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 12月31日   
  
選別思考 1304   
 
*軟域線からの翻り(ひるがえり)方との関わり
舟底の場合、完成形としてどのようなリュウキン系が現れるかで異なるが、幼年期の翻りは、親骨に近づくと少なくなる傾向がある。
これは舟底でも板前でも他の形でも、大阪ランチュウ系が基礎となっていれば、傾向として見られる。
ただし、側条が並条になっていれば、尾の大きさや先域が発達しやすいことになり、琉金様が現れる。
ただし、舟底も板前も側条の並条は少ない。
板前の場合は、舟底より遥かに先域の翻りが発達しやすい。
板前は立派な迫り出しの横綱前になることがある。
それには半細条の手助けが欠かせない。
かと言って、半細条が二桁続くとハネになる。
横綱前は、親骨と半側条がシッカリした迫り出しを持っている。その上に翻りがそれなりにあることになる。
舟底やリュウキン系から現れることはない。
 
2013.12.31(Tue)  土佐錦魚TOP
 12月30日   
  
選別思考 1303   
 
*軟域線の現れ方との関わり
舟底の場合、中葉の軟域線の関わりが、上に掲げられた前の繋がり付近に影響している分、軟域線がハッキリしないほど幅が狭い。
完成形になるに従い尾が大きくなるのは、主に軟域線より先の先域と言うことになる。
元域は生長と同調するように拡大するが、元々境目(軟域線)がハッキリしていないところに厚みがあると、翻(ひるがえ)りが起こりづらい傾向がある。
中葉には原則的に、先域が及ばないことになっている。
典型では後の発達も同様で、後型が可愛く丸くなることがある。
板前の場合も、完成形に従い軟域線の先域が主に生長するところは似ているが、舟底よりは、反転や後が全域的に発達する傾向を持っている。
  
2013.12.30(Mon)  土佐錦魚TOP
 12月29日   
  
選別思考 1302   
 
*袖元から前への引き上げ方の関わり
舟底の場合、中葉から前の繋がり付近を高く掲げる傾向にある。
クビレ部が括られ(くくられ)ているように、中程へ引き寄せられているその分高く掲げられている。
引き寄せられている分、前も後も中葉への吊られ感がある。
完成形になれば尾が大きくなるので、吊られた先が次第に発達して翻りができて来るが、生長はそれほど早い方ではない。
板前の場合、やはり前の翻りがハッキリする程には幅がない。
そして、舟底ほどには中葉付近を掲げていない。
かと言って袖元に余裕がある訳でもないが、いずれは畳むだろうと言う兆しを持っている。
兆し的だがその分後の吊り方が少ない。大阪ランチュウ系ではよくある。
成長が遅いと物足りなさを感じる程だが、生長は案外良い傾向がある。
  
2013.12.29(Sun)  土佐錦魚TOP
 12月28日   
  
選別思考 1301   
 
*中葉の前と後との関り
舟底の場合、クビレ部の強調と相まって、後の丸みをより強調する傾向にあり、クビレ部の縛り感は、前との繋がり付近を中葉へ引き寄せてしまい、完成形となる以前では、反転の発達を遅らせる傾向にある。
板前の場合も、反転の発達が遅れる傾向は舟底と変わらなくあるが、中葉が足を引っ張ることはなく、袖元の余裕のなさも、前葉と後葉の発達も、単に遅いだけとなっている。
後(あと)との繋がりは後(うしろ)からの延長的で、後の丸みを強調するでもなく、代わり映えしない傾向となる。
これを、詰まらないとか、パっとしないとか、素で行っているとかとよく耳にする。これの良魚の完成形が横綱前になると知らなく、待つことも知らなければ、邪見にしてしまうだろう。
 
