月24日
 
選別思考 1776 
    
挙前は、付きの形からして、そこまでに至っている。
標準より少し前に吊られていても、少し上に吊られていても、
良い魚なら、審査員が目を瞑ってくれることもある。
上限は水準線辺り、下限は上限幅と同じ程度とされている。
なら、それより少し下ろしていても、流れていても、良い魚ならヒイキ目に見てもらえるのだろうか。
下げている時には反転の上部が体の高さに届かなくなる。
また、そこまでに達するほどの、反転の生長が望めない。
また、下ろし過ぎると、全長線との一対一へ全幅線の渡り先が円周に遠く届かなくなってしまう。
これは上方の空間を埋めることができず、当然、前方の空間も埋めることができない。これは一対一の均整がとれない状態になっている。
最も土佐錦魚の円に納まる一対一の魚の方が、現実には少ない。
 
2015.06.24(Wed)  土佐錦魚TOP
 06月23日
 
選別思考 1775 
    
均整を得ていることが前提となって決めや舞いが成立している。
本来は、バランスをとるための動作が伴うと決めとは言わない。
前段階の均整をとるための動作が大げさだと、欠点になる。
胸鰭の少しの動き程度の補整なら許してもらえるかも知れない。
舞は褒め言葉になっている。決めていれば褒め言葉を言える。
舞は安定的な基本である「決め」が出来て、初めて行うことができる、
土佐錦魚独特の表現になる。
上げ舞、挙げ舞、深舞と言う言葉も、表現も、状態もない。
挙前(あげまえ))はあるが上げ舞、挙げ舞(あげまい)はない。
前型の挙前と深前は、大きな欠点かハネになる。
大きな欠点やハネは、舞う形にはなれない。
入賞もできない。
挙前は常に挙げている。
折れ下りが良くても安定しない。
 
2015.06.23(Tue)  土佐錦魚TOP
 06月22日
 
選別思考 1774 
    
決める動作が不十分なりにでも、また少し不安定さがあっても、安定の位置へ戻るならば[決める]と言ってあげたい。
そんな魚は、何気なく泳いでいる時は上げていないことが多い。
それは決めた時に強く緊張しているか、また舞っている時は、反転を大きく振り上げているために、親骨が吊られている。
親骨が少し弱かったり強かったりしていることにかわりはないが、安定方向に戻すことが出来るか、不安定方向へそのまま行ってしまうかで、その魚の意思的方向が正反対に変わってしまう。
そこに境目がある。決めるは、魚の意志で行われる。
平衡感覚を失ったままでは意思表示ができず、決められない。
漂っている時に静止していても、決めると言わない。
不安定ながら魚が舞っている状態を、表現している言葉はない。
だが、ギリギリの状態の決めは、案外派手に見せている。
 
2015.06.22(Mon)  土佐錦魚TOP
 06月21日
 
選別思考 1773 
    
停止している時には上げていても、泳いでいる時には下げていることもある。
張りは少し強めと言うことになり、抑えが少し甘目と言うことになり、
泳ぎが抑えを増して見せることになる。
水準線より僅かに上がってしまうと、挙げ気味になる。
そんな魚でも、決めることができる。舞うこともできる。
だから、上位へ入賞もしている。
基準から少しでもズレていると[極める(きめる)]と言っては不可ない、
と受け取れる。
[極める]には厳格さがある。
決めるを更に極める(きわめる)域になる。
[極める(きめる)]は、決める動作の形の基準になる。
動作の表現だから動作をしていれば、決めるになる。
また動作の形が出来ていれば標準にあてはまる。
 
2015.06.21(Sun)  土佐錦魚TOP
 06月20日
 
選別思考 1772 
    
揺らぎのある表現は印象的で曖昧なところがある、審査員の言葉として使う以上
[印象の規格]としての表現が必要となる。
上から見た時の中心線を、横から見たときには水準線と言う。
中心線を[中心水準線]と言い渡り線を[渡り水準線]と言う。
上見から正中線や渡り線とか、横見からの正中線や渡り線との表現もよく使われる。略して水準線と言ったりもする。
「渡り先の下ろし方は、渡り水準線より渡り先が少し下りていることが基準とされている」と、このように使われている。
渡り先が基準より少し上下に留まっていれば、標準以内とされ、
渡り先の上がり方が水準線を越えると挙前方向となり、
渡り先の下がり方が標準より下がると深前方向となる。
水準線に留まっていると、印象的には挙げ気味に見える。
 
2015.06.20(Sat)  土佐錦魚TOP
 06月19日
 
選別思考 1771 
    
親骨が前に出ていても後ろに流れていても、抑えが弱いと言う。
反転の張りが強くて親骨が前に出ていると、張りが強いと言う。
抑えの表現は、親骨の保持力の働いている状態を言う。
張りの表現は、反転の引き力の働いている状態を言う。
引き力強と保持力弱が同時に働くと、万歳のように極端になる。
引き力弱と保持力弱が同時に働くと、流れのように極端になる。
反転の引き力の強弱に関わりなく、親骨の保持力が強ければ、万歳や流れは起きないことになる。
反転の引き力は、系統や個体の特性になる。
親骨の保持力もそうだが、台無しにすることは作りで防げる。
反転の引き力の弱いリュウキン系では、万歳が起こり難い。
反転の引き力の強い大阪ランチュウ系では、万歳が起こり易い。
親骨の保持力の弱いリュウキン系では、流れが起こり易い。
親骨の保持力の強い大阪ランチュウ系では、流れが起こり難い。
 
2015.06.19(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月18日
 
選別思考 1770 
    
それ以上の山付けや挙げ付けは、挙前、深前、万歳、流れの引き金となり、
可哀相でも種には使えなくハネ扱いになる。
少し上げていると挙げ前と言い、少し下げていると深前と言っている審査員がいる。傾向を言っていると解釈しているが、
明らかに挙前深前でなければ、傾向として気味を付ける。
挙前も深前も海老前も悪型の前型の名称になっている。
万歳も流れも状態を現して、型の名称にはなっていない。
双方とも悪型の形容として、典型を象徴していることになる。
極端でなければ「万歳だから」とも「流れているから」とも言わない。
傾向として表現する時には、挙前気味、深前気味のように気味を付けて、
それに準じる程度を表現することになる。
その段階を踏んで行かないと、基準より少し上げている標準でも、挙前と言って良いことになってしまう。
 
2015.06.18(Thu)  土佐錦魚TOP
 06月17日
 
選別思考 1769 
    
[平付け]が基準の付きとなっている。
基準は、親骨の出は水平で、次第にやや下向き後ろ向きになる。
標準は、水平より少し緩くなっている。
更に親骨が少し下向きの付きは[丘付け]となり蘭鋳付きとも呼ばれ、親骨先を
容易に下ろし無難にゆうゆうと泳ぐ。
更に親骨を下ろすと[山付け]となり、琉金付きとも呼ばれ、土佐錦魚らしさが
無くなり、ハネ扱いになる。
親骨が水平か僅かに上向きは[皿付け]となり泳ぎ下手になる。
更に上げると[挙げ付け]となり、ハネ扱いになる。
基準は、絵に描いたようにビチッと決まった抑えと張りの付きになっている。
平付けでは、基準より上下前後がちょっと過ぎても、標準として容認されている。標準の方が、泳ぎが上手い。
標準を少し越した上下前後は、上げ気味、下げ気味、抑えが甘い、張りが甘いと言われるが、挙前、深前、万歳、流れには至っていない、その前段階とされている。
 
2015.06.17(Wed)  土佐錦魚TOP
 06月16日
 
選別思考 1768 
    
[万歳][流れ][深前][挙前]は、単独で存在することはまずない。
どれかと複合している。
多くの万歳は、強い張りと挙前との複合が多い。
多くの流れは、弱い張りと深前との複合が多い。
抑えを調節することによって張りを抑えることにも通じている。
前後差だけでなく、上下差を同時に見る必要が出てくる。
良い魚は双方のバランスが整っていることも多く、ことさら検討する必要はない場合が多い。
前後に過ぎる魚、上下に過ぎる魚は、大概双方が絡む場合が多く、どの程度に
複合しているかを見極める必要が出てくる。
上下前後の強さは、尾の厚さ、親骨の太さが支えている。
その支えは、金座の強さ形(なり)になっている。
その元は、付きの強さや形(かたち)になっている。
 
2015.06.16(Tue)  土佐錦魚TOP
 06月15日
 
選別思考 1767 
    
【ちょっと聞き耳のコーナー】
先日、他会の審査員から、こちらの会では万歳とは言わずに、「海老前」と言っている。と、教えて頂きました。
たしかに、大阪ランチュウ迄の時代では、土佐錦魚の前型はそう呼ばれていました。その時代では海老前が標準的でした。
海老前の説明を、万歳している形のことと教わりました。
その海老前は、現在ではハネの形になっています。
現代でも海老前と呼ぶと、大阪ランチュウ時代迄の土佐錦魚を、現代に持ち込みかねません。初期の土佐錦魚(土佐錦魚の前身)がハネ扱いのように、海老前も切り捨てられてハネ扱いです。
現在での海老前は、審査の対象になっていません。
育てては不可ない、まして種魚にしては不可ない、ハネです。
現在では、目にすることが出来ないことを望まれています。
初期の土佐錦魚が、現在での土佐錦魚とされていないように、
海老前も過去の形として、現在での土佐錦魚とされていません。
 