2013.12.28(Sat)  土佐錦魚TOP
 12月27日   
 
選別思考 1300   
 
舟底も板前も経過的形となっているので、いずれは完成形へと変化する。
その複雑に入れ組んだ成魚への成行きを、見通すことはできなくても傾向的特徴なら見定めることができる。
*中葉の括れ方の関わり
舟底の場合、括れ方が大きく感じられる傾向にある。
中葉の長さが短めとなりクビレが強調され、クビレ部らしく締まりを感じさせる。中葉が締まっているぶん親骨も強調される。
中葉の長さが短めなことは、折り畳みにはなり難いことになる。
成魚になると小さな折り畳みができて落ち着いてくる。
板前の場合、舟底より括れ方が少ない傾向になる。
中葉が幾分長めとなり、クビレが舟底より目立たないが、中葉の縛り感が
少ない分、余裕として発達する傾向にある。
中葉が幾分長めなことは、将来に折り畳みが幾分出来易いことになる。
その分翻りを望めることになる。
 
2013.12.27(Fri)  土佐錦魚TOP
 12月26日   
  
選別思考 1299   
 
板前は、半側条の尾先に丸みを持っていることになる。
舟底は、半側条の尾先の丸みが少ないことになる。
舟底は、その分親骨が長く、尾芯が同調した時には桜が少ない。
板前は、鮒底よりは小桜になりやすいが、目立った桜は少ない。
だが双方とも、前と後ろが同型になっているとは限らない。
先型が舟底と板前となって、目立つ相違になっているが、
中条の関わりにも、大きな相違を見ることができる。
*括れ方が変わってくる。
*中条が関わる、前と後の範囲に違いがでてくる。
*袖元からの前の引き上げ方に差が出てくる。
*軟域線の現れ方が違ってくる。
*軟域線からの翻り(ひるがえり)方が変わってくる。
*袖元の形(折り畳み方)が違ってくる。
 
2013.12.26(Thu)  土佐錦魚TOP
 12月25日   
  
選別思考 1298   
 
稚魚の時には流し気味でいつ張るのかと心配になる程に、ひなひな、よわよわ、ふわふわしているリュウキン系の一系で解る。
琉金の幼魚にも、尾が小振りで、厚めで、固めで、ランチュウのように尾先を
少し下ろして泳ぐ魚がいる。
そんな魚の大概は半側条になっている。親骨の補強をしている。
これは、鮒尾から引き継いで来ている。側条が並細条は鮒離れと言える。
その並細条の大きな尾の琉金は、鮒離れと言える。
尾幅を狭くすることも、鮒尾と同様な補強になっている。
補強分の尾幅が狭まく、これは鮒尾的な泳ぎ重視になっている。
板前も舟底も半側条で、親骨が丈夫で尾幅が狭い。
だが泳ぎ重視にはなっていない。なぜか逆効果になっている。
だがその迫り出しと強固さ故に、万歳にならなくて済んでいる。
 
2013.12.25(Wed)  土佐錦魚TOP
 12月24日   
  
選別思考 1297   
 
その反転の遺伝子がどの段階で現れてくるかは、基本の系統とそれに加わる系統の、強さと順序が関係してくる。
基本的に、板前も舟底も、大阪ランチュウ系が基本になっていてので、始めから大阪ランチュウ系が現れる。
基本がリュウキン系となっていたり、始めからリュウキン系を現しているときは、板前にも舟底にもならないことになる。
これは尾幅ばかりのせいではない。
尾が柔らかいとある程度の大きさがあれば、尾先を翻してしまう。
当歳の初期に、大きめの尾を流して巻き込むような泳ぎをしている系統には、
板前も舟底もいないと言い切れる。
当歳の夏場頃に土佐錦魚の幼魚が、ランチュウのような泳ぎをするときがある。
そんな系統は、大阪ランチュウ系かランチュウ系が色濃い。
大きめの尾を流して巻き込むような泳ぎをしている系統は、ランチュウのような尾先を下ろす泳ぎをしない。
  
2013.12.24(Tue)  土佐錦魚TOP
 12月23日   
  
選別思考 1296   
 
この反りは、土佐錦魚と蘭鋳との前段階に共通しているとされる、大阪ランチュウから来ている。
大阪ランチュウと蘭鋳は、中葉(クビレ部)が峡条になっていない。
中葉が峡条になっていないと広葉が広葉らしくならない。
よって反転も反りに留まり、反転らしなっていない。
するとメクレやソリになるのは、広葉が広葉らしく広がってなっていないと言うことになる。広葉の幅が足りないことになる。
反転と言う形になるには、広葉の幅が必要になる。
蘭鋳の張りの強い魚の稚魚時代でも、既に反りが出ているのだろうか。
おそらく、尾座の張りが強く決まるようになってからだろう。
土佐錦魚では、稚魚の早期に反転の基が現れている。
反りとしての遺伝子を持っていない蘭鋳は、尾座がきついためにメクレやソリが出てしまう。
反転としての遺伝子を持っている土佐錦魚との、元来からの差と言えるだろう。
 
2013.12.23(Mon)  土佐錦魚TOP
 12月22日     
  
選別思考 1295   
 
当歳から反転が大きいと、つい嬉しくなるのが人情なのだろう。
二歳になっても大きくならないと、つい不満に感じてしまう。
普通の人なら三歳迄なら待つとしても、五歳迄待てるだろうか。
待てるとすれば、気が長いか、無頓着か、他の魚がいないか、魚の先行きを
見据えている人になるだろう。
完成形が現れるまでの間は、過程の形でひたすら我慢となる。
舟底と板前は、どの道似ていても共に反りとは違っている。
舟底と板前は、先の丸さと幅が違うことは前記している。
ほかの金魚でも反りを見せる種(しゅ)がある。
たとえば平付けのきつい蘭鋳やナンキンは、メクレやソリが出ることがある。
蝶尾でも良く見掛ける。
反りの種は、いくら育てても反転へは発達しない。
 
2013.12.22(Sun)  土佐錦魚TOP
 12月21日   
  
選別思考 1294   
 
一目で違うのは袖先(親骨先になる反転先)の形になっている。
舟底は、先が尖り気味になっている。
それを小舟の舳先(へさき)に例えている。
反転の未発達の形が反りを思わせる。
小舟の舳先から続く反転が、舟底を連続想させている。
袖型(そでがた)の袂(たもと)がまるでないような形となり、子供用の和服を舟底と通称していることからも来ている。
板前は反転の発達が遅く、文字通り板を想像させ、厚みと固さを感じ、反転よりも反り(そり)を感じさせる。
先型(さきがた)(袖先の型)は、舟底の舳先よりも丸みがあり、その分が板幅
を連想させる。
よって舟底という印象は受けないが、どのみち双方共の反転には物足りなさを感じてしまう。
 
2013.12.21(Sat)  土佐錦魚TOP
 12月20日   
  
選別思考 1293   
 
では、板前と舟底はどこが違うのだろうか。
双方には共通点の方が多くて紛らわしい。
まずは共通点を並べておこう。
基本形が大阪ランチュウ系であること
完成形に至るまではリュウキン系が見られないこと
それまでは尾が小振りなこと
尾に厚みを持っていること
尾に固い感じを持っていること
反転が袂(たもと)と感じられないほどに発達していない
反転の発達速度が遅いこと
前の張り(親骨)が強めなこと、となっている。
 
2013.12.20(Fri)  土佐錦魚TOP
 12月19日     
 
選別思考 1292   
 
この型の多くは、大阪ランチュウ系の過程的となる舟底の魚が、完成期に入ると俄(にわか)にリュウキン系が台頭する。
固く幅を持たない貧相な反り返りから、袖返りへと変身する。
似たような形態に、板前がある。
これは、大阪ランチュウ系の過程的な反り返りの板前の魚から、完成期になると俄(にわか)にリュウキン系が出始めて、固く幅を持たない一見貧相な平返りから、袖返りへと変身する。
それに相応し(ふさわし)ければ、横綱前と称される。
その経過を伴うことをもって、大器晩成と言われている。
現在は、板前からの変身に限られることを知ってか知らずか、
立派な前をしているか、貫禄があれば、横綱前と言う審査員が増えている。
教えてくれる先達がいない事情は解るが、せめて、横綱前は、我慢の苦節の後に訪れること、大阪ランチュウ系に限られていることだけでも、承知して置いて欲しい。
 