2015.06.15(Mon)  土佐錦魚TOP
 06月14日
 
選別思考 1766 
    
[張り]とは、親骨の上下の強さの状態を示している。
[張り]の基準は、渡り線よりやや下方に親骨が位置する。
[張り]の標準は、基準より少し上下に親骨が位置する。
[張り]が強い時は、標準より上方及び前方に親骨が位置する。
[張り]が弱い時は、標準より下方及び後方に親骨が位置する。
[張り]が弱過ぎると、深前(ふかまえ)の傾向になる。
[張り]が強過ぎると、挙前(あげまえ)の傾向になる。
[深前]は、それなりに反転の発達を遅らせる。
[深前]は、琉金系に多く、反転の柔らかめが多い。
[挙前]は、かなりの反転の発達を遅らせる。
[挙前]は、大阪ランチュウ系に多く、反転の固めが多い。
[深前]とは、渡り線より下方へ、親骨の下げ過ぎを言う。
[挙前]とは、渡り線より上方へ、親骨の上げ過ぎを言う。
 
2015.06.14(Sun)  土佐錦魚TOP
 06月13日
 
選別思考 1765 
    
流れと万歳の間の前後の加減に[抑え]の強弱が主に使われる。
深前と挙前の間の上下の加減に[親骨]の強弱が主に使われる。
反転と親骨の間の吊りの加減に[張り]の強弱が主に使われる。
抑えの強弱と親骨の強弱と張りの強弱は、付きが決めている。
付きによって親骨の強弱が決められ、
親骨の強弱によって抑えと張りの強弱が決められ、
反転の型によって大いに影響される。
張りは、反転が親骨を吊っている状態の強弱を言う。
反転は、前方へと上方へが吊りを強くし後方へが緩和する。
基本的には付きが決めているが、その中で唯一前後と複合する上下の抑えだけが、飼い方による加減が可能となっている。
その可能性が、タタキ池でも抑えている魚を誕生させている。
抑えている魚を作る飼い方が、この時代から探求され始めた。
 
2015.06.13(Sat)  土佐錦魚TOP
 06月12日
 
選別思考 1764 
    
[抑え]の範囲を前方へ過ぎると、万歳の傾向になる。
[抑え]の範囲を下方へ過ぎると、流れの傾向になる。
[抑え]とは、抑えの働きの範囲と形態の表現になる。
[抑え]とは、反転による、親骨の吊られ具合にもなる。
[抑え]とは、親骨による、反転の自由度具合にもなる。。
[抑え]は、親骨を形作ることによって、作ることが出来る。
[万歳]は、反転の発達を大幅に遅らせる。
[万歳]は、抑えが働くことのできる位置に留まっていない。
[流れ]は、反転の発達を小幅に遅らせる。
[流れ]は、親骨が抑えを必要とする位置までに達していない。
[抑え]の強弱の表現は、親骨の強弱の表現に対している。
抑えが効いていないと、親骨の強弱や張りの強弱が言われ、
抑えが利いていると、親骨や張りのちょうど具合を言われる。
 
2015.06.12(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月11日
 
選別思考 1763 
    
変化が持ち味になっているのは、前だけになる。
良くも悪くも大きく変化している。親骨の位置と反転の有り様とは、やはり切り離すことができない要点となっている。
そうなると[抑え]の強弱の状態を示す必要が出てくる。
[抑え]とは、親骨の前後の状態を示している。
[抑え]の基準は、渡り線よりやや後方に位置する。
[抑え]の標準は、渡り線の基準より少し前後に位置する。
[抑え]が強い時には、渡り線後方へ多めに親骨が位置する。
[抑え]が親骨を標準より後方へ抑えた時に働きは終わる。
[抑え]が弱い時には、渡り線より前方に親骨が位置する。
[抑え]が親骨を標準より前方へ行くと抑えの働きは終わる。
[抑え]には働きの範囲があることになる。
[抑え]には水準線から少し後方へと少し下方への範囲がある。
 