2013.12.19(Thu)  土佐錦魚TOP
 12月18日     
 
選別思考 1291   
 
平返りでは、袖元が花弁をいかに形作るかに掛かっている。
そこに、先域の柔らかさや大きさが関わってくる。
翻らなくても、戻り反転が花弁としての味わいを加えて行く。
三歳、小さいと四歳になってもなかなか反転に幅が付かずに、固い尾を感じさせる袖を、[舟底(ふなぞこ)]と呼んでいる。
言い得て妙な舟底と言う呼び名から、その反転の形を連想することができる。
ただしこの呼び名は、完成形ではなく過渡的な未完成形を指している。
過渡期の形でベタ返りはいない。
その時点での将来性は、親を見るしかない。
当歳、あるいは二歳まで未熟な反り(そり)程度でも、完成魚になると、
急に立派な返りになることがある。
それに相応し(ふさわし)ければ、巾着返りと称される。
舟底を二歳辺りで見限る場当りな選別や審査をしないで欲しい。
 
2013.12.18(Wed)  土佐錦魚TOP
 12月17日     
  
選別思考 1290   
 
中葉が長いと袖元が折り畳みになる傾向を見せる。
中葉が長いことは元域が長いことになる。
元域が長いことは尾が大きいことになる。
元域が長いことは戻り反転の始まりが、体からより離れる。
折り返しが体から離れると、反転が大きくても鰓に入るようなことは起きなくなる。
中葉の縮みが強いと袖元は折り畳みになる傾向を見せる。
中葉の縮みが強いと袖元はより水平を保とうとする。
すると反転は水平から立ち上がらなくてはならない。
その立ち上がりは尾先(先域)を立ち上げることなく、反転の元の方(元域)
から立ち上がりを見せるようになる。
袖元には畳み込みができるようになり、反転は独立したように立ち上がって行く。
 
2013.12.17(Tue)  土佐錦魚TOP
 12月16日     
 
選別思考 1289   
 
その返し先が、ベタっとならないように水平で留めている袂の形を、
[平返り(ひらがえり)]と言っている。
平返りは、大阪ランチュウ系の形の基とも言える。
その基本に、袖元の引き上げ、吊り、結わき、締まりが戻り反転へ影響して、
反転の形を造り上げている。
尾が厚いと袖元からの戻しが上手く行かない。
尾が厚いと反転部の元域の作用が強くなり、反転部の先域も戻り反転ができなくなり、平返りの良さを無くしてベタになる。
すると袖元は基本的に、反転の始まりになる元域を上げて、戻り反転を出来易くしていることになる。先域の返し先が前方へ、更には下方へ行かないように抑たり、戻たりして、棚引かせる根元の作用をしていることになる。
尾が適当な厚みなら、袖元が立ち上がることによって、戻り反転が出来易くなり、袂がベタっとならずにすんでいる。
 
2013.12.16(Mon)  土佐錦魚TOP
 12月15日      
 
選別思考 1288   
 
すると袖元がいくら引っ張っても、尾に厚みがあって張りの強い平返りでは、
軟域線が現れにくく、戻り反転が起こりづらい。
「反転が大きくて鰓まで届いている」、解釈によっては、それほどまでに大きい
反転だと、褒め言葉にも受け取れるが、反転先が鰓の中に入って、傷つけたり、曲がったり、裂けたりして見苦しいことがある。
もっと袖元が反転を引き戻していればそんなことにはならない。
もっと中葉が長かったら、そんなことにはならない。
もっと渡りが長ければ、そんなことにはならない。
返しの尾先は、前へ行く作用と言えてくる。
返しの袖元は、返しの先を戻す返しの作用と言えてくる。
尾が厚いと元域の作用が先域まで及び、戻しが働き難くなる。
袖元は元域になる。袖元は直接先域を引いている訳ではなく、元域を引いておくことによって、先域を戻す作用になっている。
 
2013.12.15(Sun)  土佐錦魚TOP
12月14日     
 
選別思考 1287   
 
反りが生じた蘭鋳に、軟域線は見にくくなった。
反転が生じた土佐錦魚の軟域線は、翻りの境に見られるようになった。
これは土佐錦魚が反りから反転へ発達したと言える。
すると、翻りになりにくい平返りは、反りの成り上りなのか。
土佐錦魚そのものが、大阪ランチュウの成り上り的と言える。
反転と言ってしまうと、反りの成り上りが当り前となる。
では平返りとは、反りの成り上りなのか。
確かにベタ返りは成り上りになるが、戻り反転(ひるがえり)があれば成り上りから反転へ脱却したことになる。
土佐錦魚の反転の真価は、戻り反転(袖返り)にある。
大阪ランチュウ系なら花弁返り(カトレア返り)になる。
リュウキン系なら袋返りや振り袖返りや羽衣返りになる。
  
2013.12.14(Sat)  土佐錦魚TOP
 12月13日     
 
選別思考 1286   
 
蘭鋳は、親骨の途中から下ろしている。
土佐錦魚の親骨は、折るようには下ろしていない。
土佐錦魚の親骨は、折るような作用はしていない。
むしろ真っ直ぐに伸びている。
迫り出し付近は水平に近く、その先で気持ち下ろすことをする。
気持ちとは、全体的に僅かで、部分的ではないことを言う。
だからといって部分的に下ろすような曲がりをなくしてはない。
戻り反転に持ってきている。
親骨の張りから下ろしをなくしてしまった代わりに、戻り反転に現れてきた。
土佐錦魚の軟域線は、折り曲げることができない親骨を避けて、より柔らかいところへ移動したことになる。
反りが生じた蘭鋳の親骨が下りていないことと、
反転が生じた土佐錦魚の親骨が下りていないことは同様になる。
 
2013.12.13(Fri)  土佐錦魚TOP
 12月12日   
  
選別思考 1285   
 
締まりがないと、尾先に吊られて持って行かれる。
締まりがあっても、尾が厚いと締まりが発揮できなくなる。
締まりがあっても、張りが強いと締まりが発揮できなくなる。
尾が厚かったり、軟域線がハッキリしていないと翻りにくい。
ここで蘭鋳の、尾先を下ろして泳ぐ様子を思い出して欲しい。
平付けが強いと張りが強なり、尾先が下ろせずに捲れが生じる。
この現象は、蘭鋳の尾が元々厚いことから起きてくる。
土佐錦魚でも、張りが強かったり、尾が厚かったりすると似たような現象が起こる。戻り反転が起こりづらくなる。
戻り反転は、先域に起こる。蘭鋳が尾先を下ろしているところと同じところから起きている。
土佐錦魚の先域は、親骨の途中から峡条の先までになる。峡条が立ち上がるような作用で反転を持ち上げると、親骨の折り曲げるような作用が翻りを造る。
ここで一つ、矛盾が涌いてくる。
 
2013.12.12(Thu)  土佐錦魚TOP
 12月11日   
  
選別思考 1284   
 
同時に、袖元が上にではなく前方へ吊られて余裕がなく、戻り反転が見られなくなり、素っ気なくなってしまう。
袖元までにも締まりがなく、全体がベタっとなってしまう。
逆に言うと、袖元からの引き上げ、引き込みが弱いことになる。
袖元の引き上げる、結ぶ、畳むの締まりや余裕を欠いている。
袖元の引き上げ、引き込みが弱い極致が、反っくり返りになり、
袖元からの引き上げ、引き込みが強い極致が、巾着返りになる。
袖元に締まりがあれば、折り目とまで行かなくても、上げながらでも、
返しの返しの戻り反転になる棚引きを見せてくる。
するとベタッとなることは、締まりの度合の問題となってくる。
すると棚引きは、袖元から始まることになる。
袖元に締まりがあると、袖元の立ち上がりが良くなる。
袖元の立ち上がりが良いと、返しの立ち上がりも良くなる。
 
2013.12.11(Wed)  土佐錦魚TOP
 12月10日   
  
選別思考 1283   
 
[袋返り(ふくろがえり)]と言われるほどの柔らかくて大きなリュウキン系の返りは、袖にたっぷりとした袂(たもと)を想像させ、袖返りの極致となっている。
対局の[花弁(はなびら)(かべん)返り]は袂(たもと)を象る(かたどる)後方への棚引きを袋のようには持っていない。
花弁返りの反り返り傾向の極端をベタ返りと悪く言う、尾が大きくなった現在でも時折見掛けている。
桜尾には拘(こだわ)りをもって許さない人が多い。
そんな人でも土佐錦魚の返り方には、知ってか知らずか無頓着が多い。
ベタ返りを大まかに言うと、ナンキン系と大阪ランチュウ系の厚手の尾となり、戻り反転(棚引きや花弁の引き上げ)がほとんどないので、返りっぱなしになることが多く、極端には反転先を水平より下げてしまい、ベタ返りを更に悪く言う、反(そ)っくり返りとなり、全く味わいがなくなってしまう。
  