2015.06.11(Thu)  土佐錦魚TOP
 06月10日
 
選別思考 1762 
    
当歳の標準では、反転が未発達のために、親魚より後方にある。
二歳は当歳より親骨が渡り線に近づいている。
三歳では、三歳なりにでも親として扱われる。
四歳、五歳は、完成度を求められる。
六歳は円熟度を求められるが、さらに歳を重ねると長寿を奨励されて、少しの弱まりも強まりも考慮されている。
親の反転は、体側両脇の空間を埋める役目を求められている。
バンザイから親骨を抑えたことによって、
尾が大きくなったことによって、
反転には、体脇の空間を華やかに飾る役目が生まれた。
体(たい)も後(あと)も、目まぐるしい変化になっていない。
体も後も安定の範囲にある。
 
2015.06.10(Wed)  土佐錦魚TOP
 06月09日
 
選別思考 1761 
    
こんどは、[基準を損なわない程度の後ろ]とは、どのくらい後ろに行っているかの目安が必要になってくる。
反転が良ければ、ある程度多めに見てくれるのなら、反転との兼ね合いが係わり合ってくる。
流すようになっている親骨は、反転が小さめで冴えなくなる。
親骨が後に引いていると、反転が体横に行かず渡り線辺りに留まって、土佐錦魚の華やかさが損なわれてしまう。
渡り先が土佐錦魚の円の、横中央線(渡り線)に届かなくなる。
反転の前方への意思も表せなくなってしまう。
体の横の空間前方に反転が届かないことによって、埋まるはずの空間が埋まらずに淋しさを作り出す。
その淋しさの分、逆の後方に反転が留まることで、平付けの後ろの脇に、煩わしさを増してしまうことになる。
 
2015.06.09(Tue)  土佐錦魚TOP
 06月08日
 
選別思考 1760 
   
この例は超越的と言える。
素晴らしいところを持っていれば、多少基準や標準から外れていても許容されていることになる。
許容どころか、むしろ羨望の的となっている。
では、標準を幾分外れていても良さ次第のだろうか。
否(いな)、この素晴らしい羽衣返りが基準に納まらない良さを持っているだけとなる。この魚を対象に基準を定めると、尾が円からはみ出てしまう。
他のほとんどの型が引け目を感じてしまうことになる。
そこで止むなく基準外としている。
基準の基は大阪ランチュウ系になっている。
リュウキン系は基準をさらに見栄え良くする要素になっている。
審査の原則的心得の【良さを審査する】に、当てはまる。
前方への抑えの範囲は、良さに曖昧(あいまい)を残している。
 
2015.06.08(Mon)  土佐錦魚TOP
 06月07日
 
選別思考 1759 
   
人間の腕を例にして説明してみると、
肩を尾肩に例えるとき、手首が尾先辺りになる。
尾肩が怒り肩で渡り線より幾分出ている。
続く腕は、渡り線上まで抑えているとして、そのまま掌(てのひら)まで抑えていれば、指先は渡り線より後ろになる。
尾先が柔らかいために前方へ吊られて手の甲を返してしまうと、手先だけ(尾先だけ)が渡り線より前に出てしまう。
リュウキン系の、近森系の、直返りの、羽衣返りの、親骨先がこの例に当てはまる。親骨先が細くて薄い尾に多く見られる。
この例は別扱いで許容されている。
この系統は、たとえ親骨全体が少しぐらい前方へ吊られていても、一向に見苦しさを感じさせない程の素晴らしい、大振り袖を持っている。
全ての基準も標準も忘れさせてしまう。
 
2015.06.07(Sun)  土佐錦魚TOP
 06月06日
 
選別思考 1758 
   
一方、張りの弱い魚ほど、振り幅が大きくなる傾向がある。
付きが甘くて親骨の弱い魚ほど、範囲が広い傾向を持っている。
停止時には前へ吊られ易く、泳いでいる時には流し易い。
その振り幅の度合の範囲は、どのようになっているのだろう。
止まった時に、渡り線より少し前か、線上か、少し後ろの、渡り線前後になれば良いことになっている。
決めている時には、渡り先が渡り線より前には出ないことが望まれる。
大きく出ると、途端にバランスが崩れてしまう。
渡り線より前への出方には、どのくらいの許容範囲があるのか。
リュウキン系の薄い尾では、始めから細い親骨先が、反転に吊られて前方へもって行かれている形がある。
渡り線より前方へ出てしまうことが、当り前なので、多少出ていても許容範囲と許されている。
 