2013.12.10(Tue)  土佐錦魚TOP
 12月09日   
  
選別思考 1282   
 
まず、現れている返り方を、大阪ランチュウ系か、リュウキン系かに大別をしなくては、始まらない。
[大阪ランチュウまでの返り方を、反り返り(そりかえり)]。
[琉金が掛けられてから現れた返り方を、袖返り(そでかえり、そでがえり)]としている。
袖返りは、琉金が掛けられたからでないと現れていない。
袖返りは返りの形の呼び名で、系統を示唆してはいない。
たとえ固い尾の大阪ランチュウ系でも、後方への棚引きを見せていれば袖返りとなる。棚引きの呼び名を「戻り反転」と言う。
もっとも、その「戻り反転」があってこその土佐錦魚となっている。
よって土佐錦魚にとって袖返りは必要条件となっている。
問題点は、どの程度の棚引きを持っていれば袖返りとなるのか、どのような形を持っているか、が目安になってくる。
 
2013.12.09(Mon)  土佐錦魚TOP
 12月08日   
  
選別思考 1281   
 
だが、「どんな土佐錦魚でも成魚になれば、それなりに見栄えがしてくる。」
「どんな成熟を見せるか、邪魔でなければ育てて確認するようです。」
土佐錦魚は最後迄に、どう変身するかを知る必要がある。
初期は反転に吊られているようでも、この感じは、いずれ袖元に折り目が生じて来るとか、来ないとか。
抑えの悪さが進むとか、進むどころか抑えが戻ってくれるとか。
そんな思いが浮かんで来るまでの、経験を積む必要がある。
括(クビ)れ部が尾先までにも影響している現れ方を、意識して見る必要がある。
畳まれたり持ち上ったりする袖元の形が、成魚までに段々とどのように影響しているかを見る必要がある。
それは大阪ランチュウ系か、リュウキン系の何方が、何のくらいの割合で、
何方が後先か、何方が強いかの問題になってくる。
 
2013.12.08(Sun)  土佐錦魚TOP
 12月07日   
  
選別思考 1280   
 
土佐錦魚もリュウキン系は、薄い尾で尾先を下げるときがある。
大阪ランチュウ系が下げる時には、尾先よりも尾芯を下げる。
土佐錦魚の後は常に広げている。さらに前は袂(たもと)を振る動きとして、また揺らぎとして、魅惑する舞いを演じる。
その場面は、袖元の締め括りが、終りと始まりになっている。
折り畳まれたようになることは、折り目があることになる。
折り目のある桁返りも、袖元の根元は、隣の条と何ら変わりなく始まっている。根元だけを見ても中葉の変化を予感させない。
根元は畳まれることも、括(くく)られることもされてない。
括(クビ)れ部の尾先へと、徐々に畳まれて行き、括られて行く。
折り目は、平付けが後葉の峡条にまで及んでいないとできない。
折り目になるはずの平付けの峡条の尾先が、反転に吊られて持ち上がると折り目はできない。
 
2013.12.07(Sat)  土佐錦魚TOP
 12月06日   
  
選別思考 1279   
 
琉金の成魚は、上げる、広げる、棚引くを持っていた。
この棚引くは流れに任せたり健康的だったりするが、そこに泳ぎの意思を尾から感じることはない。
土佐錦魚は、上げる、広げる、棚引くの上に舞う(まう)を持っている。
おまけに前進より後退の方が上手ときている。
胸鰭で漕ぐだけでスイスイ泳ぐ。後退の方が自然で、尾の力が抜けて、流れに任せて尾が全開しする。
緊張が泳ぎになっている舞いの趣(おもむき)とは対称的な良さを見せてくれる。後退が出来る金魚はいても、後退の方が上手で趣を魅せる金魚は他にいるだろうか。
土佐錦魚の泳ぎは極めて下手と言える。
下手なればこそ、泳ぎに意思を持って賢明にならなければ、前にも後にも進まない。そこには泳ぎの意思が表明されている。
  