2015.06.06(Sat)  土佐錦魚TOP
 06月05日
 
選別思考 1757 
   
[泳いでいる時には、親骨を最大に後方へ流し抑えて、反転の意識先を前方へ押し出して、泳ぎ進む]
[決めている時には、反転の意識先の前方だけでなく、上方へも、反転全体を最大に広げながら、反転全体から尾先に意識が渡り、親骨が反転に吊られる風がなく反転を制し、渡り先を全幅線よりやや後ろに抑えている]
[泳ぎからの停止時には、幾分前に出ても許容範囲になる]
羽衣返りは、渡り線より前方でも満足してもらえる。
[後退の時には、抑える風がなく更に前へ出ても、許される]
遊泳時でも、決めている時にでも、渡り線上付近なら差し支えないことになる。
揺るぎがなく親骨のシッカリした魚もいれば、羽衣のように揺らいでいるのもいる。
また、泳いでも、止まっても、さして変わらない魚もいる。
一文字や弓形の頑丈なつくりになっている親骨は、張りも抑えも強ので、前後の振り幅の動きが少ない。
そのかわり一端前へ出てしまうと、泳ぎの時も戻せなくなる。
遊泳時に渡り線を親骨が大きく越えるようでは、抑えが足りないとか、親骨や前の張りが強過ぎるとか言われることになる。
 
2015.06.05(Fri)  土佐錦魚TOP
 06月04日
 
選別思考 1756 
   
標準なのに、中心線辺りと曖昧さがある。
基準なのに、基準を損なわない程度のような曖昧さがある。
基準としては、相応しくないと思える。
標準は、基準ではないのだからその辺りなのだろうか。
そうせざるを得なかったのか。
何故そうしているのだろうか。
じっと動かないでいないからだろうか。
基準に当てはまる型が少ないからだろうか。
系統によって抑え方が異なるからだろうか。
現実的には、揺らぎにある形態としての、諸々の事情だろう。
標準だからカチッと決めてしまうと現実的でなくなってしまう。
その辺りの緩和が標準となっている。
 
2015.06.04(Thu)  土佐錦魚TOP
 06月03日
  
選別思考 1755 
   
*親骨の抑えと反転の発達との関係
バンザイは、反転の発達を妨げた。
親骨の抑えは、反転の発達を促した。
ならばどこまで抑えていれば、その効果は最大になるのだろう。
どこまで抑えていれば、美観を最大に感じられるのだろうか。
反転を効果的に見せる親骨の位置、その反転の有り様。
現在の[基準では]【決めている時に、渡り先が円の全幅線(渡り線)より、
やや後方へ抑えていること】
[標準では]【決めている時に、基準より少し前後に抑えている範囲】
標準は、基準より全幅線辺りの前方への範囲が広がっている。
標準は、基準より少し後への抑えを許容している。
基準を損なわない程度に前後の範囲を許容していることになる。
 
2015.06.03(Wed)  土佐錦魚TOP
 06月02日
 
選別思考 1754 
   
その時に、その出来事を初めて観た人は、感激したに違いない。
あの捲れた尾の付いた和金に、土佐錦魚と名付けたとき以来、
まさしく美観に溢れた土佐錦魚と呼べる形が眼前にいる。
土佐錦魚の歴史を尋ね継承していた人にとっては、やっと胸を張り土佐の誇りを
以て、再び土佐錦魚と呼べる型が出現したと、感慨深かっただろう。
もし、私がその人だったらこのように感激し、歴史を振り返ることで、綿々と努力を惜しまなかった方々の思いを感じて、身を震わせていただろう。
このことは、土佐錦魚を目指している人にしか意識できない。
志を一にしている人なれば気づくだろう。
気が高ぶるだろう。
そして、高ぶりが収まる頃、何故そうなったかを探るだろう。
 
2015.06.02(Tue)  土佐錦魚TOP
 06月01日
 
選別思考 1753 
   
*抑えの美の目覚め
親骨がバンザイしないようになってくると、親骨の抑えが良くなり、
親骨が一層伸長するようになり、
発達してくると親骨先が全幅点に接するようになり、
反転が著しく成長するようになり、
バンザイの時には親骨が埋めていた体側の空間の不安定部分(不安定要素)を、
反転が埋めるようになってきた。
バンザイの時には見られなかった充実感が生まれた。
今まで見たことがなかった土佐錦魚が現れた。
前後と左右の長さの一対一の対比ができ、中心点を通過する縦の全長線は正中線を現す直径となり、中心点を通過する横の全幅線は、渡り線を直径とする円を描くことができるようになった。
今まで幾多の先達が苦労を重ねてきた甲斐が訪れた。
おそらく、これが土佐錦魚だと告げられた思いがしただろう。
 
2015.06.01(Mon)  土佐錦魚TOP

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