2013.12.06(Fri)  土佐錦魚TOP
 12月05日   
  
選別思考 1278   
 
他の金魚に、尾を折り畳むことをしている種がいるだろうか。
尾を垂らしている琉金が、ふわりと広げた時に「いいな」と感じるときがあったが、土佐錦魚が折り込んだ尾を広げた時には、「スゴい」と、驚きさえ感じた。
土佐錦魚の平付けは、常に見せつけるように広がっている。
反転は上へ掲げ、広げ、或いは棚引くことで、華麗さを演じる。
土佐錦魚も琉金も、広げる、上げる、になっている。
琉金はだらりと下げてジッとしていると、詰まらない。
琉金はだらりと下げているから、上げるだけで良くなる。
挙げて棚引けば、なおさら良くなる。
大阪ランチュウからは棚引きを貰っていない。
大阪ランチュウには棚引く要素がなかった。
 
2013.12.05(Thu)  土佐錦魚TOP
 12月04日  
  
選別思考 1277   
 
中葉は、膜条化が進んでいて、棘条化的に細条を増やさず、さりとて長尾化のように長さを伸ばさず、細条を増やさないことで幅尾化を拒み、
中葉独特の機能となっている。
その時、前葉も蝶尾のように平行状態に近かったら、中葉は縮まることもなく、不自由な泳ぎは極まっていただろう。
土佐錦魚は、前葉の峡条が垂直方向へと立ち上がっていたから、中葉としての働きを取り戻すことが出来たと考えられる。
土佐錦魚は現在の土佐錦魚になってから、上へ立ち上がることも、重ねることも、折り畳むことも、条間膜を広げることも、中葉の特徴を余すことなく叶えている。
袖元は、桁返りの境目よりも、遥かに機能的になっている。
 
2013.12.04(Wed)  土佐錦魚TOP
 12月03日   
  
選別思考 1276   
 
その畳む行為が、そのまま土佐錦魚へ伝わっていることになる。
その畳目が、直角的になってしまったことになる。
鮒尾が開き尾になると、開く作用が常に働くようになり、重ねて畳むことは見られなくなった。
土佐錦魚は一般的な開き尾と異なり、クビレ部の条自体が常に縮んだ状態になり、条はもはや広がる方向性を失っていった。
僅かに条間膜が調節をしていても、峡条が縮んで従来の調整役を出来なくなった時、位置的にも強度的にも必要にせがまれて、峡条が棘条の働きに近付いて行ったと感じられる。
以前に、並細条化が幅尾化傾向、半細条化の棘条化傾向が長尾傾向、膜条化傾向が中葉(クビレ部)傾向と書いている。
この時の課題は、軟条の棘条化、膜条化、多細条化だった。
 
2013.12.03(Tue)  土佐錦魚TOP
 12月02日   
  
選別思考 1275   
 
親骨際も尾芯際もその境目は、棘条関連となる鰭始めに含まれてもおかしくない境目、となっている。
クビレ部(袖元)にも似たようなことが言える。
袖元は、軟条どうしであり、峡条どうしとなる中葉になっている。
鰭終いと似た境目となっている。
桁返りは、広条としての自由度はあっても、棘条に規制されているために、
中葉的な奔放さがない。
鰭始め的境目と鰭終い的境目では、対極的位置になっている。
対極的位置になっているのに、どうして似ているのだろうか。
共通性は、水平方向と垂直方向が、結び付いていることになる。
共通性は、水平方向が固く、垂直方向が柔らかいことになる。
水平方向の後葉は、水平の広条が中条へ近付くと、幅が狭く、短く、押し詰まって、峡条のクビレ部になって行く。
鮒尾が上下を広くする時には、クビレ部を精一杯広げているが、狭くする時には、クビレ部を重ねて畳むように見せたりもする。
 
2013.12.02(Mon)  土佐錦魚TOP

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